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2006年2月に作成された記事

2006年2月27日 (月)

「氷壁」最終回

こうなるんだろうなあ~。

筋としては納得はいっているけれど・・・。

ちょっ展開がはやかったような・・・。

二人でひっそりと穏やかに暮らして欲しかったけれど、

お互いの「生きがい」をもてる場所が違いすぎたって

ことなのかな・・・。

奥寺は山と北沢との友情をとったということかな。

周りの人を振り回したけれど、死ぬ時、よい思い出だった

と思える恋愛だったのでは・・・。それならそれでいい。

美那子は家に戻り、扉に鍵をかけた・・・もう他の誰かを

愛したりはしないだろう。奥寺の思い出とともに八代と

生きていくと決めたのだ。

奥寺も山に生きると決めた・・・美那子という女性と暮らし

たという、思い出を胸に抱きながら。

孤独で何もなかった二人なのだから、すべてを捨てて、

愛し合える、燃え上がるような恋ができてよかったなあと思う。

★~★

人を愛したら山を捨てるしかない、という北沢の遺書で、

美那子は奥寺の前から去った・・・。

何かを引きずったまま山に登ったら、死ぬことになる、

それをよくわかってる奥寺は山に登るのを怖がる。

けれど、心は山にある。

山が生きがいで、生活はすべてそのためにある、

一緒に暮らせば暮らすほどそれが美那子にはよくわかる。

そんな人を無理に、縛り付けておいても・・・。

自分が去ることで、まったく迷いなく、K2へ向かわせよう

としたんだろうなあ。K2へ行くことはもう止められない、

山でこそ生きられる人なんだ、でも無事で帰ってほしい、

その願いをこめて。

お守りを見せられたあと、奥寺の手に触れて、美那子は

念じるようにそっと目を閉じる。

美那子のその想いが伝わってきて、ポロポロ泣けた。

そしてお守りの中にあった美那子の写真を取り上げて、

別れた。あれは絶対に奥寺の手から取り上げないといけ

ないもの、彼女は迷わずそれをした。自分への想いを

断ち切らせるために・・・。

心から愛している人だから。

奥寺のためだったら、いっぱい泣ける美那子だから・・・。

その場で二人で暮らすことに必死で努力したからこそ、

別れを選択することができたのかもしれない。

ちょっと意外だったのは、八代のところに戻った時の

美那子の表情。・・・安堵したような笑顔。

彼女にとって、恩のある人だけではなく、やはり懐かしく

思える夫ではあったんだなと、そのとき、わかった。

・・・形の違う愛なら、同時に存在できるのかな?

人生経験の少ない私にはあの表情はちょっと理解でき

なかった。美那子にとって八代が父親のような存在と

いうなら別かもしれないけれど・・・。

ただ、八代の家に戻っても針のムシロであることには

変わりない気がする。

それと、深読みかもしれないけれど、八代のところに

戻らないと、奥寺は美那子を引きずる。一人で暮らす

のではなく、夫のところに戻ることで、完全に終わりに

したのかも・・・。

それくらいの芯の強さは持ってる人だと思う。

今回、一番好きというか、ふいに泣いたシーンがあって。

それは、八代の家から出てきて、橋の上で美那子と奥寺が

出会うところ。彼は何も言わず、美那子のカバンを手にし

て歩き出す。ここがとても素敵だった。

それから、奥寺が自分のアパートに美那子を招きいれ、

すぐにココアをいれてあげるところ。

なんだろ、ここでもわけもなく、泣けた。

おもてなしができるような装備は何もないのに、それでも、

細やかな気遣いをみせる奥寺にちょっと感動した。

この人はいつもそうだ。

人がやってきたら、おもてなしをする、そういうやさしい

感じがとても好きだった。

最後、奥寺、難しいルートを単独で登っていたけれど、きっと

戻ってくる。最後のリベラの歌、奥寺の最後のシーンにかぶ

らなかったの。「完」と出たあと、山の映像とともに歌が流れ

た。だから、彼の物語はまだ続く。

「彼方の光」という歌は、天に召されたような内容の歌詞なの

で・・・。(日本語訳はスタジオパーク~で紹介されてた)

美那子が彼を守っているんだと思う。

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2006年2月26日 (日)

「時効警察」7回目

時効警察、おもしろかった~♪

終わったあと、私は指折り数えた。

ひぃ~、ふぅ~、みぃ~・・・・・

・・・・。

ガ~~~ン!半年もコロッケ食べてないっっ!!!

早速、次の日、コロッケを買いに走った。

う~ん、おいしい~♪

・・・一番の感想がこれなんて・・・。

でも、おもしろかった。

前に、気づいたらみんなが警察のフィギュアに夢中になって

たというシーンがあったけれど、今度は気づいたらみんなが

コロッケを食べてた。(笑)

コロッケをこっそり鑑識課に運ぶサネイエもおかしかったし。

今、登場人物を公式で見ていたら、なんと!蜂須賀って、

十文字の部下だったのね。驚いた。

署内に出入りしてる新聞記者かと思ってた。。。

そんなわけないか・・・。

なるほど、だからいつも一緒にいるんだな。。。

ナレーションは由紀さおりさんだったんだあ~!!

ぎょおおおお、びっくりっっ!

えっ?時効警察、あと2回で終わり???

なんてことっっ!

9話で終わり???なんでまた・・・。

びっくり・・・。

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2006年2月23日 (木)

「アンフェア」7回目

アンフェア、ここにきて、今回、爆発した感じ。

脚本が暴れまくってる。

犯人は一体、誰だあ~~!

犯人探しも、お話自体もおもしろい!

それで、予告を見たけれど、絶対に瑛太くんは死んでな

いね!(笑)捜査本部に犯人がいると思った雪平が、

彼を守るために仕組んだ罠よ・・・絶対っっっ。

でないと、若いイケメンがいなくなって寂しいぃ~。(^^;

そういえば、瑛太くんも「ウォーターボーイズ」で知ったん

だったな。「オレンジデイズ」も好きだったし。

以前より、骨っぽくなって、素敵になったなあと最近よく思う。

「アンフェア」は西島さんが去ったあと、瑛太くんにかかって

るのよぉ~。何を言ってるんだあ~~、あたしったら。(^^;

脱線ついでに、脚本を書いてる佐藤嗣麻子さん。

以前、エコエコアザラクという映画で監督をされていた

んじゃないかと。違ってたらごめんなさい。

サスペンスホラー?っていうのかな?そういう路線の

作品だったけれど、ロマンスもあって好きだった。

主題歌がまた素敵で、必死でCDを探して買ったのを

おぼえてる。

アンフェアも、少しその雰囲気を引き継いでいて、

だから、なんだか懐かしい・・・。

話はもどって、「アンフェア」。

推理ドラマの中では、大成功してるんじゃないでしょうか?

攻撃的な上、作りが抜きん出てると思う。

はなまるっ。えらそう・・・。(笑)

推理ドラマって、トータルで成功するって難しいと思う。

犯人が途中でわかってしまったり、展開が力技すぎて、

こちらの感情移入できなかったり、推理ばかりで、人物

に魅力がなかったり。だからこういうタイプのドラマは、

いつも期待しないようにしてるのだけれど、「アンフェア」

は最初から結構よかった。

うれしい~♪

このドラマ、1話から4話?5話から8話?そして最終と

3部に分かれていて、犯人がそれぞれにいて、

ネット情報では、そのすべてを操る黒幕もいるらしい。

ますます、おもしろそう。

こういうの、大好き。(笑)

録画しておけばよかったと激しく後悔。

いままでの展開でも、犯人がまったく予測できてない。

初回に全部タネをばらまいてあるので、どう流れていっ

ても、納得できそうだし。

かなり大掛かりで、でも緻密な細工がされているので、

安心して見ていられる。

きっと、最終回は「こうきたかっっ!!」と驚愕させてくれる

ことだろう。ワクワク~♪

お話は11話まであるとか。なのであと4話、大事に見たい。

瑛太くんの安藤刑事、死なないで、最後まで雪平と犯人

探しをしてほしい~。安藤がそばにいるから、雪平の

女性として多面的な部分が引き出されるんだから・・・。

来週で退場なんて、もったいない・・・。

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2006年2月22日 (水)

