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2005年6月15日 (水)

水曜ミステリー9捜査検事・近松茂道(5)

今夜はテレビ大阪の9時からの2時間ドラマを見た。

この時間帯、TBSでは赤いシリーズのリメイク、

テレビ朝日では、はぐれ刑事などあったのだけれど、

私は、テレビ大阪のこの2時間ドラマ枠がお気に入りなので、こっちをチョイス!

おもしろかった!!力作って感じ。

あらためてタイトルを見たら、近松茂道(5)、

ということは、もう5作もシリーズがあるってこと?

はあ~、惜しいことをした。ほんとに力作なんで・・・。

お話は、まず、若いまじめな刑事が殺される。

彼をかわいがり、刑事の仕事を教え込んだベテラン刑事が捜査に乗り出す。

そこへ事件に興味を持ち独自に捜査する開始する検事(高橋秀樹さん)。

あくの強いベテラン刑事と、どこかひょうひょうとした検事のキャラが、

お互いを引き立てあって、結構、楽しい。

次第に、まじめ一筋と思われていた刑事の裏の顔が暴かれはじめる。

ベテラン刑事はその現実に打ちひしがれながら、検事とともに真実をめざす。

10時10分あたりまでで、ひとつの殺人事件の真相が明らかに。

そこまでで、お話としても満足だったのに、

10時15分あたりから、どんでん返し。

最後の30分で本当の犯人と、本当の真実が!

時計を見て、「まだ、裏があるんだなあ~」なんて思いながら、

登場人物を思い浮かべたけれど、これといった人がいない。

ほんとうにいなかった・・・。

まったく出てきたことがない人が犯人でも結構おもしろいかもしれないわ、

なんて思ったのだけれど・・・推理小説ではたまに邪道と言われながらも

ある手法・・・でももう一度、頭の中で登場人物を並べていたら、

「ああ~、あの人か・・・」と予想がついた。

でも、でも、でも、最後にこの人を犯人にするために貼られた伏線は見事!!

必要最小限って感じの伏線が中盤、細かく貼られていた。

あまりに細かいので、意外すぎる展開に、ほお~~っと感心・・・。

でも、犯人が明らかにされると、なるほど~っと違和感を感じない。

ということは、いい推理ドラマだったということ、ですな。(笑)

おもしろかった~~~!!

ところで、テレビ大阪、多分テレビ東京の作品?

水曜9時のこの2時間ドラマ枠。

どれも、結構な力作。

地味で、キャラをきっちりと描いていて、丁寧に作ってる感じがする。

キラッと光るドラマ、毎週この枠は楽しみ~♪

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