NHKかんさい特集「スローなバス旅へようこそ」
~日本最長路線 奈良・和歌山~
奈良県橿原市の大和八木市駅~和歌山新宮駅を結ぶ全長168キロ、所要時間6時間半の日本で最長の路線バス。
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大阪に住んでいますが、こんな路線バスが走ってるなんてまったく知りませんでした。
もう番組タイトルを見ただけで、ワクワク。
路線バスに乗るの、大好きなんです。
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通常、和歌山の新宮、紀伊半島の南端に行くとなると、JR特急で天王寺から大阪湾沿いを和歌山市、白浜をとおって外回りで辿りつくのが定番。
というか旅行ならこのコース、3時間半。(笑)
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今回のは、紀伊半島のど真ん中を縦に駆け抜けます。
地図で見ると、こちらの方が断然近道に見えるんですが、奈良、和歌山の山深いところを通っていくので、運転は大変そう・・・。
路線バスの運転手さんはさすがプロ。クネクネ道中なんのその。
でも、大阪からでも、奈良の十津川温泉から熊野本宮の3つの温泉を巡り、新宮に出るというロートは車で楽しむ人は結構いると思います。
私は怖くてできませんが・・・。
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さて、本編の番組。
番組では、この路線バスにテレビのカメラマンさんがお客として乗り込み、終点の新宮までの車窓、車内の風景を映し出してました。
道中の出会いを楽しむ43分。
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新宮行きの路線バスは一日3便。
ホイールの間が短く小回りのきく車体のバスが活躍しています。
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出発は大和八木市駅。
かなりたくさんの人が乗り込みます。
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まずは、畝傍山~二上山を見ながら通過。
出発から、1時間20分で紀ノ川を渡り、天辻峠へ。
こちらの辻堂という地区は、斜面に沿って吉野建てという方法で家が建っているため、道幅の拡張が容易でなく、道幅が狭いそう。
運転手さん、かなりテクニックがいる運転が続く。
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乗車してきたお客さんに気さくに声をかけ、道中の名所を必ず紹介してくれる運転手さん。6時間半の行程をひとりで運転するなんてすごすぎます。
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バスは奈良県の最南端。十津川村へ。日本一広い村として有名。
ここで、バスは20分休憩。
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その間に乗客は谷瀬の吊り橋へ。
鉄線で釣られた橋は頑丈だけれど、とっても繊細で優美な風情。足元から遥か下の川が見えるし、歩くたび揺れるしで怖そう~~。でも、一番の人気スポット。
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大和八木市駅を出て、4時間。
ここまでで、まだまだ全行程の半分もいってない。
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休憩が終わって発車したバスは、十津川村南部平谷地区へ。
ここが、十津川温泉のあるところ。出発から4時間20分後。
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十津川温泉は、すべての温泉が源泉掛け流し。
お魚は新宮から届くので山奥だけれど新鮮なものが食べられるという。
温泉目当てでやってきた観光客が降りていく。
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ここから新宮まで50キロ。あと2時間で到着。
バスは十津川村を抜けて、紀州と大和との県境を越えると、バス停本宮大社前に。
熊野本宮大社のあるところです。
こちらから乗り込んできたのは、白装束の女性修験者の方。
定年を機に家族からはなれ、単身こちらへやってきたとか。今は山々を歩き修行をしているそう。熊野古道や大峰山をめぐっているそう。
世俗から離れて解き放たれているのか、清々しい感じの女性でした。
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本宮の近くには、湯峰温泉、渡瀬温泉、川湯温泉と3つの温泉が点在する。
時折、落差のある滝の横を通り過ぎていくバス。
写真に撮りたいくらいのいい光景でした。
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バスは熊野川にそって南下。
バスに浴衣姿の女性達が乗り込んできたかと思うと、熊野速玉大社で下車。
お祭りがあるという。扇立祭。
この速玉大社は地元では縁結びの神で知られているという。
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そして、いよいよ新宮駅終点。
所要時間は6時間29分。料金は5000円少々。
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いやあ~、楽しい番組でした。
私、白浜から紀伊勝浦までは行ったことがあるんです。
那智滝(なちのたき)を見て、帰ってきたんですが、新宮までは時間がなくていけなかったんです。
本来なら、今回登場した新宮の熊野速玉大社から、熊野川を北上して本宮大社、瀞峡(どろきょう)ヘ行って湯峰温泉で泊まるというプランを加えたかったんですよね。
今回のを見て、奈良の十津川村~新宮プランも断然行ってみたくなりました。
路線バスでの2泊3日の旅。
いいですね~~。いつか実現したいです。
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