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2008年7月19日 (土)

魔王・第3話「女帝のカード。死者の代弁者」

おもしろい!!!

今、私が見ているドラマの中ではダントツでおもしろいです。

しおりにカードが送られてきて、どうなるんでしょうね。

成瀬は彼女まで手にかけるのか、彼女も過去の事件に関係してるのか、来週が待ち遠しいです。

ってしめてどうする。

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陽介(脇知弘さん)は発作を起こして死亡。

医師は、死因は病気によるものだと告げるが、直人(生田斗真さん)は、予告殺人だと納得しない。

そんなところにしおり(小林涼子さん)から電話が。

残像で見たクマのぬいぐるみを少女が持っていたというのだ。

そこから、少女の母、多恵(奥貫薫さん)が浮かび上がり、彼女のところに取立てに来ていた男が陽介だったことを知る。その上、多恵のもとにも「雨野真実」から宅配が送られてきていた。

多恵が陽介の死に関係している、直人は多恵の必死で行方を探し始める。

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ここらへんは、畳み掛けるようにテンポがよくて気持ちよかったです。

あれよあれよという間に、陽介と多恵が結びついて。。。

直人の走りっぷり、素敵でしたね。

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そんな中、直人はしおりにぬいぐるみの確認をしてもらう。ずぶ濡れでやってきた直人にしおりは驚く。。。

直人はそこでようやく親友を亡くしたことに涙する。

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どしゃ降りの中 、親友を亡くして泣く直人のそばにいてくれるしおり。

直人はきっとしおりが好きなんでしょうね。自分では気付いてないかもしれないけれど。

自分は濡れても直人の方を傘の中にいれてあげるしおり。優しい。

好きなシーンです。

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今度は、しおりのところに「雨野真実」から宅配が届く。中には、女帝のカードが。

「女帝のカード・・・神話の中の女神。大地の母で自然の支配者を意味しています」

しおりはそう直人に説明する。

直人や警察は、自分達の捜査に彼女が協力したため、雨野の次のターゲットになったのではしおりの身を案じる。

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そんな時、多恵の滞納していた家賃を一括で払ったのが成瀬だと判明。

成瀬は多恵を伴い、警察に出向く。

多恵は追い詰められて陽介に対して催涙スプレーをかけ、彼にぜんそくの発作をおこさせてしまったのだった。

成瀬は多恵の正当防衛を主張し、認められる。

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一方、しおりは成瀬に、自分はものから残像を読み取ることができると告白する。そして、そんな自分が警察に協力したために警察の判断を狂わせてしまったのかもしれないと泣く。

「神様ではなく、悪魔から与えられた邪悪な力なんじゃないかって・・・。悪魔に利用されてる気がして・・・、悪魔が私の中にいる・・・」

それを聞いた成瀬の表情に迷いが・・・。

「・・・あなたが悪魔なら世界中、悪魔であふれていますよ。悪魔は別のところにいるんです」

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しおりはやはり利用されてますよね。成瀬の表情がそれを物語ってました。

それに、しおりは成瀬が好きなんですね。

彼女は直人に泣かれた時に、自分の責任も感じていたんでしょうね。それを隠して、ただただ直人を励ました。

そして自分の思いは成瀬に聞いてもらった。好きな人の前で泣くんですね。

これも今回の好きなシーンです。。。

でも、しおりって誰かに触れるとその人のことはわからないのかな。。。もしわかるなら、しおりがどんなに慕っても、成瀬はしおりに触れることもできないんですね。成瀬がしおりを思っていても復讐を果たすまでは触れることはできないし。

それもロマンティック~。。。 

イマイチ、彼女の能力の範囲がつかみきれてないのでどうなのかわからないですが・・・。

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娘を連れて帰宅した多恵。その様子を木陰からじっとみつめる男が・・・。

それは、直人たちの同級生で出版社に勤める、山野(清水優さん)だった。

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どうやら彼が娘にぬいぐるみをあげたり、公園から連れ出した男のよう・・・。

1話にもちらっと出ていたし、どうやら直人たちの周辺をうろうろしてるみたい。多分、成瀬とは面識なく、彼も操られている人の一人なんでしょうね。

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しおりは直人に連絡する。女帝のカードが自分に送られてきたのは、自分に死者の代弁者になってほしいのかもしれないと。

そして、しおりは直人と共に、カードで見た残像の場所を辿り始める。。。

・・・たどり着いたのは、直人の母校だった。

直人は校舎の中を歩き、かつての自分が起こした事件の現場にたどり着く。

蘇ってくるあの日の出来事。封印していた思い出に圧倒されうちのめされる。

直人の後をついてきたしおりも、何かを思い出したのか驚愕して立ちすくむ。

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直人が母校に向かうところから事件現場で放心状態になるまでは、彼の苦しさがバンバン伝わってきて見てるこちらも息苦しくなるほどでした。

1話の現場の再現の時もそうでしたが、封印してしまいたいことを思い出さされる時の苦しさ辛さの描写がすごいです・・・。 

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3話は、ほんと成瀬にいたぶられてる直人が気の毒になりました。

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それと、直人&成瀬&しおり以外にも、いろいろ細かに進展しつつあります。。。

麻里(吉瀬美智子さん)と葛西(田中圭さん)。

不倫現場を誰かに写真に撮られていたし。宗田(忍成修吾さん)に二人の関係を知られているし。。。夫典良(劇団ひとりさん)にバレるのも時間の問題ですね。

この二人の不倫ってすごい波紋を呼びそうですね。

しかし、3週連続のキス。来週はもういいです。

あまりラブラブな感じに見えないし・・・。

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最後に、大野智さんと生田斗真さん、いいです~。

もう「魔王」にはまってます。

直人が成瀬の意図したとおりに悪意の沼の中に落ち込んでいくのを見るにつけ、成瀬の非情ぶりが浮かびあがってくるというか。。。

大野さんのニヤリとする悪意の表情、ちょっとここにきて怖いくらいに迫力を帯びてきていますね。

今後、どこまで演じきられるのか、すっごい楽しみになってます。

生田さんも熱血刑事を熱演。今はジワジワと苦しめられてますが、今後どう反応していくのか、とても楽しみです。

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来週もワクワクして待ってます。

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なんだか凄い展開になってきましたね。 [続きを読む]

受信: 2008年7月20日 (日) 11時20分

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