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2007年2月25日 (日)

新・細うで繁盛記 

元は36年前のドラマで、その復活。

今回は第2弾。

沢口靖子さんが経営不振の温泉旅館「山水館」の女将になって立て直しに奮闘するんですが。

2時間ドラマといえば、殺人事件がつきものだと思っていた私は「ああ、このドラマは殺人事件ナシなんだあ~」とキョトンとしてしまいました。(笑)

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OLだった加代(沢口靖子さん)の夢は消失してしまった実家の料亭「南地楼」の再建。

そんな彼女の器量を見抜いた大旅館・大原屋の女主人&温泉組合長の大原富士子(星由里子さん)は、経営不振の「山水館」の立て直しを依頼する。

女将になった加代は旅館の主人、正五(勝村政信さん)と結婚し、日々奮闘する。

そこへ、旅館乗っ取りを画策している「福西館」の主人(綿引勝彦さん)とか、それと結託する正五の妹、正子(荻野目慶子さん)が入り乱れ、ひと波乱起こる。

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加代を慕って「南地楼」から来た番頭役で大村崑さん、その妻役に正司花江さん、板前役に杉本哲太さんが出演。 なんとも懐かしい雰囲気が漂います。

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感想は、なんていうか・・・、しっかりしたできた奥さんに、頼りない内気な夫という組み合わせで、夫がいない方が仕事しやすいのでは?と思ってしまったのですが・・・。

富士子は正五に「あんたの優しさに浸っていられるからこそ、あの子(加代)はがんばれる」と言っていたけれど。

文句をいい、ケンカしあい、支えあっていく夫婦と違って、できた奥さんが夫に気を遣い、ゴキゲンをとり、なだめ~すかして~、、、という状態で。不甲斐ない夫で、良さがあまり伝わってこなかったです・・・。

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とここまで書いて、公式サイトを見たら、キャストコメントで夫役の勝村さんが同じようなことを言っておられました。成長しない夫なんですって。おもしろいインタビューです。ぜひ読んで見てください。

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ここらへんはクラシックな夫婦像なのかな・・・。これが「細うで繁盛記」の世界なんですね。

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ラストに近づくごとに、まわりと心を通わせるシーンがいくつもあるんですが、その都度、かなり本気で沢口さんが泣いているように見えて、ちょっと心配になってしまいました。

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ところで、私も女性なので、今回一番気になったのは、沢口さんの着物姿&メイク。

加代の、女将をしてるときと、プライベートのときの服装&メイクが、はっきりと意図的に変化がつけられていました。前者の時は燦然と光り輝いていて、後者の時はあくまで年相応、普通の格好でした。

それが交互に登場して、そのONとOFFの切り替えが素晴らしかった。

女将姿の沢口さんが登場するたび、「キレイ~キレイ~」の連発でした。

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第3弾も楽しみにしています。

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公式サイトの勝村さんのインタビューにありましたが、ドラマで「山水館」として登場したのは、土肥温泉の「玉樟園」という旅館とのこと。

伊豆の修善寺駅からバスで50分のところにあります。

お部屋ももちろんですが、旅館の玄関まわりとか、ガラス張りの通路とか、とっても素敵でしたね。

★ 土肥温泉「玉樟園」

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また、去年放送した沢口靖子さん主演のドラマ。DVDは1~3巻。

4月21日発売予定になってます。

新・科捜研の女’06 VOL.1
新・科捜研の女’06 VOL.1 沢口靖子 内藤剛志 小野武彦


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