「氷壁」5回目part2

「氷壁」5回目、感想part2。

 あらすじ と ●感想 

八代の病室。

現在の状況などを八代に報告する八代息子。

奥寺が南部のところを辞めたこと、相手側にはもう打つ

手がない気配、今度の裁判では、美那子に証言させる意向、

続けて、室井にもこちらが有利になるための記事を書かせる、

などなど裁判で勝つための戦略を練っている息子。

八代はそんな彼に「責めるのは相手に逃げ道を与えてからだ」

と諭す。不満気な息子。

その会話を病室の外で聞いている美那子・・・。

奥寺の近況を知る・・・。

●南部からは「あまり評判がよくない会社」だと言われて

いたが、「責めるのは・・・」という言葉にちょっとポイントが

あがった。(笑)社のイメージを保つためかもしれないけ

れど。

南部のところを辞めたと聞いて、奥寺のところへ訪ねて

くる北沢母。

「南部さんはあなたのことを気にしてる。私ね、今度のカラ

ビナの鑑定が区切りだと思ってる、壊れなかったら、裁判

を続けても意味がないもの」

●結構、なんていうか、大人が周りにそろっているという

か・・・。八代に、南部に、北沢母、あと、弁護士とか。

奥寺、北沢、美那子、八代息子、ユカリの若い世代と

2層式になっている気がする。

現役で本気で動く若い世代は、うらやましいくらい

エネルギーにあふれてるというか・・・。

その中で、北沢母はすごい癒し系・・・話す言葉や声を

聞いていると、ホッとする。

「もし壊れなくても、K2へ行ってカラビナをみつけます。

北沢をみつけます。そうすればはっきりします」と奥寺。

「もうやめて・・・。裁判が続いてると時間がとまっている

みたいで、前に進めない。もう終わりにしたいの。この

裁判はみんなにつらい思いをさせてる・・・。

美那子さんだってそうでしょう?」

「どうしたいの?あの人と結婚したいの?

結婚してどうするの?養っていけるの?

・・・山を捨てられるの?

奥寺くん、あなたのためにも和解した方がいいと思う」

「すいません」奥寺は北沢母の言葉にも和解を否定する。

「頑固ねえ~・・・」

●このシーン、好きだな。お母さんが優しく、

でも率直に今の奥寺の孤立している状況や姿勢を

たしなめてる。

「どうしたいの?」

まるで、混乱してだだをこねてる小さな男の子を

あやすよう・・・。やさしいなあ~。(T-T)

「・・・ユカリには中途半端はやめてね」

●最後は、恋に暴走する娘の母として、釘を刺して

おくことも忘れない。

「ユカリには・・・」の、この「には」が美那子に中途半端

な奥寺を批判してる。いや、今の中途半端な奥寺を

諭してる。

母に会ったあとの奥寺はなんか、すっとした表情を

してる・・・みたい。彼も恋に暴走してるもんなあ~。

美那子のところに、奥寺から電話が。

奥寺は美那子に別れを切り出す。

●山を捨てられない・・・と結論を出したのか、美那子を

これ以上、不幸にしないように思ったのか・・・。

今の状況でも美那子はつらいし、でも山を捨てられない

自分といることは将来もっとつらくなる、だから身を引い

たのかな・・・奥寺。

「美那子さんのこと、きっぱりあきらめます。

もう電話もかけません」

「・・・それでいいの?」

「それでいいんです・・・今まですみませんでした」

電話を切ったあと、美那子は虚ろに宙をみつめる。

●自分以外誰もいない、誰も見ていない、暗い部屋。

普通ならここで、美那子は号泣するだろう、そう思って

見ていたのに、美那子は泣かない。

つらそうに奥寺とつながっていた携帯を手で包み込

んで呆然としてる。

私なら、泣く・・・絶対に泣く。

なのに、美那子は泣かない。

美那子には泣かせない・・・。

それがなんか今までの彼女の孤独や我慢を浮かび

あがらせる。これくらいでは泣かない女性なんだと。

そっと、愛する人からの別れの言葉を胸に忍ばせる。

そんな女性なんだと。

裁判が終わったら、すべて元通りだという八代。

奥寺との別れで、自分の状況もすべて元通り。

美那子は八代の社長夫人のまま・・・。

奥寺のアパートにユカリがやってくる。

彼女は、八代に二人の山行きを伝えたのは自分だと

告白しにきた。泣いて詫びるユカリ。

奥寺はそれを許し、もう自分のところには来ない方が

いいと言う。

「・・・奥寺さん、美那子さんのことあきらめられないん

でしょう?私も・・・そうだから・・・」

●何をしにきたんだ・・・ユカリ・・・。

ただ、会いたくて?罪悪感に苦しんで?

しかし泣き落としだなあ~~。完全に。

奥寺って女性の涙に強い・・・。見直した!

それより、お土産のメロン、さっそく切りわけ、その上、

一口サイズにして、爪楊枝がさしてあった。

これは・・・ユカリがしたのかな?いや、状況的に奥寺

だよね・・・繊細だわあ~~。コーヒーも出してあげて。

メロンをのせているお皿がとっても小さいのも、演出が

うまいというか、なんというか・・・。愛嬌あるわ。。。

カラビナの実験。

カラビナは壊れず・・・。

喜ぶ美那子と兄夫婦。兄はそんな美那子に、

「カラビナが壊れなくて、ほっとした。あとは自分のこと

だけを考えろ。お前が幸せでないと俺もダメなんだ」と

いう。

●これで兄関連の問題は解決。兄も美那子の

気持ちを察して、GOサインを出してくれた。

裁判が終わったら、元通り。

そういう自分の運命から助け出してくれる

男性はもういない。奥寺は去ろうとしてる。

八代夫人でいることができないなら、自分で

動くしかない。

美那子~~~、選べ~~~。(^-^)

八代退院。

家にむかう車の中で。「いよいよ裁判も決着する。

真実を話せばいい、北沢君の一方的な想いに君は

迷惑をしていた。奥寺君も同じだ。

・・・私は君を信じているから」

八代の言葉に無言の美那子。

車が奥寺の働いてる現場を通りかかる。

先に、奥寺に気づく美那子。

やがて、美那子に気づく奥寺。

二人はみつあう・・・。

そっと車は去っていく。。。。

雨に打たれ、立ち尽くす奥寺。

隣にいる夫に知られまいと、気持ちをおさえる美那子。

●このシーンもロマンティックなシーン。

あきらめようと、必死に自分の気持ちを抑えてるのに、

そんなときに限って会ってしまう・・・。

時間がたって、もう顔を見ても大丈夫、冷静でいられる

思っていても、実際に会ってみると、想いは容赦なく

あふれ出す。

奥寺を一秒でも長くみていたい、彼のその視線の中

にいたい、そう願う美那子の心情がよくあわられていた。

自分が動かなければ、もう次には進めない、彼をうし

なってしまう、そう悟らせるシーンだったのかもしれない。

裁判の日。

美那子の証言。

北沢のストーカー行為に迷惑をしていたということを

美那子に証言させようとするヤシロ側弁護士。

美那子はネイルを取り除いた自分の爪をみつめ、

意を決したように、それを否定する。

「違います。北沢さんはストーカーではなく、かつて私も

北沢さんを愛していました」

どよめく法廷。

変わって、奥寺側弁護士。

奥寺となぜ山へいったのかと尋ねる。

「あのときは逃げ出したかったんです。裁判でいやな証言

を強要されそうになったので・・・」という美那子。

「でも、ほんとうは・・・会いたかったんです・・・奥寺さんに。

私は奥寺さんを愛しています」

●裕福な社長夫人の立場を捨てた瞬間。

やっと公の場で、自分の気持ちを言い切った美那子。

ウルウルしてしまった・・・。

( 感想終わり )

