拝啓、父上様・第3話
神楽坂に猫って似合いますね~。
良質でいいドラマです。みんなに見てもらいたいです。
.
本妻さん(森光子さん)と二号さん夢子(八千草薫さん)の対面は、じわじわと心に沁みてくるやりとりで最後には涙があふれました。
なんて趣のある、思いが雪のように降り積もっていくシーンでしょう・・・。
.
本妻さんがやってくると知って、ビクビクして思わず竜次(梅宮辰夫さん)や一平(二宮和也さん)を援軍として呼び寄せる夢子。このかわいらしさったら。
ここらへんのやりとり、爆笑の連続でした。
どうしたんでしょう・・・。このドラマで一番おもしろいのは夢子です。。。
コメディ担当は岸本加代子さんと高橋克実さんだと思ってたのに・・・。
.
話をもどして。
私も、本妻さんは相当な思いを持ってやってくるはずだから何を言うのだろうと、夢子と一緒に固唾をのんで見守っていました・・・。
.
やはりやってきた本妻さんは最初のころ、じっと夢子を見て、どんな女かと探ってました。
それが話すうち、徐々に気持ちがほぐれていって・・・。最後はキレイに二人の心が重なりあってました。
.
夢子が内緒で贈ったお守りの件はすっかりバレていて、でもそれに対して「最後に指先が(お守りに)触れていたようですので、本人もわかったようです。ご安心ください」なんて・・・、なかなか言える言葉ではないのに、すごい本妻さんです。
.
「ぜひ、周りが静かになったら、お墓へお参りしてやって欲しい」と言えるのもすごい。。。
.
最後の「もう一度、ここへ来たかったでしょうね。あの人・・・」
そう夢子に言ってあげる本妻さん、すごすぎです。。。
私はこのセリフで、泣けました。
本妻なんですから、飲み込んできたドロドロした思いはたくさんあったはずです。
なのに・・・。すごすぎです。。。
.
「お葬儀慣れした方がいっぱいいらして、イヤですわね。あんまりテキパキされるのも・・・」このセリフも良かったです。これは見た人みんなが結構、共感してしまうセリフですね・・・。
.
熊沢が亡くなってしまった今では、もう張り合う気もなくて、同じ男を愛した女同士だからこそ、話せることも、共有できる空気も、あるのだろうなと思いました。
でも、そうさせる熊沢という人も大きな人だったんでしょう。
.
本妻さんを送ったあと、「坂下」を見上げる夢子の晴れやかな笑顔がまぶしいくらいでした。
.
.
本妻のセリフは無駄がなく、そのひとつひとつに万感の思いをこめて、表情で表現していく森光子さんはすごかった。
それを受ける八千草さんもすごい。
これこそ大女優なんですね。
ほんとにほんとに素晴らしかった。
このシーンが見られて、うれしかったです。
こういう大女優さんが出るドラマをもっと見たいです。。。
.
.
さて、いよいよ「坂下」の取り壊し問題が表面化してきました。
娘の律子(岸本加代子さん)にそれを切り出された夢子は混乱して家を飛び出してしまいました。来週はみんなで夢子の行方を探すみたいです。
ほんとかわいらしい女性です。(笑)
.
.
「坂下」の方がおもしろいので、一平の父親探しや、ナゾの少女はどうでもよくなってしまった感が・・・。(笑)
水面下というか、ちらちらと父親候補は出てきてますし、一平の恋はリンゴで細々と続いてるみたいですし。ドラマ後半に前面に出てくるのかな。。。
でも、やはり老舗料亭「坂下」の行方と、竜次の身の処し方の方が断然気になります。
.
.
そんな中、私の羨望の人!
喫茶店のマスターは絶好調。
雑誌の取材が神楽坂であるというので、いそいそと和服姿で出かけ、写真にちゃっかりおさまって・・・ニンマリ。
いいなあ~、、、あんな風に肩の力を抜いて気楽に生きていきたい。。。
まあ、気持ちを休めるために訪れる喫茶店。
そこにはこんなマスターが似合います。
私もこんな人になりたい。。。
う~ん、来週も同じことを書いてる気がする。(笑)
.
.
「拝啓、父上様」、今期、ダントツに好きなドラマになってます。
.
★
★
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 深い夜のおすすめ番組「映像散歩」(2010.10.06)
- テレビで放送!映画「レッドクリフ Part1」(2009.04.13)
- 映画相棒TV放送。冒頭に神戸登場&映画「米沢守の事件簿」(2009.03.30)
- おすすめ映画「ボーン・コレクター」(2009.03.28)
- 映画「チーム・バチスタの栄光」(2009.03.02)
コメント
初めまして。
先週はTBのみで失礼いたしました。
良質でいいドラマ、と思います。
とても静かな雰囲気のドラマなので、好みが分かれているみたいですが・・・。
今回色々と動きがありましたね。
夢子と正妻の場面は本当に見事でした。
二人とも、ここまでの人生で色々あったからこそ、あんな風に穏やかなひと時を過ごす事が出来たんでしょうか。
投稿: さくらこ | 2007年1月27日 (土) 10時50分
さくらこさん、TB、コメントありがとうございます。
八千草さんと森光子さんのシーンはほんとに素晴らしかったですね。最後の坂下の前で森さんを見送る八千草さんの表情も見事!感動してしまいました。
最近、こんな味わいのあるドラマを見てなかったので、新鮮というか、懐かしいというか、もううれしくて毎週楽しみに見ています。
また、二宮くんがあまりに自然に板さんをしているので、それもすごいなと見ていていつも思っています。
これからも、どうぞよろしくお願いします。 (^^)
投稿: 都羽子@きなこ庵 | 2007年1月27日 (土) 21時50分