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2008年12月 4日 (木)

相棒7・第7話

今回のは相棒の持ち味というか、警察組織のお話でした。

いやあ~、良かったです。

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小野田も出てきたし・・・、今回はお好み焼きでしたね。

相変わらず右京をうまく利用してる。憎らしいほど。(笑)

それから、なんと!

イタミンの株がここにきてグンと上がってきましたね~。

薫ちゃんの元相棒だけあって、正義感を埋もれさせてないところは素敵ですわ。

大河内も久々に登場しましたし、ほんとに大満足の回でした。

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スクーター通り魔事件の容疑者が取調べ中に死亡した。

野村警部補(金山一彦さん)による乱暴な取調べが原因だった。

野村と、それを目撃した取調べ監督官の下柳(鈴木浩介さん)は、取調べには問題がなかったと上層部に報告する。

上層部は解剖を行わず死因を脳梗塞として発表。警察には落ち度がなかったと早々に記者会見する。

だが、監察官の大河内(神保悟志さん)は野村の取調べに疑問を持ち、また伊丹(川原和久さん)は捜査自体に不信感を抱く。

そんな時、小野田(岸部一徳)から事件を聞かされた右京(水谷豊さん)は、容疑者の遺体に不審な点を発見。いつものように独自捜査をはじめる。

そして、薫(寺脇康文さん)と共に警察内部の隠蔽体質と、通り魔事件の真犯人をあぶりだしていく。

・・・。

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そういえば、取調べがきちんと行われるために、録画するとか、弁護士さんを同席させるとかという話題が以前出てましたね。

アメリカの刑事ドラマだとよくある光景ですが、日本ではそれは実現されることはなく、結局、警察官による取調べ監督官が取調べを監視するということになったんですね~。

全然知らなかった・・・。

今回のドラマは、身内が監視するということの難しさを見事に表現してたような気がしました。

下柳のようにその任務についたら、真実を闇に葬っていく役割を担うことになりかねないですね。

最後の野村の異動先が取り調べ監督官なんて・・・、ものすごいドロドロのオチでした。

でも、相棒らしい結末で、とても好きかも。

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来週も大いに期待してます!

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2008年秋ドラマ」カテゴリの記事

コメント

とわさんは,こういう男性的な話がお好きなのですか。
 今回も,重い話でしたよ。「男の辛さ」を描くエピソードは,コメントするのも気が重い。女性が全然出て来ないので,私には娯楽性がほとんどゼロでした。伊丹君が珍しく活躍かと思われた画面もありましたが,不完全燃焼。だったら,米沢君でしょう。でも,これも活躍の割には,完全な脇役扱い。見ている我々の方が,不完全燃焼でした。
 警察組織が持つ負の側面を告発するのがメイン・テーマ。それを現場の刑事と取調べ監督官に集約させて見せてくれたわけですが,しかし,彼らを取り巻く様々な「思惑」が何というプレッシャーになっているのでしょう。神経の細い人では,勤まりませんね。
 「絵」的には,タイヤ痕の証拠保管室に集まった刑事,監督官,伊丹,監察官そして右京さんの5人がそれぞれの思惑を代表していて「壮観」でした。しかし,四重五重の圧力に耐えかねて,気の弱い監督官が自害してしまう。取調べ中に頓死した最初の被疑者もまた不運でした。あんな可哀想な人たちも居るのですねぇ。
 右京さんだけは,例によって強い。もともと組織人としての協調感覚が乏しい人です。そして,並外れた優秀さが彼の「自由」を保証しています。今回も,真相を見事に暴いて,結果的に大勢を救ってくれました。でも,彼には彼の言い分があるみたい。
 それにしても,官房長は老かいだなぁ。右京さんをうまく利用して「腹芸」をやっています。彼の「独り勝ち」でしたね。ほんとに憎たらしい(頼もしい?)・・・
 摂田寛二:ゴンゾウ評論家,チャングム評論家

投稿: 摂田寛二 | 2008年12月 5日 (金) 00時01分

こんばんは~、摂田さん。

>とわさんは,こういう男性的な話がお好きなのですか。

好きというか・・・。推理もあり、個人の立場、気持ちもしっかり描けていて、その上、組織の問題まで浮き彫りにされているなんてお話としては秀逸だと思うんです。見応えありますよお。

>今回も,重い話でしたよ。「男の辛さ」を描くエピソードは,コメントするのも気が重い。

ほんとに「男の辛さ」を描いてましたね。。。

>女性が全然出て来ないので,私には娯楽性がほとんどゼロでした。

ですが、小野田とか、大河内が久しぶりに登場したり。普段はほとんど3人1組として描かれている捜一トリオが、今回は伊丹と三浦のキャラの違いもはっきり表現されてましたし。
こういうお話がたまにあると、ドラマが引き締まる感じがします。。。

>警察組織が持つ負の側面を告発するのがメイン・テーマ。それを現場の刑事と取調べ監督官に集約させて見せてくれたわけですが,しかし,彼らを取り巻く様々な「思惑」が何というプレッシャーになっているのでしょう。神経の細い人では,勤まりませんね。
 
