外事警察・第1話「テロリスト潜入」(全6話)
その男に、騙されるな。
世にしられざる警察が存在する。
街に深く潜行し、決して姿を見せない「ウラ」と呼ばれる特殊班。
警視庁公安部外事4課住本班。
スパイ天国と言われる日本で対国際テロ秘匿捜査の精鋭部隊。
(公式HPの解説より)
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(敬称略)
3ヶ月前。
ここ数年、世界で起こったテロで重要な役割を果たしたと言われているのがコードネーム「FISH」。
その「FISH」が日本に潜入しているという情報がCIAからもたらされる。
ガセなのでは?という公安部外事4課、住本(渡部篤郎)に警察庁警備局長、有賀(石橋稜)は言う。
「例の会議が開催されることになれば・・・日本は彼らの格好のターゲットだ」
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SATの訓練を見学する内閣官房長官、村松久美(余貴美子)。
有賀は、これを機に「警察は国際テロの脅威に備え準備しないといけない」と訴えようとするが・・・。
「日本はテロの標的にはなりえないわ。
だから、国民のプライバシーを脅かすようなあらたなテロ法など必要ないし、公安外事の予算削減の見直しも必要ない」と村松は一切、聞く耳をもたない。
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豊島南署の松沢陽菜(尾野真千子)は突然異動を命じられる。
異動先は公安部外事4課。住本班。
陽菜はさっそく住本について現場に出る。
この日の監視対象はゴルビア大使館三等書記官ラモン・バルガス。
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ラモンは食事のあと、住本班の目の前で車をぶつけてしまう。
翌日、その相手と会うラモン。
相手は谷村テックの谷村社長だった。
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谷村テックは社長自身が開発したイオン式ガス漏れ探知機を発明。それで年商12億の企業へと成長していた。その後、爆発物検知器の開発にも成功。
だが、ガス漏れ探知機の設置場所である集合住宅で死者1名、負傷者3名を出す事故が。
原因は不明だったが、これを機会に業績が悪化。
負債額は3千万円。倒産の可能性が高いと言われていた。
谷村は連日、資金繰りに奔走していた。
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谷村テックの爆発物検知器は、部品の一部を解析すればセンサーに引っかからない爆発物をつくることができるという。
ラモンはそれを目当てに谷村に車をぶつけたのだった。
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住本はラモンの情報をもたらした自分の「協力者」のニケにもう一人の方も調べてほしいと依頼する。
「敵は大きい。日本の警察はテロリストを逮捕できるんですか?」
ニケの問いかけに住本は苦笑する・・・。
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ラモンは、谷村の現状に同情するフリをして爆発物検知器の現物を売ってほしいとお金を渡す。
勝手に国外に技術提供はできないんだと断る谷村。
ラモンはさらに自分は外交官なので空港もノーチェック、あなたには迷惑がかからないと食い下がるのだった。
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一連のやりとりを聞き、住本は谷村を利用することにする。
谷村がラモンに爆発物検知器を売り渡せば、無許可で軍事技術を提供したものとして逮捕できる。そして、同時にラモンを確保しようというのだ。
陽菜はそのために谷村を犯罪者にするのかと反発するが、そうなるかどうかは谷村次第だと一蹴される。
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ラモンは再度、谷村と交渉しようとする。
「うちの技術は人を救うための技術。それを世の中に証明したい」と苦境に立たされても技術者の誇りを失わない谷村は、ラモンの提案をきっぱりとはねつける。
「うちの技術が欲しければ正規のルートで申し込め!馬鹿にするな!」
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そんな折、谷村テックにベンチャーファンドから投資の話が持ち込まれる。
「うちの技術は一級品、これでわが社は立て直せる!」
谷村は大喜びするが・・・。
ベンチャーファンドからの投資話が立ち消える。
落胆し、再度追い詰められた谷村は、ついにラモンと連絡を取ってしまう。
「うちの技術が欲しければ、5千万現金で用意しろ・・・」
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その受け渡しの場所で谷村は逮捕され、ラモンも同行を求められる。
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住本は、田村と名乗りラモンと対峙する。
「あの金はどこから出ていたのか、どの国から出ていたのか。
調べさせていただきます。
まさか、お国から出ているわけではないでしょう?
外交官がテロリストの片棒を担いでいたら、家族はお国で暮らしていけるのか。
・・・お友達にならないか?守ってやるよ」
住本はラモンをあらたな「協力者」にする。
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陽菜は住本にたずねる。
「志願していたわけではないのに、なぜ私が公安に?」
「人の弱みにつけこんで、不幸を利用する。それが俺たちの仕事。
イヤならもとの部署にもどればいいだけだ。
お前は、自分から性犯罪担当を志望したんだろ?
