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2007年10月11日 (木)

首藤瓜於著「脳男」おすすめ本

「脳男」、のうおとこ

首藤瓜於、しゅどう うりお

連続爆弾犯のアジトでみつかった、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾のありかを警察に告げた、この男は共犯者なのか。男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが・・・。そして、男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた。全選考委員が絶賛した超絶の江戸川乱歩賞受賞作。(講談社文庫の裏表紙より)

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なんといってもインパクトのあるタイトルと挿絵。

これらにちょっとおどろおどろしいものを感じたものの、解説を読んで興味をもって購入しました。 ほんと読んでよかったと思います。

おもしろかったです。私も大絶賛です。

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本編も良かったですが、なんといっても鈴木一郎と鷲谷真梨子ら登場人物のキャラがとても良かった。

真梨子が鈴木一郎という人物を探っていくところなんかは、スピード感があって夢中になって読みました。

ぐいぐい読ませて、午前3時を過ぎても、続きが読みたくて、読みたくて。

本を閉じるのが辛かったです。こんな思いは久しぶりでした。

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ところで、この作品、続編があるような終わり方をしているんです。

読み終わった後の、ほのかな切なさがなんとも素敵で、続編が読みたくて仕方なくなりました。

でも、著者の首藤さんは、2000年の本作の刊行のあと、現在までの7年間、続編を書かれていません。。。

もう書く気はないんでしょうか???

続編の構想をひそかにあたためている、なんていうことはないんでしょうか???

ぜひっっっ、書いてほしい!!!!!

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別の作品として、2003年に「事故係 生稲昇太の多感」

2006年4月に「刑事の墓場」を刊行されてます。

でも、「脳男」の続編ではありません。

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どうも3年に1本、みたいですね・・・・・。

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首藤さんは1956年生まれ。

CASA(現代美術振興協会)を主宰。

「上野・谷中アートリンク」などのイベントを通じ、モダンアートをプロデュースされているとのこと。

ネットで検索してみましたが、これらの情報は引っかかってきませんでした。

美術関係の仕事に重点を置かれていて、本の執筆する時間はないのでしょうか・・・。

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「脳男」をシリーズ化してほしいんですけれど・・・。

再び、一郎や真梨子、茶屋に会いたいです。。。

ものすごく。

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