ドラマの神様に私からのお願い

最終回は奥寺が山に行きそう。最終回のタイトルを

見てみると「山男の伝説」、奥寺は生きて美那子の

もとへ帰ってくるんでしょうか・・・。

神様・・・美那子から、はじめて自分のためだけに

愛した奥寺を奪わないであげてください。彼女の

人生を見ていると、自分のために選んだことなど

何もなかったのかもしれない、と思う。

これからやっと愛した人と暮らしていける。

今はまだ孤独から脱しただけ、何も始まってはない。

奥寺も同じ。おれはずっと一人、一生一人だ、と

K2で北沢に言ってた。彼にも誰かと一緒に生きて

人生を味わってほしい。天涯孤独だと言った人だから。

それはこれからだもの。

だからここで奥寺を連れていかないでください。

ラストは、どこか山の家で美那子と奥寺がひっそりと

幸せに暮らしてる、そんなのだといいなあ。

そういうラストをお願いします。。。

ドラマの神様・・・NHKの制作者さま。

「氷壁」は他の冬ドラマより先に最終回を迎える。

今年はじめての「連続ドラマの最終回」だ。

よい最終回であってほしい。

よい感想が書けるといいな。

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2006年2月21日 (火)

「氷壁」5回目part1

ようやく5回目の放送~♪

良かった~!このドラマ、すごく好き。(T-T)

脚本や演出が細やかで、奥寺と美那子、それぞれの

心情が変化していく過程を丁寧に描いている。

最初の方に出てきた印象的な手のシーンが、

今になって伏線として、バンバンきいてきている。

今回の一番の感想。

美那子は、ほんとに泣かない女性。

かなり芯の強い女性なんだ。我慢を平気でできる人・・・。

凍りついたように、どんな時も泣かない美那子。

この人は一体いつ泣くんだろうと、私はずっと美那子の

瞳をみつめてた。でも、ここでも、ここでも、泣かないの

ね・・・と逆にこちらがつらくなった・・・。

よく泣くユカリとも対比されている・・・。

ちなみに、裁判の最後のシーン、私の方が泣きそうに

なった。不覚にも、うるうる。。。

前回のようにあらすじを細かく書き出したりしたいと思いつつ、

ぐっとこらえて(笑)ちょっとだけ。といっても今回も長いかな。

 あらすじ と ●感想 }

奥寺と美那子は山に向かう。

●山の駅で、先に着いた美那子が一生懸命、鏡を見て、

身だしなみを整えてる・・・。ふいに鏡に奥寺がうつって、

照れたように振り返る。奥寺のまっすぐな視線を恥ずか

しそうに受け止める美那子の表情がとってもいい!!

もうね、このシーン。すっごく、かわいい!!!

もう、ほんとに、かわいい!!

気恥ずかしいって感じが美那子の表情にあふれてて、

自分の置かれてる立場や、それまでの苦しさなんて

忘れさって、ただただ一人の女性になってる。

特にやがて来る奥寺に見られるんだからと、鏡を見て

帽子をなおしてる、そのシーンだけで、もう美那子の

華やいだ恋心如実にあらわれていて、私はつい感動

してしまった。この演出、素敵だなあ~。

恋心が宿る時って、ほんとに幸せなのよね~~・・・。

はあ~~。。。。ため息・・・・。

そして・・・二人は話す。

奥寺は、子供の頃、暗くて、友達は北沢だけだった。

彼の父親に山を教えてもらって、自分の生きてる世界

は小さいということを知り、気が楽になったと話す。

美那子は、中学生の頃、父親の工場が倒産し、父を亡くし、

その後、母も病気になった、借金をかかえ、自分も働こうと

クラブのホステスになった。6年ほど前、妻を亡くしたばかり

の八代と出会い、兄の工場のこともあり、彼の後妻となった。

「お金に苦しむのはもういやだった。八代は私と家族を

助けてくれた。彼もさびしい人・・・」と自分の過去を語る。

●お金に苦しむのはいや、という美那子。じゃあ奥寺

との恋はどういう位置づけになるんだろう・・・。

兄は元々工場をしていて、八代と美那子との結婚で

助けられたという、それなら美那子がどうにかなって

も、兄は大丈夫かもしれない・・・なんてふと思った。

二人は山の頂上へと。

眺めに素直に感動する美那子。

奥寺は、そこで、ネイルをしていない美那子の爪を見て、

「今日は何もつけてないんですね・・・」とたずねる。

「奥寺さんと山に行くならいらないと思ったから」

そう無邪気に微笑む美那子。

奥寺は美那子をやさしくみつめ、その手を自分の手で包み、

彼女にキスをする。

そして、どちらからともなく、しっかりと抱き締めあう。

「もっと前にあなたと会いたかった・・・」

●いやあ~~。ロマンティック!!

キスは予想できたことだったけれど、思いのほか、

二人が、ヒシッと抱き締めあったので、おおっ!と

うれしくなってしまった。想いあっているという、熱い

感情が噴出したというか、お互いが求め合っている

ことが一瞬にしてわかったというか・・・。

もうこのシーンで、二人の気持ちは出来上がってしま

った感じ。あとは、、、暴走するのみ。。。。

うん、ロマンティック♪

山の駅のホームで。

別れ際、奥寺は美那子に、

「もううそをつくのは、いやです。もう隠したくない・・・」という。

「うそをつくのも、隠すのも私は平気。でも、あなたがうそを

つくのがいやならそれでもいい・・・」という美那子。

●抱き締めあったことは山の上だけでのこと、と言う

ように、下界におりてきた二人は、冷静で憎らしいくら

い。(笑)でも、気持ちを確かめ合った二人の間には

深い信頼で満たされているよう・・・。

北沢と一夜を共にした朝、現実がもどってきて、

そこから逃げることはできなかったといっていた美那子。

一方、山からおりてきたあと、奥寺との恋からは逃げ

ようとしない美那子・・・。

「もっとはやくあなたと・・・」っていうことなんだろうなあ。

そのころ、ヤシロ社では、ある電話によって、

奥寺と美那子が密かに山に向かったことが伝わる。

帰宅した美那子に詰め寄る八代。おびえる美那子。

が、突然、八代は心臓発作に襲われる。

その事態を知り、八代の息子は、

「一体、何人の男をたぶらかしたら気がすむんだ!」

と美那子を責める。

●密会から帰ったら、すでにみんなの知るところ

だったなんて、驚愕するなあ。。。誰が密告したのか

は大体わかるけれど・・・。

息子からしたら、これで裁判が有利になると思ったら

笑いがこみ上げる出来事だろう、でも、ショックで

父親が倒れたとなったら、あたり散らすしか方法が

ないというか・・・。

倒れた父親を思って、怒りがおさまらない八代息子は、

奥寺にも会いに行き、

「父親が倒れたのはお前のせいだ。南部社長の会社も

ヤシロの圧力で倒産しそうだ。南部さんのことを思うなら

さっさと和解に応じろ。北沢の名誉より生きてる人間を

守るべきだろう?」とぶちまける。

自分たちの密会がすでにみんなの知れるところとなって

おり、その上、南部の会社にまで迷惑をかかっていると

知った奥寺は愕然とする。

●南部の会社に圧力がかかることは、私なんかでも

予測できたこと。なぜ、驚く奥寺・・・。(^^;

