夏樹静子サスペンス「四文字の殺意ひめごと」
普通の日常をおくる「母」のこころの中に、するりと忍び込んできた恋。
それがどんどん膨らんで、夫と娘をおいて家を出ようとしていたのに、その直前で殺されてしまう。
誰が殺したのか・・・愛人?夫?娘?
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母(妻)に阿木耀子さん、愛人に津田寛治さん、夫に平泉成さん。
娘に内山理名さん。
娘と父と母の光景がとってもマッチしていたので、この家族を置いて出るなんて考えにくかったです。
つい、母が愛人に走って、二人の関係は長続きしたのだろうかと考えずにはいられなかったです。。。
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ラストの言葉が印象的でした。 羽=恋するこころ、かな。
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背中の羽を、忘れることなんて、できるだろうか?
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その言葉にひかれた母の気持ちが、今はすこしわかる気がする。
繰り返される毎日の中で、どんなに忘れたフリをしていても、
そこにあるものを消し去ることなど、できやしない。
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きっと、母は彼に出会って思い出したのだ。
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自分の背中に羽があったことを。
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恋は落ちるもの・・・そういいますものね。
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