華麗なる一族・第2話
すごい・・・。
すごいです。。。重厚・・・・。
はじめから引き込まれて、気づいたら1時間が終わってたという。
とにかくおもしろい・・・。
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銀行の再編に勝ち抜くことと、鉄鋼会社の高炉建設、父と子の夢がこんな風にぶつかるなんて。
外から見れば、この時期に巨額の融資で負担を背負いたくない父親の銀行が、息子の会社への融資額を減らしたと取られるだろうけれど・・・。
その底辺には、鉄平(木村拓哉さん)が実の子でなかったということを知った父、大介(北大路欣也さん)のどうしようのないジレンマがあって。
元々、祖父に似たカリスマ性を備えた鉄平に同じ経営者として嫉妬もあったのでしょうが、見方を変えれば息子を誇らしくも思えたはず。(大介の場合は違うのかな・・・)
でも実の子でないとなると話は別。複雑な心境を拭い去ることはできない。
これから、どんどん鉄平を疎んじはじめるんでしょうね・・・。
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「私だって苦しんでいる」という大介のセリフに、父、妻、息子への彼の心情がにじんでました。
(でも、大介だって相当なことをしているのだけれど・・・。愛人と妻と一緒の寝室って・・・。)
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ところで、今回はもうこのシーンにつきました。
高須相子(鈴木京香さん)をやめさせてくれと、鉄平が大介に直談判するシーン。
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知らぬ間に肩に力が入っていて、終わった時にホウ~っと脱力しました。
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高須相子と鉄平のやりとりから、2階から降りてきた大介と母、やす子(原田美枝子さん)が合流、鉄平がその大介に不満をぶちまけ、大介が屋敷を出ていくまで。
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内容的には親子喧嘩ともとれるものだけれど、こちらは大介の心情をわかっているだけに、ちょっと緊張。
鉄平は高須相子より当然息子の自分の言うことを聞いてくれるはずと、疑うことなく父に訴えてるんですもの。
そのときの北大路欣也さんの一瞬一瞬の複雑な表情が素晴らしくて・・・。
「・・・私はいつもお前のことを一番に考えているよ」
このセリフ・・・。
もうそれこそ息ができなくなるような重苦しさだった。すごい。。。
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それに対して、父を慕い、家族に遠慮はいらないとシツコく全身でぶつかっていく鉄平の姿が切なかったな。
心根がとてもキレイで、情熱にあふれてる鉄平を、木村さんは上手く演じてると思いました。というか、鉄平そのものだった。1話でちょっと感じた違和感も消え去りました。
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俳優さん同士の演技がぶつかりあっていて、ほんといいものを見せてもらいました。
これもまたケミストリー、化学反応なんでしょうね。
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今回は他に、母、やす子の心情や立場、性格がはっきり出てきました。
ああ、こういうタイプの人であれば、愛人と同居なんて事態も受け入れてしまうのかも、、、なんて妙な納得ができてしまいました。。。。
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それに、高須相子のまるで悪い魔女のような存在感に圧倒もされました。
万俵家にはあれだけの人数がいるのに、射すくめられたように全員、身動きが取れなくなってる・・・。 妖艶で一番光り輝いているのにも驚くばかりだし。
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そして、なぜか大川(西田敏行さん)が出てくると、ほっと一息、癒されたりなんかして・・・。
( 「浅草ふくまる旅館」も見ている、私・・・笑)
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鉄平の妹、二子(相武紗季さん)と一之瀬(成宮寛貴さん)との恋は、引き裂かれそうな嫌な予感が・・・。ハラハラ。
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「華麗なる一族」の世界に随分、なじんできました。(笑)
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さて、父の銀行からの融資が10%カット。高炉建設に必要な残り20億をどう用立てるか。
大同銀行(柳葉敏郎さんところ)からの融資はこのままか。
予告では妻、早苗(長谷川京子さん)の父、元通産大臣の大川が倒れていたような・・・鉄平は後ろ盾をなくしてしまうのか。
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今日のラストシーンで、「鉄平、がんばれ~」って応援してる自分がいました。
来週、どうなるのでしょう!
楽しみです!!
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こちらは、万俵家のあの豪華なお庭。
実は静岡市にある日本平ホテルの庭園。撮影は昨年の10月に行われたそう。
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