密会から帰って、美那子には八代の発作。

奥寺には南部への圧力というあらたな試練。

意識を戻した八代は、看病する美那子言う。

「どうせ私の方が君より先に死ぬ。だからそれまで一緒

にいてほしい。私がいきているうちは君は私の妻なんだ」

●八代は八代なりに美那子を愛してる。はじめは嫉妬

の嵐が吹き荒れていたけれど、今は病気に倒れ、気弱

になったのもあり、美那子を説得しているかのよう・・・。

八代って、それほどひどい男っていうわけでもない。

でもね、でもね、私からすると八代は威圧感があって、

何かあるとすぐに夫婦じゃなくなって、主従関係のよう

なってしまうのが、見ていてなんともシンドイというか、

息苦しいというか・・・。ほんとの会話をしてない気が

するし・・・。美那子、奥寺とは普通に言いたいことを

言って、ケンカしてるのにね。

裁判。

奥寺は北沢の自殺説をあらためて否定。和解も拒否する。

それで、ヤシロ側弁護士は、奥寺が美那子と山に出かけた

ことを問題にする。奥寺は、北沢同様、自分も美那子が

好きで、山に誘ったと証言する。

「ただ会いたかった。おれの一方的な気持ちです」

そして、奥寺の思いはK2登頂の頃から北沢もすでに知っ

ていたことも証言する。これにより奥寺の思いが北沢の

自殺?を招いたのでは?とも、とらわれることに・・・。

●法廷に入ってきたとき、美那子はこんな状況

の中でも奥寺に会う、ということに、ときめいてる。

奥寺の視線を受け止めて、瞳の奥が微笑んでる。

まあ、その後、包み隠さず自分とのことを証言さ

れて、一瞬でとまどいの表情にかわってしまうけれど。

裁判後、奥寺側の弁護士は、これで、奥寺の供述の信用性

は完全になくなった、あとはカラビナの実験結果に望みを

託すしかないと分析する。

「なぜ相手の夫人と山へなんかいったんだ」と怒る南部社長。

それに、うそをつくのがいやだったという奥寺。

「お前を助けようとして力を貸そうとしてくれているのに、それ

がわからないのか!」と本気で南部社長から殴られる奥寺。

奥寺は「これ以上迷惑をかけられない」と南部の会社を辞める。

●天涯孤独だと奥寺は言うけれど、本気で心配して

くれる南部とか北沢母とか、ちゃんといる。

でも、奥寺にとって、大切なのは美那子。

裁判も、敵も味方もなく、助けようとしてる人たちの

気持ちも無にして、一人の男として美那子を支え

うとしてる。

そしてもう一つは揺るがない信念。

いや、これがすべてかも・・・。

奥寺はK2に真実を探しに行こうと決めている。

そこには北沢の死の原因があって、それが真実。

揺るがない真実がそこにあると思っているから、

裁判の結果など、二の次なのかもしれない・・・。

だから、裁判より美那子を優先させることができたの

かもしれない・・・。

裁判で真実を探そうとする(決着点をみつけようとする)

人達とは、まったく違う次元に奥寺が居るのはその

せいなのかもしれない・・・。

兄の電話に出る美那子。

「奥寺とはどうなってるんだ」

「私も、好きよ。

でも、自分の立場はちゃんとわきまえてるから」

●もうごまかさずに兄に堂々と気持ちを伝える美那子。

その表情はとても晴れやか。うそをつくのも、隠すのも

平気、そうやって生きてきたのに、生きているのに、

兄には、もううそをつくのをやめてしまった美那子。

兄には本音を言ったということだあね・・・。

前回、ヤシロ側から好条件で、奥寺を貶める記事を書か

ないかと誘われていたライター室井が、突然、奥寺の

ところへやってくる。

彼は「人妻に惚れるなんて通俗的で君らしくない」「君は

僕のヒーローだったのに・・・」と不甲斐ない奥寺を責める。

そして、「俺に話せ、真実を記事にしてやる!」

「勝手になんとでも書いてください!

ヒーローが好きなら自分でなってください!」

投げやりになってライター室井を追い返す奥寺・・・。

●マスコミのいいネタにされ、自分を助けようとして

くれた人を失望させて、援助してくれた南部のところも

辞めてしまった。どんどん孤立していく奥寺。そんな

ところに、知りもしない室井からも文句を言われて、

まさに踏んだり蹴ったりの奥寺。

自暴自棄になってくってかかる様子がなんとも気の毒。

( part2に続く )

このドラマ、再放送してほしい!!

もっとじっくり1話から見てみたい。

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2006年2月18日 (土)

「時効警察」6回目~うすうす~

今回の「時効警察」

なんかとってもよかった。相変わらずのドタバタコメディ?なんだ

けれど、情感があって、しんみりする展開で。

ちょっと、感動・・・。

今回は、夫を殺した妻が子供を連れ、逃亡の末、時効目前、

霧山たち警察の面々と知り合ってしまうというお話。

妻役が森口遥子さん。なんといってもすごい綺麗かった。。。。

綺麗だなあ~~って何度もつぶやきながらテレビを見てた。

しかし、なぜか歌は音程をはずしてる気がしたんだけれど・・・。

その逃亡妻に恋をしてしまうのが、十文字。

ひとめぼれして、ぼうっとカウンターの端で彼女を見ている姿が

なんともおかしかった。

霧山に言われて、妻の指紋を採取しようと、三日月がこっそり

スナックのカウンターにあるワイングラスを自分のカバンに

入れたら、それに気づいた十文字。自分のハンカチでしっかり

そのワイングラスについた指紋をぬぐっていた!

三日月に怒られた十文字、

「だって、恋したんだもん・・・・。(--; 」

かっかわいい!!!

今日のドラマで、一番、底抜けに笑ったシーンだった。

いいぞ!!!十文字!!豊原さん!!!

それから 「うすうす」。

「うすうす」ね、「うすうす」。

うすうす気づいているってことあるよね?

三日月の気持ちに気づいてる霧山、

霧山の気持ちに気づいてる三日月。

確かめるのは怖くてできないけれど、うすうす気づいてる。

うすうす気づいてるってことあるよね?

なんかこれもとっても、かわいい言葉だなあと思った。(*^ー^*)

いつもは、本編にからまない、別件の捜査で時効課を

通りかかるだけ、っていう十文字がクローズアップされた

いい回だった。時効課には他にもたくさんたむろしている

ので、ちょっとずつクローズアップしていってほしいな。

あの鑑識の人なんてネタにはもってこいだと思うけれど♪

来週も大期待!!!

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2006年2月17日 (金)

「氷壁」~スタジオパークからこんにちは~

今日、NHKの「スタジオパークからこんにちは」

玉木宏さんとリベラが出演した。

リベラというのは、少年合唱隊のグループ名なのだけれど、

その数人が来日し、スタジオで生歌を披露していた。

私はこの番組、すっかり忘れていて、たまたまテレビをつけたら、

リベラの曲紹介をしているという、ものすごい幸運!!

あの「氷壁」のラストに流れる曲をフルで聴くことができた。

ほんとに素晴らしかった!!

感動で、泣きそうになった。

画面には日本語訳が同時に流れ、歌の意味も知ることが

できた。なんていうんでしょう・・・。

人間界の様々なことを見事に昇華させてしまう・・・。

崇高な聖域に融けこんでいく人の魂、というか・・・。

ああ、このドラマのエンディングは、

こういう歌だったのかと思うと、余計に泣けてきた。

そして、お話がここを目指すなら覚悟して見ないと、と思った。

※日本語訳は本当に素晴らしい。

できたら、ドラマのエンディングでも載せてほしい。

そして、玉木宏さん。

はじめて、インタビューを見た。

一番に思ったのは、

地声の方が厚みがあって、低いなあということ。

奥寺の役で、私がいつもちょっと違和感を感じているのが、

彼が叫んだ時の声。乾いた軽い?声というか、普通の時

の声とは別人のように声が変わる気がして仕方なくて・・・。

どうも浮き足立ってるような感じがして・・・。

歌も歌われるということなので、これからはいろんな声色を

自在に使えるようになってほしいなと思った。

玉木宏さん、ご本人の印象は、現代的な好青年かな。

奥寺のクラシックな好青年とは、違ってた。

私は、やはり奥寺役の玉木さんが好きだな。

でも、ドラマファンにこういう風に思われるというのは、奥寺役

がはまってるということで、俳優としては大成功なんではない

だろうか。また、土曜日の夜、奥寺に会うのが楽しみだ~♪

玉木宏さんといえば、私は「ウォーターボーイズ」しか知らない。

「ラストクリスマス」も見ていたけれど、準主役の部下役の人

だったなんて、まったく気づいてなかった・・・。それを知った

のも、ついこの間のことで、苦笑してしまった・・・。

イケメンはイケメン役をやると、当たり前で印象に残らないの

かも・・・。「ウォーター・・・」はびっくりする程の3枚目をやって

たから、いやでも強く印象に残った。。。

そのときの感想は、この俳優さん、これほどのひどい格好が

できるなんて、(ひとり、お笑い部門担当って感じだった)

根性あるわあ~、すごいイケメンなのにこれができるんだか

ら、すごいわあ~将来が楽しみ♪っというものだった。。。。

ギャップのある役柄は、普段ぼお~~っとしてる私の脳裏に

も、はっきり、くっきりと刻まれるということなのね。。。

玉木さん、今年は「氷壁」で、出足は最高!

