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2006年6月 6日 (火)

おいしいプロポーズ・第7話 (感想後編)

~ 突然のキス ~ (感想の続き)

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飛行機がビュ~~ンと帰ってくる。

.

その下では、相変わらず強面の男達に営業妨害されている

バンビーナ。すでに4日、営業できず・・・。警察に相談しても

これくらいでは、と取り合ってもらえないとマネージャー。

ため息をつくバンビーナの面々。

帰国した春樹は、バンビーナの状況を知り、慌てて道造に

会いにいく。来客中でも構わず社長室に入ってきた春樹に

驚く道造。

「どういうことなんです?私がいない間に何をしたんですか?」

春樹は道造に食ってかかる。

「なんのことだ?」

「しらばっくれないでください!

バンビーナについては、私が責任者です!」

「むこうは弁護士をたてて、訴えるとまで言ってきてるんだよ」

「たとえそうでも、姑息な手段は使わないでください」

「しょうがないだろ?なかなか話が前に進まないんだから。

お前の甘っちょろいやり方のせいでな。

はやいとこ、死んだ兄貴のためにも、この会社を任せられる

ような人間になれ」

春樹はじっと道造を見据え、自分の決意を伝える。

「もう兄さんのかわりは終わりにします。

これからは自分の考えでやっていきたいと思っています。

ですから、たとえ社長であり、父であるあなたでも、

間違ったことには従えません。

バンビーナからすぐに手をひいてください」

よく言ったっ!春樹!自分を理解して想ってくれる人が

いたら、強くなれるんでしょうね。 (*^-^*)

息子が思わず強い態度に出たので、道造はあっさり撤退。

「自信があるんだろうな?」 と尋ねる。

「私が思うやり方で決着をつけます」 しっかりと答える春樹。

深く一礼して出ていく。

兄のことを持ち出せば、春樹は口ごたえができなくなると思って

いた道造。そんな彼がいきなりの自立宣言。息子の成長を目の

当たりにして、驚きとともに、今回はお手並み拝見といったところ

かな。それとも次の策を練っている?

でも、もう棒新聞で追いかけるなんてことできない雰囲気。

バンビーナ前で嫌がらせをしている男達に、とうとう鈴子が

文句を言いに行く。

「ここにいられるとすごい迷惑なのっ!帰ってよ!

私達は何があっても出ていかないから!!」

それで怒った男達は、逃げる鈴子を追って店の中に入ってくる。

「でもさ、(鈴子の指が)折れたら、仕事にならないよな~。

この腕で料理をつくるんだから」

鈴子の指を掴んで捻りあげる。

「指折られるか、店を出ていくか?」

「絶対に出ていかないわよっ!」

さらに捻りあげられ、痛みに顔を歪め悲鳴をあげる鈴子。

そこへ、春樹がやってくる。

春樹は鈴子を見て、

「汚い手で触るなっっ!」と男から彼女を引き離す。

.

春樹も加わり、バンビーナで、大乱闘がはじまる・・・。

メニューや鍋、花瓶などで応戦するバンビーナの面々。

ケンカで春樹が劣勢になって、慌てて、モップを持って

援護する鈴子。

そして、「警察を呼んだから、すぐに来るわよっ!!」と叫ぶ。

その言葉に、慌てて退散する男達。

.

男達が立ち去って、全員がほっと安堵する。

春樹は生傷と打ち身でぐったりと椅子に崩れ落ちる。

.

控え室で、鈴子から手当てを受ける春樹。

指の傷に消毒液をつけられ、顔をしかめて痛がる。

この顔、梅干を食べたときのような表情で思わず笑ってしまう。

なんてかわいい。表情が豊かで、ほんとに楽しい春樹。

電話で話していた鈴子が目の前にいて、会話はちょっと

はしゃぎぎみ?

「あなたは大丈夫?手は?」 

料理人である鈴子の手を心配する春樹。

「心配してくれるんだ?」 とおどけて尋ねる鈴子。

「大事な手だからね」 

「・・・・・・」 久しぶりに、みつめあう二人。

なんて言っても、鈴子のために乱闘したようなものだから。

自分の指の怪我よりも鈴子の指を心配してくれてるし・・・。

おどけてる場合じゃないわ。

(ちょっと思った。今まで何回、みつめあってるんだろう・・・

この二人って・・・笑)

みつめ終わって、会話再開~♪

「・・・いつ、イタリアから帰ってきたの?」

「今朝。

言っておくけど、俺は今回はことは何も知らなかった」

「そう~♪」 春樹の手の手当てをしながら、相槌をうつ鈴子。

「それだけ?

