おいしいプロポーズ・第5話(前編)
おいしいプロポーズ・第5話
~あなた、きっと彼女のことが好きになる~
.
楽しかった~~♪笑いどころ満載で、ハッピーな気分。
★
「片思いのスープ」を口にして、泣くだけ泣いた春樹。
「情けないところを人に見られたのは初めてだった」
すっきりした表情で、彼は鈴子にあらためて自分のことを話す。
母の死によって愛人の子だった自分は葛城家に引き取られた。
義理の母は自分に冷たく、家の中で兄だけが自分をかわいが
ってくれた。その兄は、後継者としての将来を誰も疑わなかった
のに、事故にあって急死。家族の悲しみの中で、兄のために
自分ができることをしていこう、兄のかわりに沙織を幸せにして
いこうと心に決め、この2年、がんばってきたと、彼は言う。
可愛がってくれた兄のために自分ができることをする、春樹の
言動の根源にはこれがあるんだと、今後思っておかねば。。。
○
春樹は、鈴子を自宅まで送っていく。
帰ろうとしていた彼は、再び鈴子のもとへ戻ってくる。
「忘れもの・・・。スープのお礼を言うのを忘れた。
おいしい料理はお金ではつくれない。料理人の心でつくるもの。
スープはそのとおりの味だった。ありがとう・・・」
素直にお礼を言う春樹。
春樹の良さはこういうところだね~。素直。
徹に邪魔されるまでじっとみつめあう二人。
○
一方、自宅前では兄の徹が待っていて、寝るところがないので、
泊めてくれと懇願する。
もうねえ~この兄ね~。ほんと。。。笑わせるわあ~。
お兄ちゃん、体が弱いから、外では肺炎になって、救急車で
運ばれて、お前とちはるが駆けつけたときにはもう・・・って
ことになったどうする~~と泣き落とし。情けなさ満点で、
おもしろすぎっ。鈴子もそう言われては、断ることもできず。
部屋にいれてもらったのはいいけれど、マキはそのことを
知らず、夜中に発見し、悲鳴。徹、あたふた。
娘のちはるにもあきれられる。
★
社長室に呼ばれる春樹。
道造から、レストランチェーンの進展を聞かれる。
「ちゃんと進んでますよ。心配されなくても」
と爽やかに答える春樹。
「生意気な口、ききやがって~~」
おもしろくなさげな道造。
「おい、私情をはさむなよ。一号店はあのシェフのいる店に
するんだろう~。お前が今、つきあってる・・・」
「ああ、まあ~」にっこり笑って言う春樹。
「何がまあ~だ、葉山まで、わざわざ連れ戻しにきやがって・・・」
と言いつつ、机にある新聞紙を丸める道造。
「妬いてるんですか?息子に」
妬いてるよ~、絶対。父親の面目まるつぶれだったんだもの。
息子が浮かれてると見えたら、余計忌々しいだろうし・・・。
だから新聞紙が出てくるんだよお~。(笑)
「うざいんだよっっ!」
父、道造、振り向いた途端、新聞紙の棒でポンポン、息子を叩く。
逃げ回る春樹。
「お父さんも女遊びはいい加減やめたらどうですか?」
「なんだと~~」逃げ回る。逃げ回る。
あれだけ動いてて、よく机の上にあるスタンドにあたらないな~と
変なところで感心したりなんかして・・・。(笑)
恒例の新聞紙叩きが復活。逃げる春樹と追いかける道造の
息がぴったりあってて、すごくおかしい。
別荘での一件の後の親子の会話をぜひ!聞きたかったので、
新聞叩きシーンで出てきてうれしかった。
ほんと何度見ても楽しいシーン。
「ご愁傷様です」
社長室から出てきた春樹を迎える秘書大河内。
バンビーナの改装完成図を見せる。
思案顔の春樹。
前回からすでにバンビーナに手をつけることに躊躇いがちな
表情の春樹・・・。鈴子とのことで情がわいてしまったカンジ。
★
バンビーナにやってくるミチル。
「沙織さんが明後日、アメリカに出発するの、日野原さんと
結婚するらしいわ」
ミチルは沙織がいなくなっても春樹には私がいると鈴子に
釘を刺しに来たのだ・・・。
「おばさん、おばさん」って連発するし、マキは2度も派手に
叩かれるし。マキ、バシッ~と足元を叩かれて、バランス
を崩してた。これって道造の新聞紙叩きと同じで思わず、
噴出してしまう。ミチルとマキの定番になってもいいかも。
.