飛躍の年になりそう。

チャンスをしっかり手中におさめて走っていってほしい。

ところで、結構、ラスト2回分の「氷壁」の予告が流れてる。

楽しみが減るので、見たくないといいつつ、ついつい見てしまう。

なんかねえ~、あらすじが見えてしまってねえ~、(^^;

でも、奥寺に会うのもあと、2回かあ~。

さみしいなあ~~。

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2006年2月12日 (日)

「時効警察」5回目

今回は、コネタというか、笑いどころが散りばめられて

あって楽しかった。

前回は、だあ~~っと話がすすみ、最後でビシッと

引き締めた感じで、霧山、かっこいい~っていう感想

しか持てなくて、他に取り立てて、印象に残ることが

なかったというか・・・。

それにくらべると、今回はかなり私好みの展開。

犬のお尻と三日月が間接キッスなんて・・・おかしい。

もっとおかしかったのが、霧山と「五月の朝の爽やか」

さんが抱き合ってるのをみて、三日月が誤解、ショック

を受けたというシーンがあったのに、それはまったく

フォローされず、放置されたまま、種明かしになったところ。

ものすごく三日月がゾンザイに扱われてて噴出してしまった。

三日月の存在ってこういう相手にされているようで、相手に

されてない、コネタの中の一つなのかな。

「五月の朝の爽やか」さんの会社に行った時に、体育会系

のノリにあわせようとして、霧山がすっとんきょうな声を

出していたのも、何度聞いてもおもしろい。

ほか、時効係?の3人さんや、鑑識?の変な写真を集めて

いる人とか、ものすごくおかしい。

別件を捜査している十文字刑事も変に突き抜けてるし。。。

来週もまた期待~♪

オリンピック、はじまった。

いまのところ、結果だけ後追いで知るという状況に

陥ってるので、盛り上がりに欠けてる。。。。

しかし、予選は見ることができても、決勝は明け方だもん。

無理よね・・・。楽しみはスピードスケート、ショートトラック、

フィギュアスケートかな。

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2006年2月11日 (土)

「氷壁」4回目part3

{ あらすじ と ●感想 

美那子のところに兄が駆けつける。

「お前、本当に不倫していたのか?なぜ北沢くんとのことを

知られてる?・・・兄妹そろって社長の顔に泥を塗って、

ただですむとは思えない・・・」

●この兄のセリフ、なんでか違和感があって仕方ない。

なぜ?「兄妹そろって・・・顔に泥を塗って」

考えてみればそれで間違いないんだけれど・・・。

兄嫁が夫より「常務」の美那子に頼りきってるせいかな?

全部一人で抱えこんで、「私がなんとかする」とがんばって

いるのに、やってきた兄が「兄妹」で「顔に泥を塗る」なんて

いうから、私も美那子と一緒になってムッとしたのかも・・・。

奥寺は裁判の打ち合わせに。南部社長、北沢母、妹、弁護士。

弁護士が代表して奥寺に、「なぜ、北沢と美那子とのことを

黙っていた」と問うが、彼は無言。

北沢母が「彰を守ってくれたの?」と聞かれて、奥寺は、

「・・・はい」と答えるが、彼の本心に気づいているユカリは

「それだけじゃないでしょう?美那子さんのためでしょう」

驚くみんなに続けて、「奥寺さんはやさしいから、兄のため

だけでなく、美那子さんのために黙っていんです」と

打ちあける。怒る南部社長。「お前~!相手は敵なんだぞ!」

●北沢母の考えにうなづいたものの、即座にユカリに否定

され、立場のない奥寺。(笑)私も奥寺が「はい」と答えたの

は、意外だった。美那子のためでもあるとは言えなかった

のか、言えないよねえ。それは。。。

しかし、真剣に裁判に挑んでいる南部社長や、弁護士さん

からしたら、奥寺の行動はほんとに困りもの・・・。

ヤシロ邸。

自室にいる美那子に奥寺から電話が・・・。出ない美那子。

●奥寺は、南部社長に叱られても、美那子への想いが

もうとまらない模様。いつからだろう?奥寺が暴走しはじ

めたのは。帰国してから、ヤシロ本社の会議室で二人っ

きりで話したくらいからかな?お互いの飾らない本音を

ぶつけあったのはあのシーンだった気がする・・・。

ヤシロ息子は山関係のライターに本の出版と引き換えに、

ヒーロー奥寺を徹底的に叩いてほしいと要請する。

すべてが順調にいっていて、和解へと進みつつあるという

報告を息子から聞いた社長は、和解の条件は奥寺の

発言撤回だけでいいと言う。

なぜもっと締め上げないのかと、不満気な息子に

「奥寺なんてどうなってもいい、大切なのは社のイメージだ」

という叱り付ける。

その二人の話を美那子は、立ち聞きしている。

●「奥寺などどうなってもいい」、「大切なのは社・・・」

それを聞いて、夫の冷徹さにおびえたのか。妻の自分さえ、

会社のためなら使い捨てされるんだろう、そう自分と奥寺

を重ねたのか・・・。

森脇は奥寺を訪ね、土下座して謝る。仕事ができなくなるよう

な圧力をかけられたと。次々と自分のまわりの人が困った状況

に陥っていると知る奥寺。

しかし、和解をすすめる南部社長には「やはりカラビナの故障が

原因。北沢のためにも発言をかえるわけにはいかない」と断固

拒否する。

●一緒にやきとりを食べる二人。なんかいい。

前で、ジクジクと鳥の焼ける音がしていて、つい焼き鳥を

食べたくなる。おいしそうだ。

それと、はじめに社長がごちそうするから来いと彼を誘った

のかな?去り際ためらいなく、ごちそうさまでしたと言う

奥寺。おい、おい、勝手にごちそうって決めていいの??

なんてとっさに思ってしまった・・・。

・・・細かいことが気になる私。(笑)

「死者の名誉より今生きているものの方が大切だぞ」

と奥寺に言いづらいことを言って諭す社長。

ほんとに奥寺のことがかわいいんだろう・・・。

北沢の月命日。

お墓で北沢の母に会う。

母は北沢の自殺説のことを聞くが、奥寺はそれを否定する。

「彼は死ぬような状況ではなかった。自分のために、好きな

女のためにいきたいと願っていました」と。

母に息子が愛した女性に興味を持ち、「美那子さんって

どんな人?」とたずねる。

奥寺は美那子のことを「かわいそうな人です・・・」と答える。

奥寺をみつめる母。

●以前、K2で「あの人はさみしい人だ。俺は天涯孤独

だからわかる」と奥寺は北沢に言っていた。

かわいそうな人、さみしい人、美那子のことを奥寺は

そう表現する。そして天涯孤独な自分だからわかると。

つまり、奥寺も、かわいそうな人、さみしい人・・・。

二人は同じ思いを共有している。

よく、ドラマであるけれど、同じ悲しみを持つもの同士、

惹かれあうという設定。まったく違う性格のライバルが

いて、その人との方が幸せになれるとわかっていても。

心の中の同じ空虚さを一緒にみつめていたり。。。

お互いに癒しあう存在なのだろうか。

一体、どちらがその人にとっていいんだろうと考える。

けれど、自分の心の底に隠しているさみしさに気づいて

くれるところから、心が開かれていくとしたら、同類同士

惹かれあうというのは、必然的なものなんだろう。

北沢宅で母と妹。山男の歌を歌う。

母は「奥寺さんはユカリを幸せにできる人じゃない・・・」と

ユカリに。

●北沢母の思いがけない歌・・・。ううっ。。。(笑)

なかなかアカペラで歌うのは、難しい・・・。

ところで、奥寺の言葉で母は彼が美那子に同情し、

惹かれているのを見抜いたみたい。

ユカリにはっきりと、あきらめなさい、と伝える。

この気持ちのいいくらいの率直さ。さすがに北沢や

ユカリの母って感じだ。二人ともお母さんに似てる。

そういえば、息子の死を聞いても、生きて帰ってきた奥寺

に「あなたが無事でよかった」と言ってのけた肝の据わっ

た女性だものね。

静かに海をみつめる奥寺。。。。

八代邸では、奥寺が和解を断ったことが社長に伝わる。

それを聞いた八代は、美那子に「こうなったら、最後まで

やるしかない。君も証言台に立たってもらうかもしれない」と。

驚く、美那子に「妻のスキャンダルをさらす夫がどこにいる。

私だってつらい。でも、ほかに方法がないんだ」と八代。

八代は重ねて聞く。

「・・・北沢くんを好きだったのか?北沢くんは君をくれと言った。

あれは君も同意のことだったのか?」否定する美那子。

美那子と対峙した八代は、気持ちが爆発する。

「何が不満なんだ?ほしいものは全部与えた。何が足りない?