イタリアまで電話かけてきて怒ってたじゃない?

俺が仕掛けたと思ってたんだあ~?」

「そうね~♪ 敵同士だし~」 また適当に流す鈴子。

「全然、信用ないんだなあ~?」 

むくれる春樹に、

「わかってる。あなたがそんなことをするような人じゃないって」

楽しそうに笑って、続ける。

「けど、さすがにあのときは頭にきて、いきおいあまって、電話で

文句言ちゃったけどね~」

春樹の指の手当てが完了。

鈴子が当然のように自分のことを信じていてくれたので、

うれしくて感動してる春樹。・・・いいなあ~。

.

あら?「わかってる、そんなことをする人じゃないって」

どうして、2年前、藤森の時、そう思えなかったのかな。。。

そういえば、春樹が何度も心と裏腹のことを言っても、鈴子は

信じないで本心を聞きたがった。同じようにしていたら、誤解

しっぱなしってことはなかっただろうに。一体、藤森とはどんな風

につきあってたんだろう・・・。

.

鈴子は春樹の携帯に、自分が贈ったストラップがついている

のをみつける。

「そのストラップ、あのときの・・・?」

「・・・なんか気に入ってね。あれからずっとつけてる」

「そうなんだ?」

「そっちも買ったらよかったのに」

春樹の意外な言葉に驚いて、

「そんなことしたら、お揃いになっちゃうじゃない~」と鈴子。

「イヤかな?」

少し不安そうに聞く春樹。徐々に鈴子に近づく。

「大事なのは自分の気持ちだって、

あなたがそう教えてくれた。だから、俺は・・・」

そんな春樹を、息をつめたようにじっと見る鈴子。

またみつめあってる・・・。

「手当てはもう終わった?」

マキがやってきて、その緊張が途切れる。

.

放っておいたら、きっと春樹はここで、鈴子を抱き締めてた

かも。ただ、ちょっと鈴子の反応を見て、自信なさげ。

なんか恋してる・・・。もう自分が優位な立場にたてなくて、

鈴子の反応が気になって仕方ない、拒否されたらどうし

ようって感じが漂ってる。。。

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春樹はバンビーナの面々の前で謝罪する。

「もう二度とこんなことはさせませんから。法律事務所から送ら

れてきた内容証明を読みました。そちらがそのつもりなら

わが社としても、法にのっとった形で白黒つけましょう」

それを聞いて、挙動不審ぎみに、ためらうマネージャー大河内。

裁判をするとなると、費用がかかるので正直それは困るのだ。

それを察した春樹がここぞとばかりに助け舟を出す。

「こちらとしては、内容によっては話し合いにのっても構いませ

んが・・・」

「そうですか?それじゃあ、その方がいいかもしれませんね!」

ほっとするマネージャー大河内。バンビーナの面々。

春樹含め、みんなの望みどおりの展開になった。 (^^)v

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店を出ていく春樹を追いかける鈴子。

「待って、ほんとうに話し合いをしてくれるの?」

「こちらとしては計画を変えるつもりはない。だからその前提で

の話し合いになると思う」

「ありがとう・・・」

鈴子は怪我をした春樹の手に触れ、微笑む。

「運転、気をつけて」

その言葉にパア~っと花が咲いたように笑顔になる春樹。

春樹が去ったあと、バンビーナにミチルがやってくる。

「あたし、今まで春樹さんが誰とつきあおうが無視してた。

だって遊びだってわかってたから。

でも、今度はいつもとは違う。

春樹さん、あなたのこと気になってる。

あたし、あなたよりずっと前から春樹さんのことを見てきたのよ。

ずっとずっと春樹さんのことだけを見てきたの。

なのにいきなり現れたあなたがどうして?

私達の邪魔しないで。

「私・・・そんなこと」

「してるじゃないっっ!

