春ドラマは、結局このドラマだけ見てた。
テレビ朝日の金曜深夜のドラマは、トリック以来ずっと見てる。
最近、テレビ朝日のドラマがおもしろい!!!
で、今回はその深夜ドラマの最終回。
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二人暮しの雨と父親。
ところが、海外に行った父親は、事故でなくなってしまう。
でも、残していく娘が心配な彼は、幽霊になって娘の元へもどってくる。
そして、2ヶ月。娘と暮らす。
彼に好感をもっていた友人達は彼の姿が見え、それ以外の人には見えない
という特性から起こるエピソード、そして、次第に娘のもとから去らなければ
いけない葛藤や、寂しさが描かれていく。
はちゃめちゃな軽い展開なのに、気づいたら泣かされていて、楽しませても
らったドラマだった。
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今日はほかに、武田鉄也さんの2時間ドラマも見た。
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それから、来週最終回らしい。タイガー&ドラゴン?
これは、すごく見たいとおもっていたのに、毎回見逃してとうとうほとんど
まともに見ないまま、終わりそう。
最初に2時間ドラマの時はみて、とってもおもしろかったので、連ドラは
要チェックと期待していたのに。
しかし、工藤官九郎?(字まちがってそう・・・)さんの脚本ってすごくおもしろい!
大好きになったのは、「マンハッタン・ラブストーリー」
特に、この4話目。最高!!
船越栄一郎さんがメインの回がめちゃめちゃおもしろかった!!!!
爆笑したい人は、この回だけでもレンタルで借りて見て欲しい。秀逸です!!!
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それで、タイガー&ドラゴン。
2時間ドラマのとき、とても印象に残ったことで、今でも時々思い出すことがある。
それは、伊藤美咲さんのキャラ。
東京の長瀬くんたちの街にある女性がやってくる。
その女性は幻のように姿を見せないけれど、次々と男性をだましていく。
その女性を探してつかまえてみようと、長瀬くんたちは彼女の足跡を追いはじめる。
が、真相は、彼女は青森のりんご農家のお嫁さんで、農作業が一段落すると失踪。
東京にやってきてはクラブなどで男性を手玉に?とっていた。
彼女は言う。。。。
東京に出始める前は、お姑さんの介護を懸命にしていた。
お姑さんはとても優しいひとで、彼女が世話をすると、いつもこんなめんこい、
気立てのいい、女の子に世話をしてもらって幸せだと絶えずありがたがってくれた。
でもそのお姑さんが亡くなり、年のはなれた夫は不器用な人で彼女に感謝の
言葉も、キレイだとか、かわいいとか、そういう言葉もいってくれない。
(夫によると、青森は寒いので言葉が少なくなるそう・・・)
特に女性として「キレイだ」と言われたかった。
ただ誰かにそういってもらいたくて、彼女は東京に出て、キレイに着飾った。
そして、ちやほやされた。が、しばらくするとまた自然が恋しくなって青森に帰って
いくという・・・そういう繰り返しが自分にとってバランスがとても良いのだと。
「お姑さんが、めんこいって言ってくれるだけで、私は満たされていた。でも、
お姑さんがなくなってそのバランスが崩れたの・・・」
なんか、これが・・・すごいなって思った。
だから心に残った。。。
相手が同性のおばあちゃんでもいい、ただ、かわいい、きれいって言われていたい、
というこの気持ちが、はじめは意外に受け止められた。女性でもいいの?って。
でも、掘り下げてみたら、相手が女性でもいいのだ。
誰かに自分のどこかを褒めてもらうこと。
それはとてもうれしいことだから。
キレイなんて言葉、女性なら尚更、言われたい。(笑)
あのドラマを見てから、時々これを思い出す。
そして、こんな視点からも脚本を描ける工藤官九郎さんってすばらしいといつも思う。
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