正直にいってくれ。馬鹿にされるのは我慢ができん!!」

突然、激しく問い詰められ、美那子は彼の目を見ず、

「北沢さんとは、食事はしました。それだけです」と苦しく弁明。

「・・・そうか、君が今の生活を続けていきたいということは

わかった。君は彼につきまとわれていて迷惑をしていた。

そういうことだな?なら、それを法廷で証言してくれ。

自殺説の有力な裏づけになる」

自らが北沢を悪者にする証言をする状況に陥ったことに

動揺する美那子。

●かつて疑いを逃れるために夫についた一つの嘘が、

ずっと尾をひいて、ここでは、もう絶対に引き返せない

状況に。外野がいる中で、嘘の証言をし、愛し信じて

くれた北沢を貶めないといけない・・・自業自得といえば

それまでだけれど、どんどんと状況が変化し、事が

大きくなっていくのは、美那子の立場から見れば、

まさに針のむしろ、徐々に真綿で首を絞められていく

ようだろう。そして、今が最後、真綿が紐になり、

とどめをさされた。

自室にもどり、呆然とする美那子。裁判でうその証言を

しないといけなくなったことに途方にくれる美那子。

北沢の声が響く。「あの日のあなたは真実だと信じています」

奥寺の声。「あいつは最期まであなたのことを想っていた。

生きてあなたの元に帰ろうとしていた」

●罪悪感が美那子を苦しめる。

この美那子を見ていて、なんか苦しみが伝わってこないと

いうか、なぜ?彼女がそこにいるのは、兄の家族のため

だけのような・・・。他にそこにいる必要はないみたいな。

夫とは暖かく和む団欒はないし、自室もまったく生活感が

ない・・・。暗く冷たい牢屋のようだ。

いつ、そこを飛び出すのか・・・視ている私はそれをただ

待っている感じになってしまう。もっと美那子が八代を

捨てられない何かがあれば・・・。恩とか、絆とか。

そういえば、美那子と八代の出会いとか、描かれて

ないなあ・・・。

そこへ奥寺から電話。

携帯を胸に抱きながらも出れない美那子。

電話が切れる・・・。

美那子は奥寺の言葉を再度思い出す・・・。

「俺は本当はあなたを守りたかったんです・・・」

●何度目の奥寺の電話だろう・・・。奥寺はなぜそんな

に美那子を気遣うんだろう。・・・惹かれているから。

彼には美那子が相当、孤立していることがわかるから。

唯一、北沢の想いを知り、この屈折してしまった裁判

の中で、美那子が犠牲になっていることを、奥寺だけ

が知っているから、だからなんだろう・・・。

そして、まさに同じ苦しみの中に身をおいてるから、

彼は電話をかけ続けているのかな。

美那子は咄嗟に家を飛び出す。

薄着にカーディガンをはおり、夜道を駆ける美那子。

歩道橋の欄干の端に小さく身を寄せ、奥寺に電話する。

ルルルル・・・。

即座に電話に出る奥寺。

「・・・美那子です・・・」

「やっとつながった」

「・・・うそをついた・・・北沢さんとのこと、夫に責められて。

言えなかった・・・」

それまでの想いが溢れ出し、泣き出す美那子を必死に

なだめる奥寺。

「会って・・・話がしたい」

「私も・・・会いたい」

「山へ・・・行きませんか?俺の好きな山をあなたに見せたい」

「行きたい・・・」奥寺の声を聞いて、少し安堵したような美那子。

●会議室での言い争いと川べりの奥寺の告白以来の二人

の本音の会話。美那子は奥寺の気持ちを知り、彼を

寄せ付けようとしなかった。

でも、この状況になり、唯一自分の事情を知り、理解

してくれている奥寺に自分の気持ちをぶちまけるしか、

救われる道がなかった。

そういえば、北沢とは遊びだったのかと、奥寺に

聞かれ、「あなたに何がわかるっていうの?仕方なか

ったのよ」って言ってたな、美那子。

それがどう仕方なかったのか、とっても聞きたい。

それは次回でわかるのかな・・・。

翌日。

裁判の打ち合わせをキャンセルして、山へむかう奥寺。

途中、ユカリにみつかり、事を察した彼女は、

「私とお兄ちゃんのために、行かないで!」懇願する。

が、それを振り切るように行く奥寺。

一方、美那子も会議を欠席して山へと向かう。

●奥寺は電車でむかい、美那子はタクシーで行く。

奥寺の携帯は旧式で塗装がはげてて、美那子は

最新の携帯。とても描写が細かいなあと思った。

しかし、裁判をしていて、敵側の夫人と山へ行く。

それも北沢と関係を取りざたされている女性と。

奥寺はただでさえ叩かれているのに。

こういう状況で、山へいける奥寺ってすごい。。。

南部社長や、弁護士さんのため息が聞こえてそうだ。

~~おしまい。

ここまでの総括(^^)

奥寺が、美那子を好きなのはわかる。

北沢が、美那子に惹かれたのもわかる。

でも、美那子が北沢と一夜を共にした経緯というか、

彼に惹かれた理由がわからない。

ああいう光の中にいるような明るいまっすぐな人に

一時あこがれたって風なら受け取れる。

「仕方なかった」というのは、どういうことか、

まだはっきりとは語られてない。

そして、奥寺への想い。

この時点で、美那子は、まだ奥寺を愛している

とは思えない。ただ、窮地にいる自分を別の場所

へと連れ出してくれる理解者というだけのような・・・。

そして唯一、気持ちをぶつけ合える相手。

惹かれているとは言えても恋してるとか、愛してる

って、ところまではまだいってない気がする。

美那子って女性は、苦境に陥っている自分を救い

してくれる男性にただ、すがりつこうとしてるように思える。

八代にも、北沢にも、奥寺にも。

次回、お山で二人の気持ちがぐっと触れ合うに違いない。

とっても楽しみだ。

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2006年2月 8日 (水)

「氷壁」4回目part2

「氷壁」4回目感想の続き。

公式HPを見て、正しい表記というか、呼び名を確認したので、

今回からいきなり数ヶ所書き方を変えた。前回のは送信ミスが

起きたら、つらいのでそのまま。(^^)

 あらすじ と ●感想 

ヤシロ社では、美那子のパソコン内容が復元され、削除したはずの

北沢の恋文メールが社長の知れるところとなる。そのメールの内容

を読んで社長は放心状態になる。

●妻と北沢の関係を疑いながらも、北沢の言葉より妻の言葉を

信じていたんだな、社長・・・。「向こうが勝手に言ってるだけ」

と美那子は夫に弁明していたような・・・。

その夜、八代邸。

食事をしながら、八代は美那子に「鑑定でカラビナの欠陥が明らか

になったら、大変な損失になる。でもその前に裁判で勝敗はつく。

今度の裁判では爆弾を落とす。美那子、君を悲しませるようなこと

はしないよ」と。

元はと言えば、兄のつくったカラビナでこういう状況になったのだから、

美那子は彼の言葉に礼を言う。

が、その反面、八代のふくみ笑いに不安を募らせる。

●夫の言葉に、「ありがとうございます」とぎこちなく頭を下げ

る美那子。普段は普通の遠慮ない夫婦の会話をしているの

に、何かあるとすぐに敬語になる。夫と美那子との距離感が

とても出てる。

アルバイト先の工事現場。

奥寺は、頭の中にあふれてくる、さまざまな声(美那子、ユカリ、

八代、弁護士、北沢・・・)を振り切るように鉄塔をのぼる。

雪山にのぼるように、一心に。

●美那子への想い、ユカリの自分への想い、そして、北沢

の死に対して、あなたには死の責任はないのか?