だけど、勝つのは私よ。

私と春樹さん、婚約の話が進んでるんだから。

あなたなんかに渡さない

だから、ちょっと怖いわ。ミチルのセリフ・・・。私達って・・・。

ずっと春樹のことを見てきたんだろうし、駄々をこねたくなる

気持ちもわかるけれど、言っても仕方のないこと。。。。

でも、婚約の話は、ミチルの強力な宣戦布告だ。

会社に戻った春樹。怪我に驚く大河内を放置して、藤森の

待つ、オフィスに入っていく。

席につくなり、春樹は藤森に言う。

「単刀直入にいいます。あなたのしたこと自体は間違ってない。

ですが、うちの担当はおりてもらいます」

「わかりました」 あっさりと承諾する藤森。

「ものわかりがいいですね」

「覚悟はしてましたから」

「それよりできたら、

裁判をせずにバンビーナと折り合いをつけてあげてください」

「そのつもりです」

「よかった」

藤森は以前、鈴子一家と仕事(銀行)の板ばさみになって、

結局は仕事をとった?という感じになってる。鈴子は「それが

あなたの仕事だったんだから仕方ない」って言ってたし。

だから、今度は仕事は犠牲にしても鈴子のいる店を守って

やりたいと行動した。はじめから担当を変えられてもいいと

覚悟してたのね。融資自体なしにならなくてまだ良かったかも。

今回はかなりの覚悟で鈴子とよりを戻そうとしてるみたい。

静かな闘志がメラメラ~という感じ。

.

「でも、どうしてそこまでして、あの店を?」

不思議に思って尋ねる春樹。

「以前つきあってたんです。あの店のシェフと。

だから、彼女の力になりたかったんです。

今でも彼女への想いは変わっていません。

いや、それどころか昔より想いが強くなってるかもしれない。

それに、彼女の方も、僕のことを忘れずにいてくれました。

最後のメールも消さずに。

常務も彼女のことよくご存知ですよね?

私は、できれば彼女ともう一度おつきあいしたいと思っております。

それでは、これで失礼します」

これは完全な藤森の宣戦布告。

でも、自分のことを忘れずにいてくれたとか、メールの件とかは

言う必要のないこと、それをわざわざ言うなんて。何を考えてる

んだろう?春樹へのあからさまな牽制?それと対決姿勢が出て

る感じ?ほんとに、あからさま、だなあ~。

それに以前、別れたことを後悔していて今度は仕事を犠牲にし

ても捨て身でかかると宣言されてる・・・。

藤森の本気をひしひしと感じる春樹。

それにかぶさるように、鈴子の言葉を思い出す。

.

『本気で人のこと好きになったこと、私はあるわ。

その人とずっと一緒にいたいと思って。

季節が何度変わっても、そばにいたい、いてほしいって。

わかれたけれど、私、今でも後悔なんかしてない』

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鈴子が語っていた昔の切ない恋の話。

彼女が話していた「本気で好きになった」人は、藤森だった。

鈴子の想いを前もって聞いていた上、彼女がいまだに藤森を

忘れられないでいたと知って、激しく動揺する春樹。

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(ここから今回のお気に入りシーン。すっごい素敵なラブシーン)

バンビーナで、一人残って明日の仕込みをする鈴子。

ミチルが話した春樹との婚約話を気にしている。

会社で一人、残業中の春樹。藤森の言葉が頭から離れない。

仕事を終えた春樹は、一度、自宅の駐車場まで帰るものの、

思いなおして車を走らせる。そして、バンビーナにやってくる。

.

店の扉を激しく叩く春樹。

「開けてくれっっ!」 驚いて開ける鈴子。 

「どうしたの?こんな時間に?」

「聞きたいことがある!」

春樹はやってきた時から逆ギレ状態。怒鳴ってる。

「あの男とまたつきあうつもりなのか?」

「え?」 突然の質問にたじろぐ鈴子。

「藤森さんだよっっ!」

「なんで藤森さんのことを知ってるの?」 

「真剣に好きだった男なんだろ?」

怒って聞いてくる春樹に、訳もわからずムッとなる鈴子。

「答える必要ないわっ!」

「どうなんだよっ?」 

肩を掴んで聞いてくる春樹に、ますますムッとする鈴子。 

「どうだろうと、あなたに関係ないでしょ!」

春樹は、それを聞いて、さらにヒートアップ。

「君のいうことはな、いちいち癪にさわるんだよっ!

相手が誰だろうと自分の思ったことは何でも話すしっ!

無神経だしっ!

それにな、大声で話すもの好きじゃないっ!」

春樹の剣幕に押されて、怒りながらも、柱にぶつかる鈴子。

ちょっとオロオロ。(笑)

「だったらほっといてよっ!それだけ気にいらないならっ!」

「ああ、そうしたいよっ!」

「じゃあ、そうしなさいよっ!」

春樹は急に苦しげな表情で叫ぶ。

「でもっ、できないんだっ!」

「なにいってるの?」 唖然とする鈴子。

「・・・できないって言ってるんだっ」 

「・・・・・・」

真剣な表情でどんどん鈴子に迫りだす春樹。

鈴子は春樹の胸に手をあて、それ以上近づかないように

距離を保とうとするけれど、じりじりと体ごと、後ずさり・・・。

とうとう、追い詰められ・・・。逃げ場がなくなる。

あまりの緊張で、混乱してしゃべり出す鈴子・・・。

「あ、あなたと、私は、ただのオーナーと、シェフなんだからっ」

「ああ」

「あ、あなたは生意気なバンビで、

わ、私は無神経で、大声でしゃべる女・・・」

「そうだ」

「す、好きになれない女なんでしょっ!」

「・・・」 

とうとう、キスで鈴子の口をふさいでしまう春樹。

.