ここまでトントン拍子で進んでくる。ものすごくノリが良くて、
見ていて気持ちいい。
★
春樹のところに沙織から電話が。
沙織は春樹にアメリカへの出発を知らせる。
電話で話す春樹の声色がとっても優しい。
ぼんやり外の景色を眺めながら、沙織の声を聞いてる春樹。
やはり沙織&春樹のシーンは特別。
★
沙織と日野原の旅立ちの日。
見送りに鈴子が空港へやってくる。
鈴子はナポリタンのレシピを沙織に渡す。喜ぶ沙織。
「あのう~、春樹さんは?」春樹の姿がないのを不思議に
思って鈴子が尋ねる。
「・・・来ないでって頼んだの。笑顔で別れる自信がないから。
彼は私を愛してくれていたわけじゃないの。
お兄さんの婚約者だった私を大切にしてくれていただけ。
もし彼が私を一人の女性として愛してくれていたら、
そしたら多分、私も・・・」
冒頭の春樹の「兄のかわりに~」という言葉と一致するけれど、
春樹は一人の女性としても愛していたと思うけれど・・・。兄という
フィルターを通して見ていたから沙織には伝わらなかったのかな。
そこへやってくる春樹。
「やっぱり最後に一言、言いたくて
・・・幸せに」
「あなたも・・・。
笑顔で見送ってくれてありがとう」微笑む沙織。
「彼女と仲良くね。鈴子さんと」
「ああ。彼女とはそういう関係じゃあ・・・」
「あなたをムキにさせる女ってそうはいないわよ。
あなた、きっと彼女のことが好きになる」
まるで呪文のような・・・沙織の言葉。
鈴子に対する時、春樹はとても自然に、感情のままの反応を
するってこと、沙織はわかってるんでしょうね。それが沙織に
対するときとの違いかな。
鈴子が春樹の前に登場して、普段見せたことのない一面を
見せたことで、沙織ははっきりと春樹を思い切れたのかもしれ
ない。
「いや、ないね。有り得ない」完全否定する春樹。
「そのうち、わかるわ」意味ありげに微笑む沙織。
沙織は日野原と旅立っていく。
沙織はとっても好きなキャラだった。旅立ってしまって思う
のは、やはりとってもしっかりしてるなあってこと。
春樹にとっては、あこがれの女性だったんだろうと思う。
彼女が去ったあと、寂しげな表情をしている春樹を強引に
誘う鈴子。「この前みたいにヤケザケを飲むくらいなら
いいとこ連れていってあげるから。気分転換よ~」
○
春樹が連れていかれたのは、ちはるの小学校。
音楽発表会。彼女のいる4年生の組が演奏したのが、
葉山の別荘で二人が踊った「シェルブールの雨傘」。
演奏を聴くうち、それぞれがあの時の曲だと気づいて、
お互いをみる二人。
長くみつめあっていることに気づいて、目をそらすも、
ドキドキ感がずっと漂ったまま・・・。
再びみつめあう二人。好きになるとその人の目を見てる
ひとときがうれしくて、時間を忘れてしまう・・・そんな感じかな。
ヤケザケの時もあったけれど、二人の背中が並んで映る
シーンがあって、そのときよりぐっと近づいていて、
これって二人の心の距離感をあらわしてるよう・・・。
背中を映すシーンって好き。
○
演奏会からの帰り、車のキーを落としたことに気づく春樹。
ドジねえ~とあきれる鈴子に、ムカッとした春樹。
「そっちがあんなに急かすからだろ~~」と文句を言う。
「人のせいにするなんて、男らしくない!」と言い合い。
「それより鍵を探すのが先だと思うけど・・・」と冷静なちはる。
ここ、傘にいれてもらえず、女二人の傘からしたたり落ちる雫を
手で拭いながら鍵を探す春樹。(笑)ちょっとした意地悪かな。
ちはるも鈴子同様、春樹のことが気に入ったみたい。
○
鍵はみつからず、演奏会に強引に誘った鈴子は責任を感じ、
春樹を自宅に招いて昼食をふるまう。
春樹と鈴子はマキとちはるから
「二人はどういう関係なの?」
「彼氏なの?」と矢継ぎ早に質問される。
慌てる春樹。
「ちゃんと言っておくけど、おじさんは君のお母さんの彼氏
なんかじゃなくて、ただの店のオーナーというか・・・」
「おじさん」って、いくらなんでも。春樹はお兄さんでいいと思うよ。
「ちょっとなんでお母さんなの~~?」
「ちはるは兄の娘~~~」
ここにきて、やっと誤解が解けました。いやあ~、スッとした。
しかし、誤解度としては最高レベルで誤解してた春樹。
5話まで、バツ一、子供アリの年上女性だと思ってたんだあ~。
なんという・・・。でも、子供がいても、バツ一でも、演奏会で
みつめあってるんだから、恋にはそういうの全然関係ないって
感じ。それもいいなあ。
その後、犬も食わない系のケンカに。
気づいたら、春樹も大声で怒ってる。(笑)
これが春樹の本来の素の姿なのかも、ね。
なんだかんだで楽しそう。
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