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2006年5月22日 (月)

おいしいプロポーズ・第5話(前編)

おいしいプロポーズ・第5話

~あなた、きっと彼女のことが好きになる~

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楽しかった~~♪笑いどころ満載で、ハッピーな気分。

「片思いのスープ」を口にして、泣くだけ泣いた春樹。

「情けないところを人に見られたのは初めてだった」

すっきりした表情で、彼は鈴子にあらためて自分のことを話す。

母の死によって愛人の子だった自分は葛城家に引き取られた。

義理の母は自分に冷たく、家の中で兄だけが自分をかわいが

ってくれた。その兄は、後継者としての将来を誰も疑わなかった

のに、事故にあって急死。家族の悲しみの中で、兄のために

自分ができることをしていこう、兄のかわりに沙織を幸せにして

いこうと心に決め、この2年、がんばってきたと、彼は言う。

可愛がってくれた兄のために自分ができることをする、春樹の

言動の根源にはこれがあるんだと、今後思っておかねば。。。

春樹は、鈴子を自宅まで送っていく。

帰ろうとしていた彼は、再び鈴子のもとへ戻ってくる。

「忘れもの・・・。スープのお礼を言うのを忘れた。

おいしい料理はお金ではつくれない。料理人の心でつくるもの。

スープはそのとおりの味だった。ありがとう・・・」

素直にお礼を言う春樹。

春樹の良さはこういうところだね~。素直。

徹に邪魔されるまでじっとみつめあう二人。

一方、自宅前では兄の徹が待っていて、寝るところがないので、

泊めてくれと懇願する。

もうねえ~この兄ね~。ほんと。。。笑わせるわあ~。

お兄ちゃん、体が弱いから、外では肺炎になって、救急車で

運ばれて、お前とちはるが駆けつけたときにはもう・・・って

ことになったどうする~~と泣き落とし。情けなさ満点で、

おもしろすぎっ。鈴子もそう言われては、断ることもできず。

部屋にいれてもらったのはいいけれど、マキはそのことを

知らず、夜中に発見し、悲鳴。徹、あたふた。

娘のちはるにもあきれられる。

社長室に呼ばれる春樹。

道造から、レストランチェーンの進展を聞かれる。

「ちゃんと進んでますよ。心配されなくても」

と爽やかに答える春樹。

「生意気な口、ききやがって~~」

おもしろくなさげな道造。

「おい、私情をはさむなよ。一号店はあのシェフのいる店に

するんだろう~。お前が今、つきあってる・・・」

「ああ、まあ~」にっこり笑って言う春樹。

「何がまあ~だ、葉山まで、わざわざ連れ戻しにきやがって・・・」

と言いつつ、机にある新聞紙を丸める道造。

「妬いてるんですか?息子に」

妬いてるよ~、絶対。父親の面目まるつぶれだったんだもの。

息子が浮かれてると見えたら、余計忌々しいだろうし・・・。

だから新聞紙が出てくるんだよお~。(笑)

「うざいんだよっっ!」

父、道造、振り向いた途端、新聞紙の棒でポンポン、息子を叩く。

逃げ回る春樹。

「お父さんも女遊びはいい加減やめたらどうですか?」

「なんだと~~」逃げ回る。逃げ回る。

あれだけ動いてて、よく机の上にあるスタンドにあたらないな~と

変なところで感心したりなんかして・・・。(笑)

恒例の新聞紙叩きが復活。逃げる春樹と追いかける道造の

息がぴったりあってて、すごくおかしい。

別荘での一件の後の親子の会話をぜひ!聞きたかったので、

新聞叩きシーンで出てきてうれしかった。

ほんと何度見ても楽しいシーン。

「ご愁傷様です」

社長室から出てきた春樹を迎える秘書大河内。

バンビーナの改装完成図を見せる。

思案顔の春樹。

前回からすでにバンビーナに手をつけることに躊躇いがちな

表情の春樹・・・。鈴子とのことで情がわいてしまったカンジ。

バンビーナにやってくるミチル。

「沙織さんが明後日、アメリカに出発するの、日野原さんと

結婚するらしいわ」

ミチルは沙織がいなくなっても春樹には私がいると鈴子に

釘を刺しに来たのだ・・・。

「おばさん、おばさん」って連発するし、マキは2度も派手に

叩かれるし。マキ、バシッ~と足元を叩かれて、バランス

を崩してた。これって道造の新聞紙叩きと同じで思わず、

噴出してしまう。ミチルとマキの定番になってもいいかも。

.