性犯罪担当なら警察組織でも女が食い込みやすいと思ったんだろ?
この仕事に向いてるよ、お前は・・・」
住本は陽菜の野心を見抜いていた・・・。
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心が荒んだと公安外事を辞めて行く五十嵐が、陽菜に忠告する。
「ひとつだけ忠告しとく。あいつは信用しないこと」
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住本が公園のベンチにお金の入った封筒を置いてゆく。
それを取りにあらわれたのは・・・ベンチャーワールドの男。
最終的に谷村を追い込んだ男は、住本が雇ったのだった。
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おもしろかったです。
今回は外事課がどんなところなのか、あとメンバー紹介の回でした。
でも、かなりいろんなことが盛り込まれていました。
じっくり釘付けの初回でした。
住本の全貌ってまだわからないですが、かなり壊れた雰囲気をもっているのでこの先のお話がすごくなりそうですね。
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しかし、ベンチャーワールドの男は住本が雇っていたなんて・・・。
彼の怖さをにじみ出てましたね。。。
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そんな住本を疎んじているのが、倉田警備企画課理事官(遠藤憲一)。
外事4課の係長、滝沢を使って住本のことを探らせてました。
倉田は警察内の綱紀粛正を担当しているらしいです。
住本はロシアを担当していたときに悪い噂があったためとか。
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それから住本の少年時代のシーンもありました。
あと、有賀は住本の父に貸しがあるみたい。
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今後、どう絡んで来るのか楽しみです
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コメント
こんにちわ~お久し振りです
いや~恐ろしいドラマが始まったもんですね。
住本という男はいったいどんな男なのかすぐに興味がわいてきました。
国益のためという理由で人はここまで冷徹になれるものなのでしょうか・・
家族には仕事の内容は隠して普通のサラリーマンを装ってるような感じでしたよね。
しかし渡部さんって、こういうダークサイドの役がぴったりですよね~
部下の方たちも個性的(って追尾の時には気配消してましたが・・笑)でいかにもな感じがいいですよね。
エンケンさんがこれまた冷酷そうな雰囲気でしゅてきです。どっちが最期に生き残るのか見守りたいですわ~
投稿: きこり | 2009年11月17日 (火) 14時34分
こんばんわ~きこりさん!!
お久しぶりです~♪
ようやく見ているドラマが重なったのでうれしくてTBを送らせてもらいました!
コメントもいただけてうれしいです。
>いや~恐ろしいドラマが始まったもんですね。
住本という男はいったいどんな男なのかすぐに興味がわいてきました。
ほんとに。主人公が一番怪しいなんて、ほんと恐ろしいドラマです。(笑)でも楽しみ~。
>国益のためという理由で人はここまで冷徹になれるものなのでしょうか・・
陥れてましたもんね。最後の種明かしにはビックリしました。ここまでするか~って。
田口さんの熱演も光ってました。
>家族には仕事の内容は隠して普通のサラリーマンを装ってるような感じでしたよね。
あれを見ていて、夫の仕事ってあまり細かく聞かないものなのかな~とちょっと不思議になりました。アメドラなんかだとよくありますけれど・・・。
>しかし渡部さんって、こういうダークサイドの役がぴったりですよね~
ぴったりです!!!!
もうなんていうかバッチシでしたわ!
うれしいったら。
でもまだダークサイド部分はさわり程度ですよね。これからそれが炸裂してきたら、もっともっと渡部さんでよかった~と思うことでしょう。
俳優としてかなり好きなんです~!
あの怪しさは渡部さんにしか出せません。
>部下の方たちも個性的(って追尾の時には気配消してましたが・・笑)でいかにもな感じがいいですよね。
あの追尾してる時のさりげなさは良かったです。
ほんとに気配が消えてましたもんね。五十嵐っていう女性刑事も良かったので今後も出てほしいです。
>エンケンさんがこれまた冷酷そうな雰囲気でしゅてきです。どっちが最期に生き残るのか見守りたいですわ~
冷酷そうでしたね~。これから住本と騙しあいの勝負になっていったらおもしろそう。
渋い役者さんばかり登場していて、かなりポイント高いです。
余さんがどうからんでくるのかも興味津々。
土曜ドラマはやっぱりいい味出してます。
待ってた甲斐がありました。
投稿: とわ@きなこ庵 | 2009年11月17日 (火) 22時55分