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2010年1月27日 (水)

まっすぐな男・第3話「女の秘密」

松嶋(佐藤隆太)が関わったビルが竣工する。

そのビルのオーナーはそのビルの広告に載せるためのモデルを選んでいるんだけれど、なかなかイメージに合う人がいなくて困っている。

それを見て松嶋が相談に乗ろうと話を聞くと、どうもイメージの女性がいるみたいで、携帯の画像を見せてくれる。

その女性は鳴海(深田恭子)だった。

どうやら飲み屋で意気投合した鳴海の思い出を引きずっているらしい・・・。

松嶋が上司に相談すると。

会社は他にも30億円のビル建設の仕事も受注できたら~と目論んでいるため、モデルの仕事を受けるように鳴海を説得してくれと命じられる。

松嶋は、鳴海に一度は断れるものの中華料理をごちそうしたりして、ようやくモデルの件を承諾させる。

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一方、熊沢(田中圭)は、自分と佳乃(貫地谷しほり)をくっつけようとする松嶋にとうとう「佳乃ちゃんがほんとに好きなのはお前だ!」と伝える。

そう聞かされて、松嶋は佳乃と一緒に映画を観にいくことに・・・。

「たまには二人もいいかな」という佳乃に、

「まあなっ!」と照れながら言う松嶋。

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熊沢もほんとに気持ちのいい人なのね。

表情を見てるとかなり佳乃ちゃんが好きなのに。ぐっとおさえて松嶋とうまくいくように応援してあげてて。

佳乃と松嶋はほんとすごくいい感じ~。

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兄がデートだと知った松嶋妹がかいがいしく世話をやいてるのがかわいい。

あのエンジ色のセーターの方がいいよ~って。

意外にも兄想い!

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松嶋と佳乃のデートの日は広告の撮影日でもあり・・・。

熊沢が仕切って、あとは鳴海の到着を待つばかり。

でも、彼女はスタジオには現れない。

デート先でそれを聞いた松嶋は鳴海のいきつけの矢部(渡部篤郎)のバーへ。

そこへお土産の干物を持った鳴海が帰ってきて、大ゲンカ。

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翌日、会社に鳴海の同居人、ゆきえ(佐々木希)が訪ねてくる。

鳴海が約束をすっぽかした理由を話しにきたのだ。

鳴海は幼い頃に父親を亡くし、その後は父の再婚相手と二人で暮らしていたらしい。その義母とは仲が悪く、こっそり300万盗って行方をくらましたままになってるという。

広告に載ってみつかってしまったら、義母は自分を警察につき出すに違いないと思っているのだ。

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松嶋は鳴海の母親の居場所をつきとめ、彼女に会いに行って謝ってこいと諭す。

「お母さんに会って、お金を盗ったことを謝れ。

同僚だった人に聞いたよ。

お義母さんはお前のことをいつも話していた。会いたいんだ」

「そんなことない!

お前はお荷物だ、いなくなればいいと言い続けた女だよ!」

鳴海からその話を聞いた矢部も、義母と会うことをすすめる。

「会った方がいいよ。

昔の恨みつらみ、うんと話してやればいい。

貯めておくより、その方がいいぞ。」

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矢部は・・・てっきり悪い道に引きずりこもうとしてる男なのかと思っていたら、全然違って一歩引いた意見の言える大人、なんですね~。

よく見るといろんな顔芸をしていて結構、おもしろいんですけど。

ポイントがグングン上がってきました。

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松嶋は鳴海と義母を会わせようと、義母の勤めている料亭を訪ねるが・・・。

義母は去年亡くなっていた。肝臓ガンだった。

松嶋は申し訳なさそうにそれを鳴海に伝える。

「みつかったらどうしようって心配して損しちゃった・・・」

鳴海は強がってそう笑ってみせるが・・・。

やがて遺品を渡そうとした松嶋の手を振り払って怒り出す。

「なんでほっといてくれなかったのよ!

死んだら文句言えないじゃん!」

「・・・ごめん」

帰ってと言われ、松嶋は道路に散らばった遺品を袋にもどし帰っていく。

その遺品の中には、おもしろくなさそうに写っている小学生くらいの鳴海の写真があった。

義母がずっとその写真を手元に置いていてくれたことを知り、鳴海は一人、泣き続ける。。。

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落ち込んだ松嶋は妹の美奈(宇野実彩子)に言う。

「ひとりぼっちってどんな気持ちだろ・・・。

想像つくか?

俺たちってほんとうのひとりぼっちって知らないもんな・・・」

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撮影の日。

スタジオに鳴海がやってきてくれる。

「この間はごめん」と謝る松嶋に、

「なんかあったっけ?」と、とぼける鳴海。

ビルのオーナーも鳴海と再会でき満足そう。

撮影がはじまる。

「今度、何かごちそうするから、もっと笑ってくれ~」と言う松嶋に、

「ほんと!」と一気に上機嫌になる鳴海でした。。。

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自分のことを恨んでいるだろうなあ~と思いつつ、でもその人がいてくれると思えることは大切なこと。

その人が生きていてくれるから、本当のひとりぼっちを感じずにいられる。

でも、死んだことを知ったら、自分がひとりぼっちになったことを気付かされてしまう。

とてつもない孤独に襲われる・・・。

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ひとりぼっちになったと教えてしまったことを、鳴海の孤独を、自分の痛みのように感じてくれる松嶋。

ひどいことをしたと思ってくれる松嶋は、とことんやさしい。

そんな風に感じてくれる人の手をはなしてはいけません・・・。

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鳴海からすると、ちょっと荒療治だったかもしれないけれど。

でも、すぐにその心根に気付いて、彼女なりに松嶋に会いに行きました。

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こんな風に自分に積極的に深く関わってくれる人がいるのは幸せなことです。

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このドラマを見てると、なんだか人の縁を考えさせられたりします・・・。

偶然の出会いが重なったり、職場が一緒だったりして知り合いになることが多いドラマの中で、出会ったのは偶然でも、松嶋の人柄を知って佳乃も鳴海も自分から近づいていってます。

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明日はもう会わないかもしれない。会う理由がないから。

そんな間柄でも、また明日会いに行こうと思うこと。

そうやって積極的に縁をつくってく・・・。

相手が会いに来てくれるのを待ってるんじゃなくてね

それって大切なことですね。 

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「まっすぐな男」、お気に入りになってきました。

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