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2008年9月15日 (月)

ゴンゾウ・最終話「夏のおわり」

終わってしまいました。。。。

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乙部が真犯人だと断定される。

佐久間(筒井道隆さん)は休暇から復帰し、部下を連れて井の頭署にやってくる。

黒木(内野聖陽さん)は発奮して乙部逮捕の指揮をとろうとするが、岸から渡されたコーヒーを飲んだあと、眠りに落ちてしまう。

目を覚ますと、そばには佐久間ひとりがいる。

「他のみんなは乙部逮捕のために成田にむかいました」

「佐久間~!俺が手柄をたてるのがそんなにイヤか?!」

黒木は佐久間と殴り合いのケンカをする。

慌てて事情を説明するルミ子(吉本菜穂子さん)。

「違うんです!理沙先生(大塚寧々さん)に頼まれたんです!」

「あなたはこれを解決して、自分も死ぬつもりだって。それが杏子の意志だと信じてると。だからあなたに解決はさせません」とそれに続く佐久間。

理沙に自分の気持ちを見抜かれていた黒木はただただ絶句する。

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備品係で待機し続ける黒木と佐久間。

ルミ子はインコの巣の中に乙部の持ち物があるのをみつける。

インコのQ太郎は理沙の患者が彼女のところに持ち込んだものだった。

早速、理沙のところに連絡する黒木。だが、その電話に出たのは、成田に向かったはずの乙部だった。

乙部は理沙を連れて姿を消す。

黒木は佐久間とともに乙部の行方を追って、彼の生家にむかう。

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広い敷地内を捜索するうち、佐久間は乙部に撃たれてしまう。

黒木は撃たれながらも、乙部と理沙をみつけだす。

乙部は、黒木に理沙への恨みを切々と打ち明ける。

「僕が人の愛し方がわからないですと先生に相談したら、先生はただ与えればいいと教えてくれた。

だから、愛を知らないかわいそうな人たちになんでもしてあげた。殺人だって。

でも返ってこなかった・・・。愛なんてこの世にはないんだよ。

僕は先生にだまされた。だから先生も僕と一緒に死刑になるんだ」

「お前のやっていることは愛なんかじゃない。

愛に裏切りはない。

乙部、この世界は愛であふれてる。愛でいっぱいだ」

「へえ・・・、なんか、ごめんなさい・・・」

乙部は突然、理沙を解放し、持っていた拳銃で自殺をはかる。

だが、咄嗟に隠し持った拳銃でそれを阻止する黒木。

杏子が望む時、その拳銃から弾が発射されて自分を死なせてくれると思っていた黒木は、この展開に驚く。

杏子は黒木の命を守っただけでなく、その拳銃で自分を殺した相手の命さえ守ったのだった。

その顛末に黒木はただ大声で泣くしかなった・・・。

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数日後、負傷した黒木と佐久間が話す。

「お前が俺をうらんでいても仕方ない。お母さんの体がああいう風になったのは俺のせいだ。・・・すまん」

「そんなんじゃないですよ。

あなたのかわりに13係を率いて2年。ずっとあなたの亡霊と闘ってきた。どんなに成績をあげても僕には耳鳴りのように聞こえる。黒木ならもっとはやく解決したろと。

亡霊なら勝てないけれど生身のあなたなら勝てる。あなたを叩きのめして見せ付けたかった。黒木はもう終わったんだって・・・」

「そんな必要はないさ。お前はあのころの俺より優秀さ。もうとっくに追い抜いてる」

「僕もそう思ってました。でも違った。あなたは落ちこぼれたんじゃない。もうひとつ上に行ってたんだ。いつか勝ちますよ」

佐久間はさわやかにそう言い放ち、去っていく。

黒木は再び、備品係にもどる。

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いや~、良かったです。

ほんと細かい伏線がいっぱい。最後に見事にすべてがつながって驚きました。

一番、すごいなと思ったのは、黒木の隠し持った拳銃の役割。

最後にそうなるかあ~と感動しました。

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それと、佐久間の本心がわかったのも良かったです。

母のことで恨んでというより、黒木より自分の方が能力が高いんだと周囲に思い知らせたかったというのは、納得のいく理由でした。

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また、黒木も佐久間も最後までキャラがブレなかったのも良かった。

特に黒木。ずっとあのまんま。徹底してましたね。(笑)

理沙先生との間は進展するんでしょうか。進展してほしいな。

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それと、何度も書いてますが、筒井道隆さんがやっぱりいい~~!!

