最近、また気分が滅入ってきたので、ぱあ~っと気分転換しようと、
普段は地元の美容室に通っているのだけれど、今回は都会の美容室に出かけた。
そこには以前カットしてもらっていた美容師さんがいるので、特別不安になることも
なく、狙いどおりの女っぽい髪型にしてもらって満足して帰ってきた。
★
ただ、そこで一つ、
20歳くらいの女性アシスタントさんと談笑していた時、
ふと、「お子さんはおいくつくらいなんですか?」と聞かれた。
一瞬、答えに詰まった私は、「子供はいないのお~」って答えてしまった。
★
余談になるけれど、
商店街の八百屋さんで「奥さん~、どう?この大根~」って初めて「奥さん」と
呼びかけられたのは、20歳半ばの頃だっただろうか。
その時、すでに結婚してる同い年の友人のことを思い浮かべて、
奥さんと言われてもおかしくない年なんだなと苦笑したものだった。
でも、実際の私は結婚をしてないのに、
「奥さん」といわれることにとても不満があった。(笑)
★
テレビで若いタレントさんが、よく道行く年配の女性を呼び止める時に、
「ちょっと、そこのお母さん~」と呼ぶことがある。
そういわれて、愛想良くみんな答えているけれど、中には、
「私、お母さんじゃない~」って反論している女性がたまにいる。
でも、年配の女性なら、大抵は主婦なんだから、「お母さん」と呼んでいれば、
間違いないって思ってる人たちは、その女性の小さな不満に気づくわけもない。
そして多分、私も同様に不満に感じるに違いない。
私が年配になって「ちょっと、ちょっと、そこのお母さん~」なんて呼び止められたら・・・。
絶対に無視してやるっっ(笑)と、心に誓っているのでした。
★
話はもどって、
都会の美容室のアシスタントさんに、
「お子さんはおいくつくらいですか?」と聞かれた私。
内心、子供もいないし、それ以前に、結婚もしてないんだけれど・・・と、
一瞬の間にモヤモヤと悩んだ挙句、
ととまどいつつ、
「独身なのよお~」って言ったら、きっとこの若い女の子は、
自分の質問が失礼だったと、私に余計な気を遣うんだろうなと、
こちらも変に気を遣って、ひとつだけ、訂正するにとどめた。
で、「子供はいないの~」って答えてしまった。
しかし、これじゃあ、結婚はしてるみたいな言い方じゃないかと、こっちの心は
ストレスがたまる一方・・・。(笑)
結婚してるなんて思われたら、恋のチャンスだって益々減るじゃない・・・。(笑)
まだ、年配になっていない私は、無視もせず、気を遣ってヘロヘロになってしまった。
★
当然、この年齢だと、こうだろうという先入観は誰にだってある。
私にだってありすぎるほどある。
★
そういえば、テレビに出てる、みのもんたさんはどの年齢の女性にも「おじょうさん」と
呼びかける。呼ばれた女性達は、私はもうおじょうさんじゃない年齢なのよ~って
思いながらも頬がゆるんでいる。
★
この「おじょうさん」っていう言葉、
実は誰がいわれても、気分のよくなる、反論する必要のない、
便利な言葉なのかもしれない。みのさんって実に頭のいい人なのだろう。
最近のコメント