ホカベン・第6話「少年死亡事故・後編」
いいドラマですね。
このドラマが始まると、手をとめてじっと見入ってしまいます。
こんなこと珍しいです。。。
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授業で海に泳ぎに来ていた生徒の一人が水死した。
前編では水死した生徒がイジメを受けていたのでは?というのを匂わせて終わりましたが、後編ではそれがひっくりかえりました。
水死した生徒はイジメをしていて、そのイジメをうけていた生徒達の報復として殺されたのが真相でした。
意外な展開でした。
「私は、誰を救うことができたんだろう。
考えれば考えるほど、怖くて後ろをふりむけなかった。
振り向いたら、弁護士をやめなきゃいけない、そんな気がして・・・、
私はただひたすら歩き続けることしかできなかった・・・」
このラストの灯(上戸彩さん)のセリフがずっしりと心に響きました。
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灯と殺人を犯した生徒達との会話は、穏やかで悪意が浄化されていくようでした。
灯の説得だけで終わらず、担任の先生が自分の保身一辺倒から教師としての使命感を取り戻したシーンがあったこと、良かったです。
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灯は自分の弁護士としての信念を、いろんな案件に携わることで試されてる。
見ているこちらも、彼女の信念やまっすぐな気持ちの強さ加減を、回を経るごとに理解できていっている感じです。。。
そこらへんは、灯のサポートをしてるしおり(戸田菜穂さん)の距離感と一緒かも。
当初、灯とかなり距離をおいていた彼女が、今回は励ます側に。
こんな風に静かに時間をかけて相手を徐々に認めていくしおり。
なにを考えてるのかわからなかった彼女の立ち位置が今回、やっとはっきりしてきました。
「私も自分をごまかすことはできませんから」
しほりも、正義感の強い熱血タイプだったんですね。
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灯はプロボノに戻ってきては、杉崎(北村一輝さん)に逐一経過を報告してましたが・・・。
そのたび起こる言い合いは、あまりに遠慮がなさすぎて、まるで兄か父親に鬱憤をぶちまけているようだわ~と、ちょっとおかしかったです。
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その杉崎のセリフ。
「あいつの言葉には妙な力がある。
こっちが落ち着かなくなるよ」
同じ熱血弁護士だった杉崎が、灯の言葉に揺さぶられてる。
それを聞いた工藤(りょうさん)はどうおもったんでしょう。
そのせいで、灯の解雇に反対したような気も・・・。
灯のためというより、杉崎やエムザのために彼女を置いておきたかったような気配ですね。
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ところで、その杉崎の中の眠っている獅子がガガ~~と起き出すのは、もうすぐ?
杉崎サイドのお話もそろそろ動き出してきました。
こちらのお話が前面に出てくるのがちょっと楽しみになってます。
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コメント
こんにちわ~
私も、このドラマけっこう好きだな~って今回思いました。
多分視聴率そんなによくないでしょうけどね・・
弁護士の領分からはかなりはずれてたし、個人プレーがめだっちゃったけど、灯の少年達を見捨てたくないというまっすぐな気持ちが伝わってきて・・
ただ、倉木も言ってた通り、こういう性格だと生きていくのは辛いでしょうね・・
投稿: きこり | 2008年5月23日 (金) 14時04分
こんばんは~
重いんですけどね。なぜか見続けてます。
今回はしかし、灯ががんばらなかったら、真実は隠されたまま・・・それも考えると怖ろしいことです。。。
きこりさんのレビューでも書き出されてますけど、「私は誰を救うことができたんだろう」ってセリフ。
重いけれど、よく伝わってきました。
ぶつかりながら経験を積んでいく灯、今後どうなっていくのか、見てみたいです。
意外とものわかりのいい片瀬の方が粘りはないかもしれないですね。。。
ところで、杉崎、素敵ですわ~。
もう、惚れちゃってます。
投稿: とわ@きなこ庵 | 2008年5月23日 (金) 22時26分