驚いた鈴子が腕を延ばし、抵抗しようとするが、

逆にしっかり春樹に抱きすくめられてしまう。

.

鈴子は、春樹の腕の中で、ようやく自分の気持ちに素直に

なろうと、そっと瞳を、閉じる。春樹の肩にあった鈴子の

腕から力が抜けていく・・・。

.

ラストのラブシーンは最高だった。

多分長いこと、忘れられなくなりそうな素敵なキス。

思い出す度、ふふふっ、と笑みがこぼれる・・・。

情熱的で、甘くて、嬉しくなっちゃうようなキス。

ずっと見てきて良かったなあ~。(*^-^*)

キレイなキスシーンは巷にいっぱいあるけれど、情熱的なキス

シーンはなかなかないもの♪

.

相手の気持ちはわかっているのに、余計な意地の張り合いや

微妙な相手の表情が気になって、なかなか一歩踏み込めない。

でも突如、強力なライバルの存在を知り、まったく余裕がなく

なってしまう春樹。

鈴子を失いたくない一心で、彼女に体当たりのキスをする。

沙織にも日野原がいて、状況は同じなのに、春樹は彼女には

あくまでスマートに対応してた。なのに鈴子に対しては、もう感情

むき出し。絶対に誰にも渡したくない、そんな想いが如実にあら

われてた。、、、この違いなんでしょうね。沙織が春樹の愛する人

は私ではないと判断した理由。

そして、沙織への想いを超えて、鈴子を愛するようになる春樹

の心の動きにも納得できた。

今回は携帯での二人のやりとりも新鮮で楽しかった。イタリア

出張のほのぼのシーンも良かった。 そして、春樹が帰国して、

バンビーナ関連のゴタゴタが、ビシッと収拾されるところもカッコ

良かったし。もちろん、ラブシーンは最高だった。大満足。

さて、春樹が強引にリードして、やっと両想いの展開に突入した

「おいしいプロポーズ」。 来週からは、当然ラブラブ。

ラブラブの二人なんて、夢のシーン以外、まだ見たことがない

ので、こっちが照れるんじゃないかと・・・ちょっと心配。

.

けれど、ミチルとの婚約話が再浮上してきそうだし、宣戦布告し

た藤森のアプローチも始まりそう。道造も忘れてはいけないし・・・。

手強い相手に、より二人の絆が深まる、そんな感じでいってほし

いな。 (*^-^*) 徹とマキの恋の行方も気になるし・・・。 

でもあと、3話で終わりなんて、ほんとに寂しい限り・・・。

1話、1話、大事に見ないと。

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コメント

こんばんは!
すっごい丁寧にレビューされましたね。
全てのシーンが蘇ってきました。
もうアニキの代わりはやらないと道造に宣言するシーンもよかったですよね。
あの時の道造はお手並み拝見という顔でしたね。
そうそう棒新聞もやらなかった。
携帯も名乗らず「俺」「私」で始めていたのが印象深いです。
そしてラストのキスシーン。
最高でしたね。
このシーンで小出君に落ちた人、たくさんいると思うわ。

投稿: かりん | 2006年6月 7日 (水) 21時14分

わあ~、コメントありがとうございます。
今、一番のお気に入りドラマなので、力が入ってしまいました。(^^;

このレビューを書いたあと、思ったんですが、鈴子って藤森が
春樹サイドの融資担当者だってこと知らないんですよね。多分。
で、自分達の力になったことで、仕事をおりることになったという
ことは、これから知ることになるんでしょうね。
前回のことと重ねて、それを知った鈴子、揺れそう・・・。心配です。

ラストのキスシーン、すごく良かったです。
これで小出君に落ちた人、多そうですね~。
私は、前回の夜のバスケシーンでもうすでに落ちてます。
いや、もっと前からかな・・・。(笑)
山下君に落ちたのは、Mステでした。あの踊り、あんまりセクシ
ーだったんですもの。クラクラ~ってしました~。(^^)

投稿: 都羽子 | 2006年6月 7日 (水) 23時57分

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受信: 2006年6月 7日 (水) 04時18分

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