あしたの、喜多善男・最終回「生きるか、死ぬか」
良かったです!ほんと良かった!
ただ、あんなに心配していたしのぶちゃんは放置かい~~!
自殺を思いとどまって平太と帰るシーンで、早くしのぶちゃんに電話してあげて~~と心で叫んでいたのに、、、最後まで彼女の笑顔がなかった・・・。
いいけど・・・きっと満面の笑顔だろうと想像できるから。
でも、ちょっと切なくないかい?
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最後、キレイにまとまりました。
1話から最終話まで、書き上げたって感じですね。
見ているこちらも、静かな達成感があります。
脚本家さんって、みんなこんなドラマを書いてみたいんじゃないかなって、ふと思いました。
キャスト全員にきちんと重要な役割があって、最後には一歩ずつ前に進めた。
11日間で死ぬと言い続けてきたドラマでしたが、ものすごく良い余韻を残したドラマになりました。予想以上に。
3ヶ月、とても楽しかったです。
喜多善男は、視聴率があまりよくなかったんですが、最後まで描ききってくれたことに感謝しています。テレビ局さん、スポンサーさん。
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本編ですが。
なんと!
みずほ(小西真奈美さん)の夫の件、犯人は森脇(要潤さん)だったんですね・・・。
警察につかまった森脇は人相がやさぐれていて、ビックリでした。
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みずほも自分の気持ちを受け入れることができて、呪縛から解き放たれたし、これからは会社の立て直しですね。
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平太(松田龍平さん)はリカ(栗山千明さん)に去られちゃったけど、お互いためにはこれがいいのかもしれない・・・。
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杉本(生瀬勝久さん)は結構いい役でした。
最初はすっぽんのように喰らいつく、しつこい調査員といういや~な雰囲気を漂わせていましたが、話がすすむにつれ、人間味も出てきて、クセはあるけれどバランスのとれた人として、親しみを感じたりして・・・。
杉本メインのドラマなんかもおもしろいかもしれないですね。
どうですか?スペシャルで?その後の善男(小日向文世さん)も見たいし。
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なんだか一番人情味があるのは、踊り子さんたちだな~とこの3ヶ月、何度か思いました。
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善男は利用されてきた自分を受け入れ、絶望の中に。
そんな善男のすべてを理解して、平太は追いかけていった。
自分を、他者を、許すこと。それが救い。。。
なかなかできることじゃないから、善男ももがき苦しんだ。
善男の生き生きとした最後の姿は、すべてを許せ、気持ちが解き放たれたってことなんですね。
そして、なんといってもこれが一番、平太という友人ができた。
悪者になれない、「いいヤツ」平ちゃんが一緒にカレーを食おうよといってくれる。
年齢を超えて、友人ができるなんてほんとに素敵。
二人肩を組んで夜の街を歩いていく後ろ姿がなんとも言えず良かったです。
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エンディングの後。
各話での、善男の「カレーを食べての笑顔」特集が流れました。
あのほわ~~~おいしい~~ の笑顔満載。
あの笑顔はすごいです。パッと表情に光がさすんですから。。。
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喜多善男、味わいのあるいいドラマでした。
生まれ変わって生きていくという夢のある終わり方。
ここまで、良い気分にさせてくれるなんて思ってなかったです。
スペシャルで、再会したいですね。
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そうそ、しのぶちゃんの稽古シーンに島田雅彦さんがちらっと出演されてましたね。
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