ここまでトントン拍子で進んでくる。ものすごくノリが良くて、

見ていて気持ちいい。

春樹のところに沙織から電話が。

沙織は春樹にアメリカへの出発を知らせる。

電話で話す春樹の声色がとっても優しい。

ぼんやり外の景色を眺めながら、沙織の声を聞いてる春樹。

やはり沙織&春樹のシーンは特別。

沙織と日野原の旅立ちの日。

見送りに鈴子が空港へやってくる。

鈴子はナポリタンのレシピを沙織に渡す。喜ぶ沙織。

「あのう~、春樹さんは?」春樹の姿がないのを不思議に

思って鈴子が尋ねる。

「・・・来ないでって頼んだの。笑顔で別れる自信がないから。

彼は私を愛してくれていたわけじゃないの。

お兄さんの婚約者だった私を大切にしてくれていただけ。

もし彼が私を一人の女性として愛してくれていたら、

そしたら多分、私も・・・」

冒頭の春樹の「兄のかわりに~」という言葉と一致するけれど、

春樹は一人の女性としても愛していたと思うけれど・・・。兄という

フィルターを通して見ていたから沙織には伝わらなかったのかな。

そこへやってくる春樹。

「やっぱり最後に一言、言いたくて

・・・幸せに」

「あなたも・・・。

笑顔で見送ってくれてありがとう」微笑む沙織。

「彼女と仲良くね。鈴子さんと」

「ああ。彼女とはそういう関係じゃあ・・・」

「あなたをムキにさせる女ってそうはいないわよ。

あなた、きっと彼女のことが好きになる」

まるで呪文のような・・・沙織の言葉。

鈴子に対する時、春樹はとても自然に、感情のままの反応を

するってこと、沙織はわかってるんでしょうね。それが沙織に

対するときとの違いかな。

鈴子が春樹の前に登場して、普段見せたことのない一面を

見せたことで、沙織ははっきりと春樹を思い切れたのかもしれ

ない。

「いや、ないね。有り得ない」完全否定する春樹。

「そのうち、わかるわ」意味ありげに微笑む沙織。

沙織は日野原と旅立っていく。

沙織はとっても好きなキャラだった。旅立ってしまって思う

のは、やはりとってもしっかりしてるなあってこと。

春樹にとっては、あこがれの女性だったんだろうと思う。

彼女が去ったあと、寂しげな表情をしている春樹を強引に

誘う鈴子。「この前みたいにヤケザケを飲むくらいなら

いいとこ連れていってあげるから。気分転換よ~」

春樹が連れていかれたのは、ちはるの小学校。

音楽発表会。彼女のいる4年生の組が演奏したのが、

葉山の別荘で二人が踊った「シェルブールの雨傘」。

演奏を聴くうち、それぞれがあの時の曲だと気づいて、

お互いをみる二人。

長くみつめあっていることに気づいて、目をそらすも、

ドキドキ感がずっと漂ったまま・・・。

再びみつめあう二人。好きになるとその人の目を見てる

ひとときがうれしくて、時間を忘れてしまう・・・そんな感じかな。

ヤケザケの時もあったけれど、二人の背中が並んで映る

シーンがあって、そのときよりぐっと近づいていて、

これって二人の心の距離感をあらわしてるよう・・・。

背中を映すシーンって好き。

演奏会からの帰り、車のキーを落としたことに気づく春樹。

ドジねえ~とあきれる鈴子に、ムカッとした春樹。

「そっちがあんなに急かすからだろ~~」と文句を言う。

「人のせいにするなんて、男らしくない!」と言い合い。

「それより鍵を探すのが先だと思うけど・・・」と冷静なちはる。

ここ、傘にいれてもらえず、女二人の傘からしたたり落ちる雫を

手で拭いながら鍵を探す春樹。(笑)ちょっとした意地悪かな。

ちはるも鈴子同様、春樹のことが気に入ったみたい。

鍵はみつからず、演奏会に強引に誘った鈴子は責任を感じ、

春樹を自宅に招いて昼食をふるまう。

春樹と鈴子はマキとちはるから

「二人はどういう関係なの?」

「彼氏なの?」と矢継ぎ早に質問される。

慌てる春樹。

「ちゃんと言っておくけど、おじさんは君のお母さんの彼氏

なんかじゃなくて、ただの店のオーナーというか・・・」

「おじさん」って、いくらなんでも。春樹はお兄さんでいいと思うよ。

「ちょっとなんでお母さんなの~~?」

「ちはるは兄の娘~~~」

ここにきて、やっと誤解が解けました。いやあ~、スッとした。

しかし、誤解度としては最高レベルで誤解してた春樹。

5話まで、バツ一、子供アリの年上女性だと思ってたんだあ~。

なんという・・・。でも、子供がいても、バツ一でも、演奏会で

みつめあってるんだから、恋にはそういうの全然関係ないって

感じ。それもいいなあ。

その後、犬も食わない系のケンカに。

気づいたら、春樹も大声で怒ってる。(笑)

これが春樹の本来の素の姿なのかも、ね。

なんだかんだで楽しそう。

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