そう責めるヤシロ側の人々の声。北沢との友情・・・。

人々の思いの渦の中で、息苦しさを感じてきている奥寺。

鉄塔をスイスイと登っていく姿を見て、この人は根本的に

都会の生活にはあわないのかなあ~なんてちょっと

さびしかったりして。(^^;

その突飛な行動から奥寺は、バイトを首になる。

それを知ったビルメンテナンスの南部社長は、あきれながら彼に

真意を問いただす。

奥寺は、来年もう一度北沢を探すためにK2へ行くつもりだった。

●この社長、奥寺にとっては父親のような存在。

彼を応援し、励ます、しかり、諭し・・・裁判の費用を援助し

てる。でも、ヤシロはこの会社にとっては一番の得意先。

その得意先を相手に裁判をしているのだから、すごい。

仕事をかけているといえる。そこまでして奥寺を守ってや

ろうとするなんて、すごい絆だと思う。いい人だ。。。

ネットで原作のラストが書きこまれているんだけれど、

このドラマもそうなるのかな?再びK2に挑むというし。

主人公らの名前が変更になってるのが、原作どおり

にはならないかもという、一縷望みを抱かせるけれど。

その後、奥寺のいる屋上に、ユカリがやってくる。

「この間はごめんなさい。奥寺さんはおにいちゃんを探しに

いこうとしてるのに、私は自分のことしか頭になかった。

やきもちなんて妬いて・・・でも、あのとき言ったことは本当。

私は子供の頃から奥寺さんが好き・・・」そういうユカリに、

「今は裁判とかいろいろあって、考える余裕はない」と告げる奥寺。

●ほんとにイジイジしない気持ちのいいユカリの言動。

えらいなあ。

しかし、ひとこと!

奥寺、ユカリの気持ちを牽制してるのに、その目はなんだあ~?

なんか熱い視線を送ってないですかあ~?

話し終わったあと、無駄にみつめてないですかあ~?

自分の気持ちを必死でおさえようとしてるユカリが、おさえきれ

なくなるじゃない・・・。残酷だよお~~。その視線。

いや、私ならもう、あの視線だけで、クラクラ~だ。

断言できる、クラクラよ。。。拒否しながら、くどくなんて、

高等な技を持ってるのね。まいったな。奥寺・・・。(笑)

奥寺のアパートに八代の息子が、和解を受け入れろ、と提案し

にやってくる。断る奥寺に「君が自分を通せば多くの人が

困ることになる。大人になれ」と。

奥寺に拒否された息子は、裁判で奥寺側の証言をする予定の

森脇(K2に同行し、二人を見守っていた人物)に圧力をかける。

●このシーン、普段の奥寺の生活を垣間見えて結構楽しい。

どこを見てるんだ~。私。

なぜ壁じゃなく、ふすまにK2の写真を貼ってるのかなあ~とか。

洗濯物は中で干すの?とか、折りたたみ式の机が多いなあとか、

なんでもかんでも物干しロープに吊り下げてるなあ、とか。

「多くの人が困ることになる」なんて、なんかなあ~。

裁判。

森脇は証言をひるがえす。

無線がとだえた間の奥寺の行動はわからないし、彼のしたこと

も理解できないと証言。味方の裏切りに失望する奥寺サイド。

その後、K2のキャンプに同行していた社長の息子も証言。

北沢は登山前に失恋していた。その相手は「ヤシロ社長の妻、

美那子さんです」と発言。自分は彼女から相談を受け、迷惑が

っていたと。法廷で、思いもしない展開に愕然とする美那子。

ヤシロ社長は美那子の視線に目をあわせようとしない。

●それまで北沢とのことは夫婦間のもめごとだった。

でも、これで、バア~ンと表面化し、美那子を苦しめはじめる。

北沢の自殺説を広めるため、北沢がストーカーめいた

行為をし、それを美那子にはねつけられ自暴自棄になって

いたのだと、作り話を息子は証言した。

でも、これはヤシロ社長に彼女自身が言った言い訳と同じ。

北沢を貶め、自殺説をほのめかし、裁判に勝とうとする

ヤシロのやり方に、黙って従うしかない美那子。

裁判の後、夫のヤシロ社長は、マスコミに囲まれて、立ち往生

している美那子をおいて、息子と社用車でたち去ってしまう。

一人残された美那子はマスコミから逃げ、タクシーで帰る。

●美那子を置いて帰るっていうのが、なんとも・・・八代の

すさまじい嫉妬心が出てるなあ。うそをつかれた、それに

対しての復讐心というか・・・。

美那子と北沢の関係がさらされた・・・第一の波紋。

その光景を目の当たりにしながら、奥寺は裁判前のヤシロの

息子の言葉を思い出す。

「君のひとりよがりが他人を不幸にする・・・」

●浮気が発覚し、ヤシロ側で孤立しはじめた美那子を

間のあたりにし、奥寺は彼女を心配そうにみつめる。

裁判の勝ち負けより完全に美那子のことで頭がいっぱ

いっていう表情。どんな時も、うそはつかない・・・やはり

とてもシンプルな人なのね・・・奥寺って。

美那子のもとに、奥寺から電話が・・・。

美那子はその電話を取らない・・・。

●奥寺から美那子への第1回目の電話。

彼女を心配して電話をかける奥寺。

敵側なのに、裁判で自分を守ろうとして、自分が不利に

なるのも構わず、かばってくれた奥寺と、裁判に勝つため

なら、妻さえもさらす夫。自分の夫は自分を守ってくれる

人ではない・・・それも妻のスキャンダルをも巧みに利用し

て会社を守ろうとしている。

二人の本質を対比させてしまうシーンだな。

電話をかけている奥寺。

ユカリはその様子を目撃、彼を切なそうにみつめる。

●子供の頃から好きだった人。その人がほかの女性を

心配して電話をしてる・・・ほかの女性を心から想っている。

その様子が身近にいて手にとるようにわかるだけに、

身を焦がすほど、つらいだろうと、、、同情してしまう。。。

~~続きは明日。

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2006年2月 7日 (火)

「氷壁」4回目part1

第4回、氷壁。今回もとてもおもしろかった!!

ただ一つがっかりなのは、1週休みで再来週に5回目が放送されること!!

なんじゃあ~~~!!2週間も我慢しろっていうのお~~!!もうっ!!!

ますます、氷壁にはまったので、今回はあらすじを入れながら、じっくりと

感想を書くことにしよう。2週間もあるし、一人で盛り上がるさあ~~。

寒いなあ~。今年はいつもと完全に違う。

たくさんの雪が日本各地を覆っている。大寒波ですな。

余談はいいとして、本題に。第4回 「裁かれたプライバシー」

★★

{ あらすじ と 感想 

奥寺は、裁判で、北沢と美那子の関係を証言しなかったのは、北沢の

名誉を守るためではなく、「あなたを守りたかったからだ」と、美那子に

告白する。思いがけなく奥寺の気持ちを聞き、動揺し立ち去る美那子。

●「それ以上は言わないで」って立ち去る美那子だけれど、二人の

男性から想われ、それもこれほど積極的に告白されて、幸せな人。

今時の男性ってふられるのが怖いせいか、石橋を叩いても渡らない、

つまりこちらの顔色をうかがうばかりで、終わってしまうことって多い気

がするから、なんとなく古典的な美那子の制止する言葉も、とても

うらやましかったりして・・・。(笑)

