ホカベン・第7話「大きな試練」
いつものふくみのあるものではなく、結構後味のいい、すっきりした結末が待ってました。
2話分の重いお話かと思っていたんですが、1話で終了してちょっとホッ。
それと、今回は杉崎の過去の事件もあきらかになりました。
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今回は強姦致傷事件。
加害者は未成年。1年前にも強姦未遂を犯していた。
灯(上戸彩さん)は男の弁護を引き受けるかどうか迷うが、計画性がないことと、深く反省している姿を見て決意する。
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元々、この件は所長(大杉漣さん)が杉崎(北村一輝さん)にふったものだった。
加害者の源一は、戸塚という市議会議員の息子。
エムザのかかわっている公害訴訟には戸塚議員の協力が必要だった。
所長はそのため彼の息子の弁護をして最悪でも執行猶予を勝ち取り、戸塚に恩を売っておきたかった。
そこで、かつて不可能と思われていたクライアントの執行猶予を勝ち取ってきた杉崎の力量をあてにしたのだった。
けれど、杉崎は灯にその件をまわした。
杉崎自身は弁護をするつもりはない。。。
彼は、7年前、強姦致傷事件で加害者の執行猶予を勝ち取ったために、自由になったその男が再び被害者を追い掛け回し自殺に追い込んでしまったという過去をひきずっているからだ。
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どうやら、杉崎は依頼人のために不可能を可能にする敏腕弁護士だったみたいですね。
私はもっと灯に近い正義感の強いタイプだったのかと思ってました。
工藤(りょうさん)は、灯はかつての杉崎と同じタイプだと言ってましたが、どこが似てるんだろう?過去の杉崎は工藤や片瀬と同じようなタイプとして描写されてましたけど・・・。
今なら同じタイプかもしれないですけど・・・。
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被害者の死体を発見したのは杉崎。
それ以来、弁護士としても活動を放棄してしまっている・・・。
今回の事件で苦悩する灯と同じ立場で苦悩する杉崎。
いくら懸命に弁護しても、悪人を野放しにすることにしかならない・・・杉崎は苦い経験でそれをよくわかってるのだ。
そして二度と同じ過ちを犯したくないと願ってる。
そんな灯のところに源一の友人が訪ねてくる。
事件が計画的犯行であり、友人はそれに協力させられたと打ち明ける。
灯から話を聞いた杉崎は、友人が被害者側の弁護士のところへいくように仕向けろとアドバイスする。
裁判の日、被害者側の証人として登場する源一の友人。
真実を暴露され、暴れる源一。
その裁判は、灯がはじめて負けた裁判となった。。。
エムザの所長は杉崎の「裏切り」を非難する。
杉崎ははじめて灯を飲みに誘う。
裁判に負けたのに、表情はとても清々しい二人だった。
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裁判のあと、杉崎は所長から散々文句を言われてました。
あの流れで、私は杉崎はエムザを辞めるんだろうと思っていたんですが、そこまではいかなかったですね。
あの所長なら、即解雇しそうですけど・・・。
設立以来のメンバーだからそこまではいかなかったのかな?
どうも所長と杉崎の関係がよくわかんないですね~。。。
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あと、工藤&片瀬チームは、なんだか冷酷すぎて怖いんですけど・・・。
まだ、工藤は現実的なクールさが出てるけど、片瀬は極悪非道な表情をしてる。。。
これって伏線なんでしょうかね。。。
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「杉崎先生、本心を聞かせてください!」
「死刑になればいいんだよ。
暴力で女を犯すヤツなんて、誰が弁護したいんだよ。
俺だって人間だよ。それくらいわかってるよ。
何が正しいかくらいわかってるんだよ。
法律が正義だ?そんなヤツを守るために弁護士になったんじゃないんだよ!
お前に言われなくったってわかってるんだよ!
これが俺の本心だよ!」
閉ざしたままの杉崎の本心を引きずり出したって感じでしたね。
今回で杉崎と灯の信頼関係がきっちりと出来上がった模様。
上司という立場以外に信じる気持ちがプラスされて、今までのぶつかるだけの関係から脱却できそう~
灯の声もちょっと小さく穏やかになるかな。
「俺はお前の教育係だから」
「初めて知りました・・・」
灯・・・負けてないです。(笑)
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でもまだ灯は杉崎の過去の事件を知らないですね。
どうなっていくんでしょう。
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次回は医療ミスの話みたいですね。
来週も楽しみにしています。
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