アンタッチャブル・第5話「盗聴された女」
美鈴(芦名星)の部屋にあった死体は美鈴の妹のものだった。
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鷹藤(佐藤智仁)の知らせで現場に駆けつけた遼子(仲間由紀恵)は、菅原の言い残した言葉「あんたの身近な人間」が気になる。
鷹藤は不審な動きをする城之内(酒井敏也)が犯人なのではないかと言い出し、遼子はこの件を調べようとするが・・・。
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アンタッチャブルの編集長はアイドル彩香とJリーガーの交際発覚の件を取材しろと命じる。
テレビでは、その二人が出演。交際発覚したのは占い師マーサ(三浦理恵子)が暴露したせいと訴えていた。二人の交際を知っていたのは彼女だけだったからだ。
番組に出ていたマーサは否定し、犯罪コメンテイター楠田(中村獅童)は他の存在をほのめかすのだった。
楠田は全国規模の探偵養成学校を経営する楠田エージェンシーの代表。
楠田にひと目惚れした遼子はいそいそと取材に出かけていく。
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楠田は遼子らを連れて、彩香のマンションに出向き盗聴器を発見する。
それを見た遼子は美鈴の部屋も調べてもらうことに。
そして、そこでも盗聴器が発見される。
楠田はとても協力的で、城之内の自宅前から電波が出ていたと教えてくれる。
その上、城之内と菅原は熱心なラボネイチャリングの会員だったことが判明。
ラボネイチャリング。
エコ商品を販売することで活動資金を得ている環境保護団体。
そのラボネイチャリングから出てくる城之内を目撃して遼子と鷹藤は彼への疑いを深める。
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遼子は取材のついでにマーサに占ってもらうことに・・・。
マーサは、遼子に楠田はあなたの運命の人と言い切る。
喜ぶ遼子だったが、その後、両親の不幸な死に言い当てられ仰天する。
両親は遼子が中学生の時、放火され焼死。犯人はまだ捕まっていなかった。
犯人を見つけるために刑事になった洸至、真実を知りたくて記者になった遼子・・・だった。
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占いの直後、遼子に近づいてくる楠田。
遼子の誕生日を一緒に祝いたいと言われ、彼女は有頂天になる。
「できる男はやることが早いわね~」
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遼子の過去を知っていたマーサ。急に遼子をくどきはじめた楠田。
遼子は自分の過去を編集長に話したことがあった。鷹藤はそれを知り、楠田に編集部を盗聴されているのではないかと疑い調べ始める。それは的中し、彩香の時と同じ盗聴器がみつかる。
編集部には名なしの権兵衛からファックスが届く。
「深入りはよせ。傷を負いたくなければ 名なしの権兵衛」
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遼子と鷹藤は城之内に菅原との関係をたずねる。
彼と菅原は、ラボネイチャリングの環境保護に心酔していたときの仲間だった。
城之内はすぐに脱退したが、最近、菅原からラボネイチャリングのために大きな仕事をすると聞いて止めようとしたがダメだったという。
そのため、せめて真相究明をしようとひとりで調べまわっていたのだった。
鷹藤は城之内の無実を信じ、引き続き彼の身辺を調べると言い出す。
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遼子は楠田と約束したホテルに行く。
だが、そこで楠田から城之内が怪しいという話を聞き、鷹藤が心配になる。
遼子は鷹藤に電話するが、それには城之内が出て・・・。
慌てて鷹藤のもとへかけつける遼子。
・・・二人はラボネイチャリングの前で張り込んでいた。
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遼子は城之内からラボネイチャリングの役員リストを見せられる。そこにはマーサと楠田の名前があり、二人が長年グルであったことを証明していた。
楠田は探偵学校の卒業生に盗聴させ、その情報を提供し、マーサはそれを占いに利用していた。
さらに、ラボネイチャリングは国政に出る準備をしており、楠田はその有力出馬候補になってるという。
ラボネイチャリングの政党に出資する慈善団体の中で一番資金を出しているのが永倉の日本募金振興会。
ラボネイチャリングからすると最も影響力をもつ募金振興会への誹謗中傷は許せない。
だから、楠田が美鈴の妹の殺害したのだろうと城之内と鷹藤は言うのだった。
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そんな時、遠山(要潤)から美鈴と連絡が取れないという電話が。
遠山は電話では東京をはなれていて美鈴のところに駆けつけられないと言いながら、実のところ、東京の永倉HDのビルの前にいた・・・。
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そんなことは知らず、美鈴の入院先に駆けつける遼子達。
美鈴は城之内と鷹藤に保護されるが、病室に残った遼子はやってきた楠田に襲われる。
「あなたの身近な人間に美鈴殺害を依頼されました。
あなたのことは依頼されていないが私の判断で殺すことにします。
依頼者は、名なしの権兵衛。
事件の真相をもみ消そうとする人間が名なしの権兵衛だ・・・」
遼子の問いかけに次々と答える楠田。
遼子のところへ戻った鷹藤が楠田と乱闘になるが、力及ばず・・・。
楠田は遼子の兄、洸至(小澤征悦)に射殺される。
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時を同じくしてマーサが自殺する・・・。
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遼子はもちろんこの事件を記事にするが、またまた編集長によって削除される。
「うちのスポンサーである永倉HDの募金団体に疑惑が向けられるような記事は載せられない!」
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遼子は、永倉HDはラボネイチャリングの実態を知らないで資金を提供してるに違いないと永倉に会いに行く。
だが、永倉にはまったく相手にされない。
その帰り、名なしの権兵衛のファックスの送信元であったコンビニが永倉HDのビル内にあることをみつける。
そして、そこに編集長がいた・・・。
名なし権兵衛は編集長?
遼子は彼を疑いはじめる。
(敬称略)
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ラボネイチャリングという組織が増えて、ややこしくなってきた~・・・。
ドラマ内でも表にして説明されてましたが、あれがなかったら頭の整理できませんでした(笑)。
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名なしの権兵衛と永倉HD、その下の日本募金振興会、そこから多額の資金が流れているラボネイチャリング・・・。
そして、ここが政党をつくって国政に出ようとしている。永倉も政治的発言が増してきてる・・・。
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しかし、遼子の洞察力はどうなったんでしょうね・・・。
口元の微妙な動きで見破れるんじゃなかったのかな・・・。
楠田にひと目惚れするんじゃなくて、怪しいと疑いをもって近づく方がよかったかも。その後、くどかれてふらふら~の方が彼女らしいかも。(笑)
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今回、「身近な人物」っていうので、まず疑われたのが城之内。
城之内は菅原と知り合いで独自捜査をしていただけだったんですね。
疑いが晴れて、今度は編集長を疑う遼子。
兄が断然怪しいと思うのだけれど・・・。
遼子が信頼しきってる兄を疑うのはもっともっと後のことですよね。
そりゃあ~。
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それより、鷹藤は遼子のことが好きなんですね。
でも彼もちょっと怪しかったりして、今後の展開が楽しみです。
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