アンタッチャブル・第2話「盗作しあう二人の作家」
芥川春彦(京本政樹)と夏目龍堂(相島一之)という人気小説家が同時に「闇夜のカーニバル」という小説を発表した。
だが、店頭に並んだ小説はタイトルから本編までそっくり。
マスコミは盗作したのはどちらかという話題で騒然となる。
遼子(仲間由紀恵)は大ファンである芥川の肩を持ち、夏目の大ファンである美鈴(芦名星)は彼の肩を持つ。
二人はこの盗作疑惑の真相を探ろうと、それぞれ好きな作家を取材することに。
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そんな折、週刊アンタッチャブル編集部に小説原稿が送られてくる。
「闇夜のカーニバル」の原本だった。
遼子らはさっそく送り主である山形文化大学の学生、吉行に会いに行く。
実際に小説を書いた女子学生、ひとみは、芥川と夏目に原稿を見せに行った帰りに駅のホームから転落して亡くなっていた。
吉行は彼女の死因に疑問をもっており、二人の作家がそれに絡んでいるはずだと訴える。
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遼子と美鈴はそのひとみの原稿のことを芥川と夏目にぶつけてみる。
先に観念したのは美鈴の魅力に負けた夏目だった。
夏目は出版社から闇組織に関する小説を依頼された。その企画はすでに映画化など巨大プロジェクトと同時進行しており、もし小説が書けなかった場合、かかった莫大な費用は夏目に請求すると出版社は脅していた。
出版社の望むような小説が書けない夏目は徐々に追い込まれていった。
そんなところにひとみが素晴らしい小説を持ち込み、その後すぐに事故死。
夏目は誘惑に負け、彼女の作品を盗作することにしたのだった。
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芥川もまったく同様の状況に追い込まれており、同じように誘惑に負けたのだった。
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遼子は二人に同じテーマで小説を依頼し、盗作を仕向けた組織があるのでは?と考えるようになる。
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そこへ、兄(小澤征悦)から電話が・・・。
吉行が「ひとみを殺したのは自分」という遺書を残して自殺したと教えてくれる。
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遼子からすべてを聞いた芥川は告白する。
「僕と夏目はずっと闇社会を描いてきた。
それで、政府諮問の都市安全委員会の委員に選ばれたんだ。
そこで二人で、カルト教団や過激政治組織、暴力団から人々を守るため、闇組織の資金を規制するために法案を提案した。
その後、暴力団の脅迫がはじまった。
ところが、出版社の原稿依頼を受けてからはぴたりと嫌がらせ止まった・・・。
僕らを殺してもすでに賛同者を得た法案を廃案にはできない。
だから、こんな盗作騒動を起こして法案を推進する僕たちの評判を落とそうとしたんだろう・・・。
あの小説も女子大生一人に書けるわけがない。口封じのタメにひとみも吉行も殺されたんだろう・・・」
芥川のもとには「名無しの権兵衛」から脅迫ファックスが送られてきたという。
驚く遼子らを前にして、悪意の第三者は彼だろうと芥川は推測する。
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数日後、マスコミを避けるために病院に静養入院していた芥川と夏目が不審な死を遂げる。
一体誰が、何の組織がこんなことを・・・遼子は果敢に真相を追究しようとする。
だが、週刊アンタッチャブルの編集長は消極的で、週刊アンタッチャブルでその話題を取り上げようとはしない・・・。
(敬称略)
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編集長が消極的は理由は、昔、暴力団詐欺をスクープして、何日も監禁されたことがあり、そのときお金で解決してくれたスポンサー企業の意向に沿って編集しているからなんですね。
そのスポンサーが永倉HD。寺島進さん演じる永倉社長なんですね。
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ところで、悪意の第三者「名無しの権兵衛」が二人の作家を陥れた首謀者とその組織だと思っていいんですよね?
それぞれの出版社が小説を依頼して二人を追い込んだんだけれど、その向こうに闇の組織があるということで。
なら、遼子はその手がかりを掴むために出版社に突撃しないといけないような気がするんですが。
それはしないのかしら・・・。
出版社が全然出てこないのが不思議でした。
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それと、兄は二人の作家を以前から知ってるんですね。
このことで法案が廃案になると悔しがってました。
この兄、何かあるのかな・・・。怪しい。今後は絶対に出番が増えてきそう。
遼子とのからみは、妙なおかしさが漂っていて大好きなんですけど。(笑)
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今回は編集部の美鈴がクローズアップ。
美鈴の取材テープを聞きながら色めきだってる編集長たち、笑えました。
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次回も楽しみです。
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