ほんとに刑事モノに出てくれてありがとう~ってお礼を言いたいくらい。

刑事の筒井さんって素敵でした。

スーツの背中フェチの私には、このドラマ、お宝映像満載となりました。

もう今年はドラマ出演はこれでおわりなんでしょうかね。

もっと見たいな。

また刑事モノに出てほしい・・・。

探偵モノでもいいです・・・。

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ゴンゾウは続編作れそう~なんで、いつかまた見たいなあ。。。

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ゴンゾウ~伝説の刑事~」カテゴリの記事

コメント

終ってしまいましたね~
このドラマにはやられました。
最初から最後まで見た人は、この脚本のうまさにみんなうなっちゃったんじゃないでしょうか。
>一番、すごいなと思ったのは、黒木の隠し持った拳銃の役割。
そうですよね、あんなに何度も自殺しようとしたのに弾は出なくて、理沙の命も救ってくれたなんて・・
筒井さんしゅてきでしたよね~
とわさんスーツフェチなのですね。
私もキリッとスーツを着てる方にはキュン!です。
だから魔王の大野君のスーツ姿にもいつもときめいていました(笑

投稿: きこり | 2008年9月16日 (火) 14時29分

こんばんは~!
終わってしまいましたね。
脚本、力作でした。すごく見応えがありましたね。

筒井さん、良かったですぅ。
今回はいっぱい見ることができてほんとにうれしかったです。

えへへ。スーツフェチなんです(笑)。
筒井さん、似合ってましたよね~。

それと!大野君のスーツ姿も素敵でした!!
袖からちらっと見える白いYシャツが清潔感とか上品さとかをプラスしててドキドキ。
大野君にはまたスーツ姿で登場する役をやって欲しいです。
バラエティでの嵐の大野君に魔王成瀬の片りんがないのがなんとも悲しい~。。。


投稿: とわ@きなこ庵 | 2008年9月16日 (火) 22時46分

はじめまして。
 当方は,東京在住の男性,68歳,自称アマチュア数学者です。
 一昨年と昨年は『チャングム』に惚れ込み,今年は『ゴンゾウ』にイカレました。自分のサイトにそれぞれ長文の評論を書いているくらいです。もし,お気が向かれたら,私の拙い「ゴンゾウ評論」を御読みいただきたいと存じます。
 私がブログ・サーフィンした限りでは,女性方には,理沙先生嫌いが多い印象を受けました。誰もが,黒木と結ばれてほしくないみたいで,私は実はその点に興味を覚えております。
 ところが,貴女は違うようですね。違和感は感じないのですか。
 私自身は,理沙先生を熱心に弁護する一派です。
 黒木の病気が重症なので,理沙先生の言動はああでなくてはいけないのです。私の評論では,その点に少し触れています。
 確かに乙部君の異常に気づかないなんて,かなり「ヤブ」ですが,理沙先生は警察関係の職員のための嘱託医であって,心療内科でしょう。犯罪心理学は勉強していないと思いますよ。
 そして,乙部君は,彼女に自分の「闇の部分」を何も告白していないと思います。イケメンの甘えに弱い女医さんとしては,簡単に騙されてしまいましたが,彼女に責められるべき罪があるでしょうか?
 続きは,また。

投稿: チャングム評論家 | 2008年10月 5日 (日) 23時49分

はじめまして!コメントありがとうございました。
「ゴンゾウ評論」読ませていただきました。
とっても熱くて、ゴンゾウを楽しんで見ておられたことが伝わってきました。私もはまって見ていたので、共感するところが多くうれしかったです。