ほんとにそうですね。無理難題のひずみがあの警察官に一気に集まった感じでした。正義を実行したくて警察官になっているのだから、その反対のことをするのは・・・辛いことだと思います。

>右京さんだけは,例によって強い。もともと組織人としての協調感覚が乏しい人です。そして,並外れた優秀さが彼の「自由」を保証しています。

右京さんの分析、すごいですね。
ほんとにそのとおりですね。

>それにしても,官房長は老かいだなぁ。右京さんをうまく利用して「腹芸」をやっています。彼の「独り勝ち」でしたね。ほんとに憎たらしい(頼もしい?)・・・

右京さんはどう思ってたんでしょうね。
ほんとに何か文句がありそうな感じでしたね。

でも、官房長のような人がいないと、これまた右京さんのようなキレる人があの組織内にいられるかどうか・・・。
小野田がいないと「相棒」は成り立たないのかもしれないですね。

投稿: とわ@きなこ庵 | 2008年12月 7日 (日) 22時08分

とわさん、こんばんは。
もう狂ったように忙しくて未だにアップ出来ませんが(-"-;)

それにしてもこの感じ、「相棒」の本領発揮でしたね!
一時間もので小野田官房長とラムネが出るのも久しぶりでしたし。

裁判員制度はあちこちで取り上げられていますが、
警察内部でもこういう制度が始まるのですね。
私も全然知りませんでした。
>今回のドラマは、身内が監視するということの難しさを見事に表現してたような気がしました。
まあ、右京さんは誰であろうと平気で物申す方ですが(←一応褒め言葉です)。

>それから、なんと!
>イタミンの株がここにきてグンと上がってきましたね~。
>薫ちゃんの元相棒だけあって、正義感を埋もれさせてないところは素敵ですわ。
そうでしょう♪(笑)
目上の立場の人を告発することは
実社会ではシステム的にも感情面でも難しい。
うやむやな決着に納得できずひとりで所轄に乗り込んで行ったイタミンの方が、
案外薫よりも右京さんに近いのかしら?と見てしまいました。

ラストで小野田と話す右京さんの表情が
先日観た『黙示録』のそれと重なってしまって、
これも薫の卒業に繋がっていくのかしら?と深読みしてしまいました。
別の警察署に行くのかと思っていましたが、
まさか取り調べ監督官への移動なんて・・・。
>でも、相棒らしい結末で、とても好きかも。
同感です。
「season 7」では一番"「相棒」らしいドロドロ加減(苦笑)"かもしれませんね。

さあ、ようやく時間がなんとかなりそうなのでこれから取り掛かります。
・・・明日には何とか(´‐`;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)。

投稿: sannkeneko | 2008年12月 7日 (日) 22時09分

こんばんは~、sannkenekoさん。

>もう狂ったように忙しくて未だにアップ出来ませんが(-"-;)

お互い、ゆっくり行きましょう。
私も更新はかなり遅くなってますから。

>それにしてもこの感じ、「相棒」の本領発揮でしたね!一時間もので小野田官房長とラムネが出るのも久しぶりでしたし。

相棒らしいお話でしたね。
そうそう!大河内というよりラムネという方がわかりやすいですね。(笑)

>まあ、右京さんは誰であろうと平気で物申す方ですが(←一応褒め言葉です)。

あはは。ほんとにあの強さ、すごいですよね。
でも、いつかポキッと折れてしまいそうな危うさもあるんですよね。それがまた右京さんの魅力になってますけど・・・。

>そうでしょう♪(笑)
うやむやな決着に納得できずひとりで所轄に乗り込んで行ったイタミンの方が、案外薫よりも右京さんに近いのかしら?と見てしまいました。

ちょっと意外なほど行動力がありましたね。見直しました。イタミン。
なるほど~、右京さんに近いかも!案外、薫ちゃんのことが羨ましいのかもしれないですね。イタミン。

>ラストで小野田と話す右京さんの表情が先日観た『黙示録』のそれと重なってしまって、これも薫の卒業に繋がっていくのかしら?と深読みしてしまいました。

私も同じでした。
それと、薫ちゃんが右京さんについていけないと言う場面があったときも。これが卒業につながるのかな~とか思っちゃいました。
今シーズンはどうしてもいろいろ考えてしまいます。。。
ほんと、寂しさが募ります。

>「season 7」では一番"「相棒」らしいドロドロ加減(苦笑)"かもしれませんね。

ほんと、今回のお話はピリっと引き締まりました。

>さあ、ようやく時間がなんとかなりそうなのでこれから取り掛かります。・・・明日には何とか

楽しみに待ってます。
毎回、読ませてもらってむふふ~と笑わせてもらってます。

投稿: とわ@きなこ庵 | 2008年12月 8日 (月) 00時18分

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受信: 2008年12月 8日 (月) 21時04分

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