相棒8・第11話「願い」
相棒8~♪
今回はなんだか好きなお話でした。なのであらすじを。
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右京(水谷豊)と神戸(及川光博)はある女性から「古い盗聴器をみつけた。どうしたものか」と相談される。
その盗聴器は壊れていて心配はいらないという右京。
さらに女性から話を聞くと・・・。
その家は16年前に誘拐事件が起きており、さらわれた少女は行方不明のままになっていた・・・。
盗聴器はその事件の時に仕掛けられ、誘拐犯人はそこから情報を得ていたのかもしれないと思った二人は事件を調べなおすことにする。
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二人はまず当時、誘拐された遙と同居していた叔母の涼子(黒田福美)に会いにいく。
すでに遙の母は亡くなっており、身内は彼女だけだった。
しかし、涼子はすでに時効になった事件だと言い、詳しい話をしようとはしない・・・。
机には遙の写真が飾ってあるのに、なぜ無関心なのか・・・右京は不審に思う。
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遙は誘拐当日、友達の夏樹と会う約束をしていた。
その約束に夏樹が15分ほど遅れてきた間に誘拐されていた。
犯人からの身代金の要求は、会社にいた母親や涼子には伝わらず・・・遙の行方や犯人はわからないまま16年が過ぎていた・・・。
関係者として調べられたのは、家庭教師の香坂。
だが、アリバイがあり・・・。
近所に住む絵本作家も疑われるものの、決め手になるものがなかった・・・。
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右京は盗聴器を仕掛けたのは遙宅に入れた家庭教師の香坂なのでは?と推理する。
そして、同じように香坂の生徒だった夏樹に会いにいく。
夏樹は南条義弘という画家と結婚していた。
夏樹が約束に遅れたのは自宅においてあった自転車の鍵が無くなっていたからだった。
またそもそも出かける約束をしたのも盗聴器が仕掛けられていたリビングだった。
だが、香坂のアリバイは鉄壁で・・・。
右京は香坂の共犯者を探すことにする。
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そんな折、特命係に涼子の会計事務所の男性が訪ねてくる。
12月のはじめ、涼子に「イヌイという男から16年前のことで話したい」という電話があり、それ以来、彼女は考え込むことが多くなり心配しているという・・・。
また、鑑識の米沢(六角精児)が捜一トリオが調べている山中でみつかった男の遺体の情報を伝えてくれる。
男は乾と言い、強盗殺人で服役していたが昨年の11月に出所。12月の初旬に死亡していた。
遙の事件と遺体がつながる・・・。
そして、、、乾のマンションに残されたお札の指紋が香坂のものと判明。
右京は香坂の共犯者は乾で、彼は出所後、香坂をゆすっていた。それで香坂が乾を殺害したのだろうと神戸に言う。
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そこにあらたな誘拐事件が起こる。
夏樹が誘拐されたのだ。
犯人はあっさりと5千万円を奪取するが、夏樹の携帯で居場所を突き止めた警察により逮捕される。
犯人は香坂だった。
だが、夏樹がいると思われた箱の中には携帯があるのみ・・・。
夏樹は別の場所で無事保護される。
香坂は「乾の息子」に脅されて誘拐を手伝っただけだと主張する。
だが、乾には息子はおらず・・・。
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警察に逮捕された香坂は16年前の事件を全面的に自供する。
研究費を使い込み、追い込まれていた香坂は乾と組んで遙の誘拐を計画したのだった。
香坂が言った場所から遙の死体が発見される。
そして香坂は、夏樹の事件は16年前のことを詳しく知っていた「乾の息子」に脅されたのだと言い張る・・・。
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※ ここから解決編です。
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遙のお墓に集まっている関係者たち。
そこへやってくる右京と神戸。
「乾の息子」は南条義弘だった。
彼は遙の件で疑いをかけられ、後に自殺した絵本作家の息子だった。
その義弘の母親、妻となっていた友達の夏樹、そして叔母の涼子・・・、
関係者4人が、16年前の真相を引きずり出すために香坂にかつてと同様の誘拐事件をおこさせたのだった。
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事の発端は12月に涼子にかかってきた乾からの電話だった。
彼は涼子に16年前の真相を詳しく語った。そして、1千万円くれればこの真相を警察に話すと取引を申し出る。
真犯人が逮捕され遙が無事にもどってくることを信じていた関係者たちは何一つ願いが叶わなかったことに失望する・・・。
それでも涼子は乾の証言で今は教授になっている香坂の過去の犯罪を暴くことができるのならとお金を用意する。
だが、それ以来乾からの連絡は途絶えてしまう。
再び真相は闇の中に・・・。
涼子達は乾から聞いた誘拐事件の真相をネタに香坂を脅し、自供を引き出すための罠を仕掛けたのだった。
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4人は右京らに警察に連れて行ってほしいと頼むのだった・・・。
(敬称略)
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導入部分がとっても良くて、おもしろいぞ~っていう匂いがプンプンしてました。
相棒8では、無人バスの回もゾクゾクしたんですが、中盤から雰囲気が変わってしまって私としては残念だったんですよね。。。
まあ、それはいいとして・・・、
今回はそのおもしろいぞ~が最後まで続いてとてもよかったです。
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もうすこし時間を長くして、じっくり描いてくれたら、もっと強い余韻を残す作品になったんじゃなかなあ~と思ったり・・・。
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それと、今回に限っては、右京さんが「すべてがつながりました」と言った時、私も一緒にうん!と頷くことができました。(笑)
はじめてだあ~~。右京さんと一緒に真相がわかったのは~~。
関係者全員が犯人だったという・・・。
かなりイレギュラーなタイプのお話。
こういうのすっごく好きなんです。
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しかし、時効を迎えた後、犯人の片方が被害者の叔母に真相を話し、警察にも言ってやるから謝礼をよこせって・・・。
あまりの要求にびっくり。でも有り得る話ではありますよね・・・。
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さて、来週は神戸メインのお話みたい。
ちょっと、いや、かなり楽しみです。
(くだけた文章にするといいつつ、またお固い文章にもどってきてるよお~ )
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