>ところが,貴女は違うようですね。違和感は感じないのですか。

全編を見て黒木は理沙先生のことが好きなんだろうと思ったので。
それに理沙先生は大事なところでは黒木の心理を正確に読み取り救っているんですよね。そのことを黒木は静かに受け入れているし。彼を側面から支えたのは彼女なんで杏子への思いが落ち着いたら、新しい恋もいいのでは?と思ったんです。

投稿: とわ@きなこ庵 | 2008年10月 6日 (月) 22時22分

きなこ庵のとわさん,ご返信有り難うございます。
 私の評論を早速にもお読みいただき,嬉しくも恐縮に存じます。
 貴女の理沙先生に対する見方は,実に真っ当だと思います。古沢良太先生のご希望通りの受け取り方だと,勝手に推察しています。貴女のお人柄の良さのゆえでしょう。
 しかし,このドラマには,およそ説明らしい説明が無い。観る者がどう解釈しても良いという一面があり,それがこのドラマの特長の1つなのですが,様々な人物解釈が行われています。私のそれも,結局は単なる一解釈なので,異論・異説は大歓迎なのですが,謂れなき誹謗・中傷には,どうにも抗議したくなってしまいます。
 理沙が同年輩の女性にいくら嫌われるタイプでも,彼女の「善意」を疑うことはできません。「黒木君と彼女が結ばれるなんて許せない」とまで言うのは,「暴論」ですよね?

 とはいえ,私の予想では,黒木君と理沙先生が結ばれる確率は実は低いと見ています。
 いくら黒木君がそれで救われても,彼が「人畜無害」の「幸せな恐妻家」になり,それで終わってしまうというのは,どうにも考え難い。
 彼は,また別の可哀想な女性に肩入れして,結局は彼女を救えず,また自分を責めて,何度も死にたくなるのではないか? 歴史は繰り返すのではないか?
 最終回の最後に,ラヴバードがつがいになっていましたね。あのシーンは,黒木と理沙のハッピーエンドを象徴していると普通は解されますが,例のノヴェライズした小説版『ゴンゾウ』にはそういう描写は無いそうです。おそらく脚本にも無かったのではないか。
 演出陣が独自の解釈を施して付け加えたのだと,私は考えています。
 2人が結ばれてしまったら,もう続編は作れない。
 黒木君の不幸を望む者では決してありませんが,彼が不幸でないと,次の「心のドラマ」が始まらないのではないか。... 極論ですが,私はそう考えています。


投稿: チャングム評論家 | 2008年10月 7日 (火) 00時59分

こんばんは!
なんだか誉めていただいて、うれしい限りです。

>「黒木君と彼女が結ばれるなんて許せない」とまで言うのは,「暴論」ですよね?

それはもしかすると、黒木ではなく、内野聖陽さんのファンの方なのかもしれないですね。

>最終回の最後に,ラヴバードがつがいになっていましたね。

あのつがい、私は勝手に黒木と杏子だと思っていました。

杏子が自分を恨んで死んでいったわけではないとわかって、ようやく黒木の心に杏子が笑顔でいるようになった。その象徴のように思いました。
杏子の事件を解決した後も刑事として復活せず、彼女との約束を守って備品係での勤務を望んだことからもそうじゃないかなと。。。

黒木はまだまだそんな状態なので、理沙との恋の進展はもっと先になりそうだと私も思います。でも、黒木は危うい人なので、理沙がそばで見守ってくれていたら安心です。

>2人が結ばれてしまったら,もう続編は作れない。

続編、いいですね。期待しています。

その時は、二人はまだまだ今のままで。
続編の中で恋人に進展というのはアリかも。

あの黒木が白いタキシードを着て、理沙にごちそうするシーンをよく思い出します。大人同士のかわいいデート、もっともっと見てみたいです。

そういえば、黒木と備品係のルミ子のやりとりも息がぴったりで最高でしたね。

投稿: とわ@きなこ庵 | 2008年10月 9日 (木) 20時19分

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