その二人の様子を見ていた、奥寺に想いを寄せる北沢の妹、ユカリは、

彼の本心を見抜いて、問いただす。

「奥寺さんは兄の名誉を守るためでなく、美那子さんを守るために二人の

関係を黙っていたんでしょう?奥寺さんも美那子さんが好きなの?」

それに答えられずに立ち尽くす奥寺。

●今回、いきなり登場シーンが多くなったユカリ。兄弟のように育った

北沢、その妹だから奥寺にとっても妹のような存在なのだろうか。

彼女にストレートにぶつかってこられて、言葉も出ず、立ち尽くすシーン

が何度もある。(笑)敵側の人間としている美那子へのひそかな恋

心を容赦なくつついてくるユカリ。奥寺は見透かされて戸惑うばかり~。

奥寺って脇が甘い。恋する女は鋭いものだけれど・・・。

一方、美那子の兄はヤシロ本社で、温度差でカラビナが劣化する

恐れがあると社長に報告する。社長たちは事態を協議することに。

それを夫から聞いた美那子は、兄夫婦の工場に駆けつける。

「ヤシロに見捨てられたらうちは終わり」と泣いて頼む兄嫁。

子供を見ながら、「あの子達が昔の俺とお前に見えるよ。おやじの

工場がつぶれて・・・」「やめて!あの子達は私が守る!」と美那子。

●父親の工場がつぶれて、それからの生活が美那子にとって

とてもつらいものだったことが窺える。甥や姪にはそんな思いはさせ

ない・・・しかし、本来なら父親である兄が発する言葉よね。

妹に頼るしかないのかな・・・。前回から思っていたけれど、この兄は

「隔靴掻痒」って感じ。意味が変か・・・。(笑)

兄の家族の生活を守ってきた妹。その妹の足をひっぱる兄のカラビナ。

よくできた脚本。この兄の家族がなければ、美那子がそこに存在

する意味はない、奥寺や北沢のように自由に生きていたんだろう。

裕福な奥様の生活だけでなく、自分でネイルサロンをやりたがる

ようなところ、その片鱗が出てる。自分自身の存在意義をどこかで

探していたんだろうな。

奥寺の勤め先。奥寺は、社長からユカリが美那子のネイルサロンの

場所を聞いていたと聞いて、急いで駆けつける。

その頃、ユカリは美那子のサロンで彼女に、兄が書いた美那子宛の

メールを見せ、「兄とはどういう関係ですか?不潔だわ。兄がどれだけ

あなたを思っていたのか、でもあなたは突き放すだけ。次は奥寺さん

ですか?これ以上、奥寺さんに近づかないでください!」

だが、美那子には相手にされず、追い返される。

●ユカリは、とてもストレート。まぶしいくらい。

北沢とユカリは性格的にとても似てる。まっすぐぶつかっていく。

北沢が美那子に何度も自分の気持ちを伝えたことや、事もあろう

にヤシロ社長に「K-2から戻ったら美那子さんをください」と直訴し

にいったり。ユカリの行動を見ていると、ほんとにそっくりだなと

つくづく思う。誰に似たんだろう・・・お母さんか・・・。(^^)

ネイルサロンに駆けつける奥寺は、途中でユカリに会う。

彼女は涙ながらに「・・・直接聞きたかった。お兄ちゃんのことも。

奥寺さんのことも。・・・しょうがないのよ。奥寺さんのことが好きだから!」

●かっかわいい~・・・!(T-T)

私が奥寺なら、これでもう、イチコロよ。

どうよ?!と奥寺の表情を見たら、相変わらず、言葉が出ず

立ち尽くす彼・・・。はあ~~。(ため息)

恋をしてしまった男性の心は動かせない?もうすでに心には

誰かが住んでいるんだから、どうしようもできないそんな感じだ。

奥寺はいつ恋をしたんだろう。

私の不覚は1話をちゃんと見ていないこと。

ビルの窓の清掃のとき、もう一目ぼれしてしまったのかな・・・。

ネイルサロンに行ったときにはもう好きだったと思う。

そして、ふいに手を触れられて本気の恋に落ちたのかな。

たしかに誰かに自分の一部を大事そうに触れられるのは、

なんでもないことのように思うけれど、心を動かす威力がある。

その人が孤独であれば、あるほど・・・。

美那子はあの時、知らず知らず、奥寺の心の孤独に触れること

ができたのかもしれない。触れることによって、お互いの孤独

という想いを通いあわせた。そして、彼の冷えきっていた血を

あたたかく湧き立たせた。そんな気がする。

「帰ってくると約束して」の指きりは、しらがみを持たず生きて

きた奥寺にとって、はじめての「お守り」のようなものだったの

かもしれない。生きて帰ってきたいと思う「気持ち」。

美那子に惹かれた理由は北沢と奥寺では完全に違うと思う。

あんまりちゃんと見てないのではっきりとわからないけれど。

ああ、残念だあ~。

そういえば、美那子は自分のネイルアートを見せて、彼に

「テーマは孤独」って言ってたなあ・・・。わざわざ、彼に。

私の心の中の孤独に誰か気づいて、ってことなんだろうなあ。

ユカリが去った後、美那子から電話が。

「彼女、あなたのことが好きみたい。大事にしてあげて。私たちは

敵同士。あなたと話すのはこれが最後よ」

「どうしてそんなことを言うんですか・・・」と奥寺・・・。

●ふたたび、立ち尽くす奥寺。

なんとなくピンとこないけれど、告白をされて、自分を好きだと

言ってくれた奥寺。その彼にはかわいいユカリという女性が

いるとわかった。私なんかより彼女を想ってあげて。敵の私を

想うよりずっと幸せになれる、そういうことなんだろうなあ。。。

でもそれを伝えることで、奥寺に一層闘志を燃やさせる結果に

なってるような・・・。古典的な三角関係じゃあないかい?(笑)

~~続きは明日。

好きなドラマだけに感想を書いていて、とても楽しい。

感想は、part3までの予定。

もうすぐオリンピックもあるし、ワクワク感はしばらく続きそう。

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2006年2月 1日 (水)

雑感~保険のCM、水曜ミステリー9などなど

最近、よくテレビを見ている方なのだけれど、

ここにきて、とても保険のCMの多いなあ~と気になって。

多分、医療保険も生命保険も、視聴者に語りかけ、内容を説明する

ものが多く、ふと耳を傾けてしまうために「またか・・・」と余計に思って

しまうんだろうなあ。

水曜ミステリー9は「黒豆コンビ」シリーズ。

熱血漢の刑事(大地康雄さん)と後輩刑事(村田雄治さん)が

難解殺人事件に挑む。

おもしろかった。人情味を前面に出した演出で、なかなか。

大地康雄さんって、無骨で、でも繊細でやさしいおじさんって

感じがにじみ出ていて、いい。他局で、糖尿病で食事制限と

闘いながら、事件を解決するという2時間ドラマのシリーズも

あってこれも好き。村田さんも同じイメージ、いつも見るたび、

こんな旦那さんならいいなあ~なんて思わせる人。

お正月恒例のドラマ、「スチュワーデス刑事」で主人公の刑事夫。

主人公の父親のお寿司屋さんで、マスオさん風に同居中。

お舅さんと楽しそうにご飯を食べている様子がとても癒される。(笑)

それとちょっと出てきた婦人警官。とても印象に残っているので、

パート3にも出てほしいな。

あと、藤谷美紀さん、いろんな2時間ドラマに出演されているけれど、

とってもかわいい女優さんだなあ~といつも思う。

清潔感があって、落ち着いていて。

色香も、派手さをともなわず、でもしっかり漂っていて、魅力的。

他局の三田村さんや中村玉緒さんと出ている京都のお茶屋さんの

シリーズものも大好き。

あと、中山忍さんも同じように好きな女優さんだ。

この水曜ミステリーは、水曜9時からだけれど、

同時刻にはじまるのが、テレビ朝日の「相棒」。

こちらも好きなので、どっちを見るかでいつも迷って仕方ない。

録画すればいいのだけれど、1話完結なので、見逃しても

来週に引きずらないと思うと、録画するのもつい面倒になってしまう。

これと「京都迷宮案内」は見逃すことが多くて残念。

こちらはまた、夜の8時からという時間帯が、見逃す原因で。

私は大体、習慣として7時から9時ってテレビを見ないのだ。

バラエティとか、クイズものが嫌いなので。(^^;

で、ついついテレビをつけないまま、9時を迎えたり、DVDから

テレビへと切り替えたりして、あらっと気づいてああ・・・とため息をつく。

このテレビ朝日木曜夜8時のドラマと、金曜深夜のドラマは、

私の中ではもう定番のお気に入り。

心ひそかに、ドラマはテレビ朝日と思っている今日この頃。

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