おせん・第6話「憧れのハンバーグデート」
おせんのお見合い。
あんなに楽しくお酒が飲めて、話もあって、すごくいい相手。
パーフェクト!でしたよね。
おせん、いい人に出会ったね~なんてうれしかったんですけど。。。
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このお見合いがダメになる理由、まったく予想がつかなかったです。。。
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お見合いおばさんが、おせん(蒼井優さん)にお見合いの話をもってくる。
戸惑うおせんだったが、普通の女の子のようにデートするのもいいですよ~とシゲ(余貴美子さん)に背中をおされ、約束の場所に出かけていく。
お見合い相手は文武両道、容姿端麗の大学の准教授、千堂(小泉孝太郎さん)。
千堂とおせんは一緒にビールを飲み、すぐに意気投合する。
「最近は本物の店がどんどん姿を消し、見てくればかりで中身のない店が増えました。
これも時代の流れなんでしょうか。
私は時代などには流されず、いつでも物事の本質を見抜ける目をもっていたい。
その目の鍛錬をいかにするか?
それは、おのれを磨くことです」
千堂は持論を展開する。
おせんは、普通の女の子として大切にしてくれた千堂に好感をもって帰宅する。
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ものすごくいい感じ。千堂、パーフェクトですわ。
おせんがいつも思ってることを千堂、思っているようですしね。
すごくいい人・・・。
うれしげなおせんの表情がかわいくて、かわいくて。
おせんを待つ一升庵の面々は妙にソワソワ~。
清二まで意味なく真剣に包丁を研いでいておかしいったら。
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好奇心でおせんのデート現場に出向いた留(向井理さん)、健太(奥村和史さん)、江崎(内博貴さん)は、千堂の人柄を知ってこの縁談を応援する気になる。
でも、当のおせんは千堂とつきあうことに躊躇する。。。
「踏み出すには勇気がいりますからね~」
その言葉を聞いた江崎はシゲ同様、おせんの背中を押す。
「そんな大げさに考えることじゃないんじゃないかな~。
とりあえず踏み出してみて、違ったら方向を変えればいいんだし。
俺なんかそんなばっかりですよぉ~。
ジグザグでも進んでれば何かみつかったりするし。
止まってるよりおもしろいっすよ~。
絶対! 」
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いいこといいますね~。よっちゃん。
ほんとにそうだっっっ!
6話でやっといいこと言いました!
ようやくよっちゃんがアドバイスできるお題がきたってことなんですかね。
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江崎の言葉に励まされ、おせんは千堂とのおつきあいを続ける気になる。
そして、次のデートはかねてから行きたかった洋食屋さんにハンバーグを食べに連れていってもらおうと思い立つ。
だが、それを伝える間もなく、千堂は一升庵で食事がしたいと言い出す。
いそいそと準備をはじめるおせん。うれしさを隠せない様子。。。
一升庵に一人でやってきた千堂は、出された料理に感動する。
そばについてその様子を見守るおせん。
食事が終わって、ふと千堂は自分の使っていた箸に目を落とす。
それは彼の手の大きさにあわせて作られた手作りのお箸だった。
お見合いの日、通常の割り箸は使いにくいと千堂が言ったことを覚えていたおせんが用意したものだった。
ほんの一瞬、手が触れた時におせんは、自分の手の大きさを見切っていたのだと知った千堂は大感激する。
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けれど、次に彼の口から出た言葉は・・・。
「恐れ入りました。。。
・・・おせんさん、このたびのお話はなかったことにしてください。
やはりあなたは普通の女性ではない。
あなたは素晴らしい女将です。
これほど女将という自らの使命を受け止め、おのれに磨きをかけている人物を私は知らない。
私など、あなたの境地にはまだまだ遠く及びません。
もう一度、おのれを磨きなおしてまいります。
いつの日かあなたにふさわしい男になれるように・・・」
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はあ~、、、
お箸を手作りしたおせん。大事な人にそこまで心をつくせるなんて、温かいなあ~と私は泣きました。。。
私が男なら絶対に惚れるなあ~、絶対に惚れてるなあ~。。。
・・・なのに、その直後に縁談を断られるなんて・・・。
頭がついていきませんよ。もう。。。
大体、道場破りに来て敗退したみたいな断りっぷり。
修行かい・・・。まったく。。。
「はっきり申しましょう」、これですね。何度も繰り返すと思った。
見切ってしまう人なんですね。千堂は、相手も自分も。
普通の女性だと思っていたのに、女将業を見てしまうともう普通の女性とは思えなくなってスゴスゴと退散・・・。
おせんは、普通の女性として扱われたかったのにね・・・。
お箸はお客へのおもてなしではなく、千堂への想いからしたことだろうに。
千堂、いい人だったのになぁ~。
おせんのことも一升庵のことも深く理解して大事にしてくれそうな人だったのに。。。
お見合い断られたおせんが、かわいそうで、かわいそうで・・・。
もう少し、しなやかさがあれば・・・一緒に育っていくという手もあるのに・・・。
今回のテーマは、「育てる」じゃないのかい・・・。
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おせんはお見合いを断られてしまう・・・。
江崎はそんなおせんを励まそうと、肉を買い込んでくる。
そして、おせんを巻き込んでハンバーグを作り始める。
【 江崎風ハンバーグの作り方 】
★いろんな肉を包丁で叩いて、ひき肉を作る。
つなぎは使わず、にんにくと生姜のすりおろしたものと葱のみじんぎりをくわえて、肉をこねる。一人分ずつ、丸めて皿に並べる。
そして、そのタネの上にコショウをふる。
熱したフライパンに牛脂をなじませ、ハンバーグを入れる。
焼き色がついたら、裏返して、火は弱火。
その後、フタをして蒸し焼きにする。
ハンバーグに串をさして、肉汁が透き通っていたら中まで火がとおってる証拠。
仕上げに日本酒をかけて、フランベ。
焼きあがったハンバーグを皿に盛る。
その後のフライパンに、みりんとしょうゆをいれ、最後にレモンをたっぷり絞りソースを作る。
それをハンバーグにかける。上にちょこっとオニオンスライスを添える。
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出来上がったハンバーグはみんなから大好評。
おせんもおいしいの笑顔で、千堂への思いがすこし遠のいた様。。。
江崎は板長からも誉められて大喜び。
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店が終わった後、皿洗いをしている江崎のところにおせんがやってくる。
「おせんさん、あのハンバーグの割引券、一緒に行きませんか?
俺もあそこの食べてみたいんっすよ。
ね! 行きましょうよ~」
江崎はとても気軽におせんを誘う。
「・・・はい」
おせんはにっこり笑ってうなづく。
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普通の女の子のようにハンバーグを食べに行きたいという、おせんの願いをかなえてくれたのは・・・よっちゃんでした・・・。(笑)
いいけど。
今回はよっちゃんのいいところが出てました。
見ている私も、なるほど~よっちゃんにはこういういいところがあるのね~と発見しました。軽いだけじゃなかったのね。
板長にも認められて、みんなで和気藹々。
良かった~♪ 良かった~♪
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あと、前回の金継ぎに続いてのいい話。
焼き物の世界では、使いこんで使い込んで器に味が出てくるのを「育てる」っていうんだよ~。 これも素敵です。
急須とともに、育っていってるよっちゃん。
もしかして、よっちゃんとおせんの関係も?
それはどちらでもいいけれど・・・。
一升庵の面々がチームワークがよくなってきて、益々楽しくなってきました。
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来週も楽しみです!!
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